Xbox360 一言レビュー
LEFT 4 DEAD 2
- 一回のプレイで2000くらいゾンビを倒すアクションシューティング。
舞台が映画風というのがまたすばらしい雰囲気を出してる。武器になりそうなものはたいてい武器になるので、チェーンソーなどでバラバラゾンビを大笑いしながら量産できます。チュートリアルで仲間も撃てるので愉快。
玄関開けたら二秒でゾンビ。胆汁をかけてくるゾンビが非常に厄介。
イージーでも相当難しいので手榴弾が快適。手榴弾に群がるゾンビたちがシュール。
最高難易度だとダークカーニバル、ハードレイン、ザ・パニッシュなど、ゾンビラッシュは怒りを通り越してひたすら笑えます。
仲間との協力プレイが楽しい!
- (2015.10.31)
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End of Eternity
- グレネードはサッカーボールじゃねーぞ、ヴァシュロン!!
ゼファー、ヴァシュロン、リーンベルの三人の主人公をフルに使う特徴的なシステムを積んだガンアクション(公式にはRPGだが、少々違和感あり)。最初はとにかく、どのように戦えばいいのかまったく分からず、呆然とすること必至。マニュアルを読んでもさっぱり理解できないのは、私がクォーツを砕かれているせいでしょうか?
シナリオ序盤こそ難易度は低いものの、中盤以降を撃破するためには闘技場でのチュートリアルとかなり慣れが必要。レベルをいくら上げても、カスタマイズを怠っていると、すぐに勝てなくなります。
システムが分かってくれば俄然、戦闘が楽しくなってします。スクラッチでとりあえず削りまくってダイレクトダメージでトドメ、というのが基本なのですが、戦闘に深く関わるISゲージというゲージの使い方が難しく、インビジブルアタックなど便利なシステムに頼ってばかりだとすぐに枯渇してしまいます。このゲージを節約しながら、いかに効率よく敵を倒していくのか、それを考える戦略性がかなり楽しいです(最終的には通常攻撃の大事さを思い知るけど)。
肝心のシナリオは、かなり投げっぱなし。見た目はハードボイルド路線に見えるものの、実際には悪ノリ&悪ふざけした要素も多く、しかも肝心な伏線は脇役の台詞などでさらっと流すことが多いので、町の人との会話を面倒くさがっていると、伏線がまったく回収されずにワケわかめ。また敵も味方もヘンなキャラが多いのですが、これがまた愉快と不愉快のギリギリのラインにいる人が多く、笑えるときもあればちょっと胸焼けすることもあります。
あのエンディングはプレイヤーに色々と推測させるためなのかもしれないけど、ちょっと説明不足な気もするなあ。どうでもいいけど、サリヴァン、てめえはどこに手を回しているのだ?
よくも悪くも、トライエースのアクの強さが出ちゃったゲームですね。
- (2011.11.24)
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キャサリン
- 恋人キャサリン(Katherine)から結婚を迫られている32歳の冴えない男、ヴィンセントはある夜、別のキャサリン(Catherine)という女性とついつい肉体関係を結んでしまう。それ以来、ヴィンセントは「落ちる夢を見たとき、すぐに目を覚まさないとそのまま死ぬ」という悪夢に悩まされることになる……。
どろどろした男女の三角関係が繰り広げられるアドベンチャーと、悪夢の中で繰り広げられるシュールなアクションパズルを組み合わせたホラーゲーム。その販促用のポスターがエロ過ぎて展示できない、と販売店から苦情が来たという曰くつきのゲームです。アトラス、ペルソナチームの製作。
実力派の有名声優がぞろぞろ出てくるし、シナリオはいい意味で怪しくドロドロ。ヴィンセントの性格や設定なんか身近すぎて、まったく他人事じゃなくて笑いたくても笑えません。酒場で友人達と酒を飲みながらダラダラとたむろできるのが、難解なパズルが始まる前の箸休めにもなっていい感じです。
ところが、酒場から帰って悪夢が始まると、雰囲気が一片。トランクス一丁のヴィンセントを操り、足場が徐々に崩れていく塔をひたすら上に登っていくのですが、様々なギミックを駆使して道を作らないと登れない場所が多いわりに、たった一つのミスで詰みになる場合が思いのほか多いです。難易度Easyには、死んでも十手前まで戻れる救済措置がありますが、Normality以上はそれもなし。
また、襲ってくる敵に触れれば即LOVE IS OVER(= ゲームオーバー)。カメラの動きが悪く、制限時間もかなりギリギリに設定してあるので、難易度Easyでもかなり死ねます。特に後半の難易度が鬼なうえ、ブロックの位置がランダムで変わったりと、完全な運ゲーになってしまい、やる気がそがれてしまうのは残念。
(パッチで難易度「スーパーイージー」(Easyにお助けアイテムが追加された難易度)が追加されましたが、難しい人にはそれでも難しいかもしれない)
ストーリーはマルチエンディングで、予想の斜め上を行くエンディングもありますが、エンディング直前まで展開がほとんど同じなので、アクションパズルを克服できないと周回するのはかなり厳しいです。ストーリーは大人向けで、シナリオやアニメ、作中の雰囲気は非常にいいのですが、キャサリンのエロさに誘惑されて買った人は、ちょっと痛い目を見るかもです。
- (2011.11.24)
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MARVEL VS.CAPCOM 3 Fate of Two Worlds
- アメリカのマーヴルコミックのヒーロー達とカプコンの名物キャラが激突するシリーズの最新作。一応、対戦格闘ものの体裁を整えてはいるものの、思想的には完全にアクションゲームのノリ。
だから、本作(というかVSシリーズ)に対して「格闘ゲームとしてバランスが悪い」というツッコミは、はっきり言ってナンセンスです。このシリーズは、バランス調整とか牽制の醍醐味とか、そんな細かな思考はまったく無視して、ゴングと同時に大笑いしながらノーガードで殴りあうのが醍醐味なんだから。
「銃が効かなきゃ戦車を持ってくればいいじゃない」というが如く、「このキャラが弱いなら、強いキャラに変えればいいじゃない」という、身も蓋もない割り切り方こそが、このゲームを楽しむ秘訣。
だから、強いキャラと弱いキャラが見事に真っ二つに分かれるのは、シリーズの伝統にして名物。本作はマーヴル側にかなり強いキャラが多いので、カプコンキャラは苦戦を強いられますが、弱いキャラを使って成り上がるのが大和魂ってもんですよ。
バランス調整を放棄して勤しんだ結果、本作も演出関連はとにかく派手。有名キャラが画面狭しと暴れまわります。「チームエリアルコンボ」は、味方キャラクターが次々と入れ替わりながら派手な連続技を決めていくのですが、慣れてくると本当にこれがいつまででも決め続けることができます(ひどいときには、10秒近く攻撃し続けられます)。
また、Xファクターをうまく使えばほぼ全キャラで即死コンボ(か、それに近い威力のコンボ)が可能、弱足払いから相手体力を七割・八割もっていくのは当たり前、遠距離でビーム連発していればほぼ勝利確定、あからさまに特定のキャラが優遇強化と、誰だ、こんなもん作ったヤツは!!
(というか、Xファクターを発動してビーム系のハイパーコンボを連発するだけで、ほぼ削り殺せます。ビーム系の技の無いキャラはそうとう辛いです)
もう一度書きますが、これは対戦格闘ゲームではなく、対戦機能のあるアクションゲームです。一時期、オンラインがダンテとセンチネルで埋まりまくってたのも、マッチングがクソなのも、全て仕様です。マーヴル側のキャラの選別基準がかなり謎だし、プレーする人によっては開発者に殺意すら沸きかねないバランスなので、特に「対戦格闘の基本は牽制であり、練られたバランスの搭載は当たり前」と思っているような人は絶対に買わないでください。
- (2011.11.24)
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TRIALS HD
- Xbox LIVEアーケードで配信されている横スクロールのバイクアクション。岩だらけ、障害物だらけの大自然をバイクで失踪する「モトトライアル」をゲーム化。
題材が題材だけに、ものすごく複雑で繊細な操作を覚悟してプレイしてみましたが、操作自体は極めてシンプル。左スティックと左右のトリガーだけでなんとかなります。問題は「操作感覚」のほうで、ドライバーの体重移動がバイクの動きに大きく影響し、ステージの障害物に応じた本作独特の細かなテクニックが要求されるため、難易度はかなり高いです。
「モトトライアル」というわりには、難易度を上げるとステージが爆弾だらけとか、明らかにドライバーを殺しに来るうえに、普通では考えつかないようなテクニックを駆使しないと切り抜けられない場所が多いので、正直、かなり頭にくる(笑)。
トライ&エラー必須のつくりのため、リトライも非常に簡単(死んだらBボタン押すだけ)。オンラインランキングから上級者のリプレイを簡単に見ることができるので、難関の突破のヒントが掴みやすく敷居は高くないのがいい感じ。
また、バイクを爆発させてドライバーをフッ飛ばして距離を競ってみたり、同様にドライバーをフッ飛ばして何本の骨を折れるかを競うなど、脳のどこからアイデアが出てきたのか分からない、キテレツすぎるミニゲームがいっぱいあるし、エディット機能もあるので、意外と暇つぶしにも使えます。
とにかくやたら難易度が高く(普通にやってても確実にクラッシュ回数が4桁いく)、多少グラフィックはチープさも感じますが、1200ポイントという安さから考えれば間違いなく及第点以上。いや、佳作は意外なとこに転がってるもんですね。
- (2011.11.24)
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ぎゃる☆がん
- ある日、主人公のテンゾウは、ひょんなことから1日だけ女の子にモテモテになってしまう体質になってしまいます。しかし、この1日が終わってしまえば、残りの人生はまったく女の子にもてなくなってしまう!
意を決したテンゾウは、自分に告白しようと群がりくる女の子を見つめるだけで「メロメロ」にしてかわしながら、意中の女の子に告白しようと突き進む。……という内容のガンシューティング。
いやぁ、いわゆる「ハーレムもの」は、「恋愛モノ」と言われるジャンルの中でも鉄板の人気を誇りますが、それをガンシューティングにしちゃおう!などと思ったのは、アホみたいな天才か、天才レベルのアホかのどちらかだと思います。
さて、テンゾウはいわゆる「弾丸」のかわりに「眼力」でもって襲いくる女の子を撃墜していくのですが、女の子一人ひとりに「弱点(いわゆる「うふ〜ん」なアレ)が決まっており、そこに弾丸を撃ち込むと「エクスタシーショット」として一撃で落すことができます。また。ドキドキボムを命中させると、女の子一人を集中的に調教できるモードに入り、集中的に「昇天」を狙いやすくなります。
ストーリーに絡むメインヒロイン以外にも、テンゾウに言い寄ってくる(敵キャラ扱い)の60人以上の女の子全員にプロフィールが設定されているなど、変質的なまでに凝った設定が素晴らしい。
(当サイトとしては、キャラにスリーサイズを設定するなら、身長も設定して欲しかった。「女性キャラクター バストサイズ計測スクリプト」にデータが収録できないし)
ただ、設定と外見だけなら完全なイロモノながら、ガンシューティングとしては実はかなり骨太なつくりで、やりごたえはあります。難易度は高いです。
- (2011.11.17)
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FIFA09 ワールドクラスサッカー
- 「ウィニングイレブン」とは別路線で突き進む、EAのサッカーゲーム。
収録された選手やチームの数が膨大。とにかく膨大。しかもユニフォームが本物で、名称や人名も全部実名ってんだから、分かる人にはたまらないゲームかもしれません。
何と言っても、10人対10人のネット対戦を本当に実現させちゃった英断に拍手。よくやろうと思ったよな。
どんな環境でもネット対戦ができるようにとの配慮から、最初から重く作ったのかもしれませんが、とにかく動きがもっさりしているのが最大の難点。
また、システム周りが「ウィイレ」と比べると物凄く使いにくいので、その点は覚悟が必要。あと、ゲームが進まなくなるバグが非常に多いのも困る。
グラフィックも素晴らしいが、はっきり言って、顔は似てない人が多い。
- (2010.01.10)
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H・A・W・X
- 大人気アクションの「トム・クランシー」シリーズがめでたく登場から10周年を迎えました。気合入りまくりの本作は、シリーズ初のエアコンバットだオーイェー!
以上、終わり!
……すいません、駄目ですか。
いや、こだわりまくって表現された実在の戦闘機で、迫力のドッグファイトを演じるのはいいのですが、とにもかくにも、全然弾丸が当たりません。
攻撃方法は簡単に言えば「目標をセンターに入れてスイッチ」なんですが、「目標をセンターに入れて」というこの部分がすでに激ムズ。よしんば入ったとしても、その時間はほんの一瞬。発射ボタンを押す前にもう相手はサイトから出てしまっています。
気付けば操作を誤って墜落炎上で即死(たぶん)。
徹底的にリアリティーを追求するのはいいのですが、私のようなヘボパイロットでもついていけるようなお助け要素が何か欲しかったところ。
- (2009.09.10)
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真・三國無双5 Empires
- このシリーズを見るたびに、「ちまちまちまちまセコイ商売すんな」と思ってしまうのは私だけでしょうか?
もうすっかりおなじみの、三国志の英雄を操って好き勝手絶頂に暴れまわるコーエーのワラワラアクション。いったい何作目になるんだ、これ?
作品ごとにちょくちょくシステムや攻撃手段が変わっているようなんですが、結局、テキトーにボタン連打で全て乗り切ってしまう私には、PS3の「無双OROCHI Z」なんかとあんまり差がわかりません。こんな私でごめんなさい。
相変わらず爽快感は抜群ですが、強い武将とそうでない武将との間に、同じ人類とは思えないほどの差があるので、あまり深みはないですね。
あと、争覇モードはなんとかならんかったかな?
カードゲームみたいな内政モードは妙に制限があったり、せっかくの結婚や義兄弟イベントも薄っぺらくて、存在意義不明。
相変わらずの面白さはありますが、飽きるのは早いかもなあ。
- (2009.09.10)
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コール・オブ・デューティー4 モダン・ウォーフェア
- グラフィックの美麗さと、研究を重ねた戦場描写で定評のある「コール・オブ・デューティー」シリーズの4作目。
本作は評価の高い「Infinity Ward」が開発を担当したことで、特に評判が宜しいご様子。
今回は、舞台をこれまでの第二次世界大戦から、現代戦にシフトしています。もしデキが悪かったら、この決断も非難の的となるのでしょうが、舞台が変わろうがハマれるものはハマれるのだと言わんばかりに、不自然さを感じさせないのはさすが。
相変わらずグラフィックは素晴らしく、戦場独特の空気すら感じさせてしまう迫力やサウンドは超一級。
ストーリーも一級品で、ぐいぐい引き込まれます。ヘリを叩き落しながら大笑いしたり、けっこう無茶も効いたりします。
惜しむらくは、オンライン専用で製作されたためか、オフではボリューム不測はいなめません。ストーリーも意外にサクッと終わってしまいます。あと、演出が飛ばせない点もちょっと気になった。
本作をプレイするなら、オンライン環境は必須。オンとオフを交互にプレイすると、かなり長いこと遊べるでしょう。
実績解除は厳しいですけどね。ベテランの「オッコンメラー×100」とか鬼か貴様は。
- (2009.09.10)
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ミッドナイトクラブ:ロサンゼルス
- 警察の追跡から逃走しながら、ロサンゼルスの街中で公道レースを繰り広げる、いかにもエレクトロニック・アーツが好きそうなスパイクのカーアクション。つーかレースか、これ?
やりたい放題なのは運転だけではなく、車のカスタマイズも、ペイントだけでなく車内の部品にいたるまで自由自在で、これにハマッたら二〜三時間はすぐに経ってしまう中毒性がある。実在のメーカーのパーツがいっぱい登場するので、それこそ知識がある人なら、自分の欲望のままに好き勝手絶頂にいじれる快感に、思わずブラックアウトを起こすんじゃなかろうか。
言われているほどグラフィックが極端に美麗だとは思わないけど、オープニングのムカつくアメリカンジョーク(笑)などのゲーム中の雰囲気はいい感じ。また、ロサンゼルスの街中(行ったことが無いのでどこまでリアルかはわからんが)を車やバイクで高速でスッ飛ばすのが単純に気持ちいいです。
街中をブッ飛ばすついでに歩道に突っ込んでみたら、ロサンゼルス市民って、暴走車を避けるのが超人的に上手いのね。市民全員がサーカスみたいな体捌きで飛んだり走ったりで、誰一人轢けませんでした。ロサンゼルスの市民はバケモノか。
ただ、あくまで運転感覚はラジコンで、また(私の腕がヘボいだけかもしれないが)やたらスピーディーに逮捕されてしまうので、心のそこから暴走を楽しむ、という暇はありませんでした。スマヌ。
普通にプレイしていると微妙にお金を貯め辛いので、効率よく金を貯めるのならデリバリーミッションがお奨め。
あと、たまにフリーズする?
- (2009.06.30)
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ストリートファイター4
- 断言する。スト4で一番エロいのはエドモンド本田だ。
アーケードで発売された人気格闘ゲームの家庭用移植版。
アーケード版でのレビューでは
「「ストリートファイター2」と「ストリートファイターEX」の移植版」
と書いたが、移植にあたってさくらやダン、ローズなどの新キャラが加えられ、
「「ストリートファイターZERO3」と「ストリートファイターEX」の移植版」
となった。
私が基本的に家庭用ゲーマーということもあるだろうけど、アーケード版よりも必殺技などが出しやすいように感じた。ジャンプ強キック 立ち強パンチ 昇竜拳 昇竜裂破、と、ガチャプレイでも簡単にモリモリつながるので、爽快感はかなり高い。
また、アーケード版ではかなり濃い目に感じたグラフィックも、家庭用ではそう気にならなかった。これはディスプレイの違いかもしれないが、移植に際してかなり描きなおされたグラフィックも多いので、違うところを探してみるのもいいかもしれない(ただ、キャラ選の絵は相変わらず怖い。追加キャラのさくらは、「天上天下」辺りからのゲストキャラみたいになっちゃっている)。
隠しキャラクターを含めてアレンジコスチュームがあるのですが、さくらのそれ(ブルマ+胴着の上だけ)は、「カプコンvs.SNK2」のカラーエディットで生脚にされちゃったユリを思わせるものがあり、ごく個人的にドツボでした。
家庭用とアーケード版の違いは、ロードがやや長めなことと、ストーリーモードのキャラごとのオープニングとエンディングが、なんとアニメーションになったこと。
カプコンのゲーム内のアニメというと、アニメ映画「スト2」からこっち、わざわざ需要が無いところばかり狙ってるような絵柄だが、今回もまた論議になりそうな微妙な絵柄を採用している。「元やザンギエフを無理に萌えキャラにしろ」とか言うつもりは無いが、どうせならもうちょっと万人受けを狙ってみても良いのではないかと思うのですが。
- (2009.06.30)
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Fuzion Frenzy2
- ストーリーだけなら、いかにも肉体言語が炸裂する超兄貴たちの狂演を想起しそうですが、実際は単なるミニゲーム集です。
「単なる」とはいっても、その数は40種類もありますし、選べるモードもツボを抑えた三種類あり、なかなか極めようと思うとそれなりの腕を要求されます。パーティー用のゲームとしては、充分に合格点。ミニゲームはどれもスピーディーですいすい遊べるし、ポイントカードの使いようによっては一発逆転も充分可能。
あくまでミニゲームですので、何十時間もテレビにハリツケになって徹夜したりとか、実績解除のために口から血を吐き骨が折れるまで拳を握り締めたりとかしてまでプレイするものじゃないですけど、暇つぶしに「アクアゾーン」を立ち上げるよりは楽しめます。
日本では印象も売り上げも地味でしたが、アメリカでは前作に続いて大ヒットしたそうで、ライブに繋いでも極まった外国人しかいないです。日本人皆無。
もちろんパーティー用ですから、一人でやるよりは大人数でプレイしたほうが楽しめるのは当然ですが、オンラインでは総じて、強者が弱者をボッコボコにいたぶる焼肉パーティーになりやすいので、その点だけは注意してプレイしましょう。
- (2008.05.10)
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ナインティナイン・ナイツ
- うーん、発売前からけっこう話題を振りまいたゲームだったんですが……。
結論から先に述べてしまうと、物凄く作りが荒いです。ぶっちゃけ、「これ、製作途中のα版と違うの?」というのが正直な感想。
発売前から比較されていたように、システムは真・三国無双に比較的似ています。バッタバッタと敵を薙倒すアクションなんです。
が。とにかくまぁ、画面がごちゃごちゃしすぎ。
乱戦になる割りに敵味方をの判別がしにくい、死んだ敵がすぐに消えずに残ってしまう……このあたりは、テストプレイしてりゃ、すぐに気付くと思うんだけど。
また、折角のアイテムが取れない場所に出現することも多い、オーブスパーク(必殺技)中にイベントが挿入されると必殺技の効果が強制キャンセルされるのにゲージだけは消費する、など、このあたりもテストプレイの不足を如実に物語っています。
ストーリーやキャラクターも非常に薄く、説明不足・掘り下げ不足の感は否めません。
確かに、グラフィックは大変美麗でサウンドも素晴らしく、そのあたりはXbox360のマシンパワーを感じさせてくれます。それだけに、内容が着いていけなかったのが非常に残念です。
- (2006.05.24)
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テトリス ザ・グランドマスターエース
- これだけ長く遊ばれているシリーズなんで、もう語ることがないのが残念。グラフィックは際立ってキレイで中毒性も高いので、暇つぶしには持って来いですが、さすがに他の機種で腐るほど出ている「テトリス」を暇つぶしのために合計4万円以上出して本体と一緒に買うには、ちょっと高価かな。
アーケード版では、ブロックが着地したあとも少し動かせるんですが、本作では何故か着地したらいきなり固まるので、プレイ感覚が新鮮といえば新鮮ですが……。タイム設定もけっこうキツく、これは評価が分かれそうな予感。コントローラーがテトに向いてないんじゃないかなぁ。
またターゲット、イレイサー、レベルスターという隠し要素もあるにはありますが、名前の割りに大したモンでもないので、期待するとちょっと肩透かしを食らうかも。
XboxLiveでの通信対戦が(オフラインよりも明らかに)面白いので、この環境があるなら買ってもいいかもしれませんが、正直あんまり人いませんので、その点は注意。
テトリスの版権を管理する「テトリスカンパニー」の華々しい「暗躍」もあり、「1機種1テトリス」「テトリスは全部1仕様」なんていうヘンテコな取り決めが存在する現在、今移植しないとホントにどの機種にも永久に移植されない可能性があった本作。
誰でも知っている超定番ソフトをローンチタイトル(本体と同時発売のソフト)に持ってきたマイクロソフトの意気込みは買うけれども、もうちょっとヒネっても良かったような気がしますね。150ライン即落ちはちょっとキツイよ。
ところで三原さん、酔っ払いとケンカして入院したってホント?
- (2006.09.18)
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通信対戦麻雀 闘龍門
- さて、本作はもともとアーケードで人気だった、通信対戦機能を備えた麻雀ゲームの移植版。現行のマシンの中ではXbox360は通信機能の強さでは突出しているので、この移植は正解だったかもしれません。
アーケード版は未プレイなのでなんとも言えませんが、一発大逆転が可能な「割れ目モード」を搭載しているのが本作の面白いところ。対戦前に席と「割れ目」が決まり、「割れ目」の席では勝とうが負けようが得点が二倍に。負けてしまうと一撃で廃人決定ってわけで、鉄のグローブつけてノーガードで殴りあうボクシングみたいな様相を呈しています。
どことなく「アカギ」に出てくるトチ狂ったルールの「鷲巣吸血麻雀」と同じ雰囲気を感じてしまうのはなぜでしょうか(もちろん、「割れ目」ルール無しでのプレイも可能です)。
コンピュータ三人相手の一人プレイも可能ですが、本作をやるならオンライン対戦をやらなきゃ絶対損です。はっきり言って、この通信対戦のほうが本作のキモであり、一人プレイはおまけです。「むこうぶち」の、裏プロの卓に混ざってしまって知らず知らずのうちにカモにされてる一般人みたいなもんです。
この通信対戦モード、公式大会、自由対戦、ランキングなど、非常に遊べるメニューが豊富。更に公式大会では、プロ雀士や芸能人が参加することもある大きなイベントが頻繁に開催されており、飽きさせないサービスは頭が下がります。
ただ、麻雀部分が凝っているだけに、セーブ機能に欠点があるのが残念。なんかバージョンアップするたびにバグは解消されているようなのですが、そのたびに待ち時間が増えているようで、頭にくる場面も。
また……これ言っちゃって良いのかどうだかわかりませんが、……正直、人がいない時が多い……ような気がする。30分以上待たされることが普通にあります。CPUが全く空気を読めない仕様なので、やるならきっちり四人で卓を囲みたいのですが、その「四人が集まる」というのがまた大変。
ここらへんが、世界中で繋がる「クロムハウンズ」なんかと違い、Xbox Liveを日本限定でやる時の最大の敵かもなあ。
- (2006.09.17)
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スペクトラルフォース3 イノセントレイジ
- ジャンルはシミュレーションになってますが、どっちかというとシミュレーションRPGに近いですね。今までのシリーズとは少々違った印象を受けますが、外伝からメイマイ騎士団が参戦したりと、なかなか賑やかです。
異世界ネバーランドが舞台。傭兵として様々な任務とイベントをこなし、強制任務を解決することでストーリーが進む方式。傭兵として参加した国を助け、世界統一を目指せ!
キャラクターデザインは今風でオープニングアニメも非常に綺麗です。
……が、残念ながら内容そのものは、シリーズが進むごとに質が下がっているような気がしてなりません。
今回も、バトルがなー。「フォース」じゃなくて「クロニクル」方式を採用したことで萎え。やりようによっては、もっと面白く出来そうなシステムなんですが……三竦みシステムじゃ駄目なんでスか?
必殺技とかド派手でいいんだけど、それだけじゃもう売りにならんしねぇ。
ゲームは「SLGパート」「任務受注」「戦闘」「イベント」の四つから成り立っています。
舞台が戦国状態のネバーランドなんですが、任務を受ける相手を自由に選べるのが大きな特徴。レベルが上がるにつれ任務の重要度も上がっていき、国家の存亡を掛けた任務にも参加できるようになります。
登場キャラクターが多いし、各パートがテンポよく続く為、余計に戦闘パートのタルさが残念。
- (2006.08.23)
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カメオ エレメンツ・オブ・パワー
- 開発自体はかなり前から行われていたゲーム。最初はゲームキューブ用に開発されたんですが、開発のレア社がマイクロソフトの参加に入った為Xbox用に変更、更に開発が伸び、Xbox360用ソフトとしてようやく日の目を見ました。
最初に情報が出たのが2003年ですから、実に発売まで3年かかったことになります。
どちらかと言えば、謎解きメインなゲームですね。
主人公カメオは、エレメンタルモンスターに変身できる能力を持っていて、状況に応じて変身を使い分けて面をクリアしていきます。
変身できるモンスターは10種類。その基本能力・移動能力から特殊能力、属性まで違うので、状況に応じての使い分けは必須。というか、これを知らないと絶対クリアできません。
中には、複数の変身を細かく切り替えながら組み合わせないといけない場所もあり、アクションの腕以上に頭の回転を求められます。当然の如く、そうとう忙しいです。
変身自体はボタン一発で行えるので便利ですが、忙しいのは頭のほう。なにをどうやればいけないかの判断が瞬時求められる為、かなりアドリブが要求されます。ヒントが豊富なのが、救いといえば救いですが。
変身するエレメンタルモンスターは成長させることができ、スコアもあるなど、ヤリコミ要素は充分にあります。グラフィックを含めたアクションとしての質はかなり高いです。
しかし、これは洋ゲーの宿命でしょうが、キャラクターデザインが地獄の極卒一歩手前です。
主人公カメオは女性ですが、露出度が高いのが逆に精神的ダメージになるイタい仕様。そのカメオが変身するエレメンタルモンスターは、文字通りの意味での凶悪モンスターです。
残念ながら感情移入が致命的に出来ないという凶悪な欠点のある本作、そんなこと関係ねーや!って方は、やってみても損はないでしょう。通信対戦も可能だしね。
- (2006.08.23)
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KANE & LYNCH ; DEADMEN
- おっさんの、おっさんによる、おっさんのためのアクションシューティング。
渋い世界観、スピーディーな展開、わかり易いシステム、おバカなAI、超いい加減な銃の照準など、実際のところかなりアバウトな作りですが、それもこれも短時間しかプレイしないおっさんむけだからか。
間違いなく「アメリカのおっさん」向けだと思うけど、
それでもGTAもビックリするほど色々できるし、リンチのおっさんがキまくりやがってなかなか面白いので、けっこう白熱できます。
細かいことをツッコみながらとか、深く考えながらだと、とてもじゃないけどプレイできません。理性ではなく、感情でプレイするゲームだと言えば、分かって頂けるでしょうか。
ワーッと始めて、ワーッと暴れて、適当に指示を出して、ワーッと殺して、理不尽に殺されて、スッとやめて酒飲んで寝る。そんな感じですかね。
ゲームクリアは目的にしないほうがいいです。クリアしたら、二度とやらないと思うから。
- (2009.02.01)
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ソウルキャリバーW
- あかん、こりゃあかんでえ。PS2版の前作も、ちょっと残念なデキでしたが、今回はそれを上回るヘボさ。
というか、シリーズ中、最低の作品(断言)。
ストーリーモードが手抜き過ぎ。シリーズ通して糞仕様なCPUの動きは今回、さらに糞。キャラクタークリエーションが前作よりさらにヘボい。タワー・オブ・ロストソウルズは存在の価値がまるでない。オンの仕様の劣悪さは、普通の人間では考えられない。
ダウンロードコンテンツで一儲けしてやろうという魂胆のみが見え見えで、しかもとりあえず見栄えを良くするために、露出度の高い女性の新キャラとスターウォーズのヨーダを入れてみたけど、ホントにそれだけ。
シリーズを進めるたびに、どんどんダメになっていきますね。シンプルな「バトルファンタジア」のほうがまだ遊べる。
スタッフの小遣い稼ぎのための粗悪な作品。ナムコに、著作権に寄りかかって粗悪なゲームを作るバンダイの悪玉菌が感染しちゃてるんでしょうかねぇ。
- (2009.02.01)
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RAIDEN FIGHTERS ACES
- アーケードで一世を風靡したシューティング「ライデンファイターズ」「同 2」「同 JET」のコンプリートセット。中途半端なリメイクはなく、三作品を当時のままガチ移植しています。
さすがに1996〜1998年のゲームの「そのまま移植」なので、古さはいなめない! ……と思ってたらそうでもなく、意外と新鮮かつ懐かしくプレイできました。やはり私はドット世代のゲーマーなのかねぇ。
それもこれも、もともとのゲームがスピーディーで良くできていることと(ゲームのキモはグラフィックではない)、とにかくひたすらプレイしやすいように、偏執的なまでに環境にこだわっていること(文字は大きく読みやすいし、設定できるオプションがかなり豊富)など、移植というものをよくわかっている移植。この辺、下の「式神3」と共通するプロフェッショナルの仕事。
三作とも、手軽にサクサクプレイできるので、発売当時の郷愁がなくても楽しめます。とはいえ、おまけDVD収録の「極めプレイ」には驚きまくりですが。
手軽な分、「リメイクなくして何が移植か!!!!」という方には向かないかもしれません。また、システム上、純正のコントローラーじゃ、ちょっとやりにくいですね。
- (2009.02.01)
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式神の城3
- 人気シューティングゲームの、まさか小夜が死んだことにされているとは思いもしなかった三作目(小夜はザサエさんと融合)。
アーケードからの移植だが、出荷された二つのバージョンを両方収録しているあたり、移植ということをよくわかった上での移植だな、と。
全体的に派手さと弾幕に走る傾向にある(と私が思っている)昨今のシューティングの流れに逆らうような正統派。そして相変わらず高難易度。ド派手なキャラクター関連の演出に対して、システムはストイックそのもので、少しアンバランスを感じる。
キャラクター設定主体のゲームだが、キャラによって攻撃方法がガラリと変わり、更に一式と二式でも変わるので、かなり長いこと遊べる。
ステージ間やボス前のキャラクターデモは、シリーズ屈指の賑やかさ&バカさ。特にロジャーとミュンヒハウゼンの組み合わせは、三日くらい笑える。世界忍者は、前作はもうちょっとストイックなキャラだった気がするのだが、お姉さま。
前作に比べてコミカルタッチになっているものの、ほぼ全キャラをクリアしないとストーリーがさっぱりわからない。また、ヘンにシリアスな設定を背負うキャラがまぎれているので、コミカルに徹し切れていないのも残念。
相変わらず表に出てこない裏設定が山盛りだし、ストーリーの関連上、設定の変更もあるので、前作を遊んでいると少し馴染みにくいところもある。ただ、2P協力プレイ専用のデモを1人プレイでも見られるドラマチックチェンジモードの仕様は、極めて親切。
演出ではないが、グラフィックは少しキツイ。360でD3はないだろう……。
- (2009.02.01)
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ロストプラネット コロニーズ
- オンラインで楽しむことを前提に作られた追加ディスク。ボリュームを考えると、はっきり言ってフルプライスでの販売は詐欺。
オフラインのみでは殆ど前作と同じ内容なので、オンラインをする気が無ければ買う意味は無い(そんな人は最初から買わないか)。
AKハンティングなどの新モードは面白いものの、適当さが目に付き、バランスの悪さも相変わらず(微調整はされているが……)。様々な意味で中途半端だが、熱中度そのものは相変わらず高いので、独特のやりにくさを克服できれば、かなりハマれる。
ただし、オンラインに独りで挑むのは自殺行為。必ずフレンドを誘いましょう。
PCとのクロスプラットフォームは完全に失敗だと思う。あのマシンガンはなんとかならんか……。
- (2009.02.01)
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バトルフィールド バッドカンパニー
- ついに「バトルフィールド」にもスタンド能力が(以下、妄言のため削除)。
ほぼオンライン専用ゲー。オブジェクト破壊が面白すぎて、しばし時を忘れてしまう。金塊破壊/防御システムなど、従来のFPSから脱皮しようとする明確な意思が見えるのはGOOD。
武器の数と選択肢が大幅に増えたのもいい感じ。とにかく遊び方や戦法がいくらでもあるので、協力プレイが楽しめれれば、かなり遊べる。マップの数が少ないので、今後のDLCに期待。
残念ながらオンラインに力を入れすぎたせいか、オフラインはかなり悲惨。特に仲間AIの史上まれにみるバカさ加減は、前作から一向に進化なしで、かなり閉口。
敵がとにかくプレイヤーしか狙ってこない上に、味方はロボトミー手術に失敗したのかと思えるようなアリサマで全く役に立たず、兵士とは戦場では常に孤高の存在なのだと思い知らされる。
また、オンラインも完璧というわけではなく、エレクトロニックアーツは相変わらず独自サーバーに拘っているおかげで、ひどいときは本当にラグがひどすぎるので、とてもじゃないがまともにプレイできない。
いい加減、XboxLiveサーバーを使ってくれないものか。
- (2009.02.01)
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バトルファンタジア
- 剣と魔法のファンタジー系格闘ゲーム。
とりあえずプレイしてみての感想は、「新しいジャンルとカッコいいキャラを思いついたけど、格ゲーの新しいシステムを作る技術は無いので、他のゲームからシステムはパクリました」……と、ひどい書き方だがそんな感じ。
「ギルティ・ギア」のアークシステムワークスの作品なので、独自の完成された技術や思想があるはずだし、新しい環境を生み出す力もあったと思うんだが、なんで「スト3」にしちゃったのか、よくわからない。ブロッキングが簡単なのはいいんですけど。
ただ、どこかで見たことがある要素ばかりなので、なにかしら格闘ゲームをプレイしていれば入っていける間口の広さは特筆。新しいものは無いかわりに、シンプルならばシンプルなりに纏められているので、サックリとプレイできるし、キャラもよく喋る。
バランス的にあまり深く作りこまれておらず、強キャラは本当に圧倒的な強キャラだったりするので、ヤリコミにはむいていない。
一言で言うなら、良質な暇つぶしゲー。
- (2009.02.01)
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トラスティベル ショパンの夢
- 確実に、史上最低のRPGの一本。
どれだけシステムが優れていても、RPGのキモはやはりストーリー。これがダメなRPGは必ずクソゲーということになるわけですが、この「トラスティベル」は、その典型的な症状例。
まさか21世紀に入ってのRPGで、「グランディア3」以下のシナリオを目にする日がこようとは、思いもしませんでした。人間の人生なんてわからんもんです。
ショパンをモチーフにしているだけあってBGMは統一されており、戦闘も面白い、お金も親切にガバガバ入ってくるから貧乏になることも無い。「遊びやすさ」という点を丁寧に考慮されたシステムは、他のゲームよりも確実に高評価です。
が、それでもこのゲームにポイントをつけるとしたら、3×10-16とかそんな点数になります。
本作を短文レビューにしたのは、書くことが無いからじゃありません。書きたくないからです。
エアーキッスで始まり、確実に何も考えずに、思いついたまま突っ込み続けたであろう、わけのわからないイベントの連続をようやく切り抜けたら、例えようがないほど不快極まりないエンディングの説教。
ショパンである必要が全く無い上に、独自解釈も頭が悪すぎ。ゲームを作るのに一番大切なことは「削る勇気」だとどこかで書きましたが、そんなもん本作中のどこにもありません。もう「支離滅裂」としか言いようの無い苦行の果てにあのエンディングですから、「これ書いたヤツ、頭がおかしい」とか言われても仕方がないかな、と。
本作の総スカンを食らってか、プラットフォームをプレイステーション3に移してバージョンアップ版が出ましたが、やっぱり総スカン食らってました。
修復しようがなかったってことでしょうか。
- (2009.02.01)
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エブリパーティ
- 個人的に、パーティーゲームとかボードゲームとかには、いい思い出がありません。古くは「1999」とか「学級王ヤマザキ」とか、楽しめたものに当ったことがないんです。
まあ「桃鉄」シリーズにもあまりハマれなかったので、もともとこのジャンルには向いていないのかもしれないと思ったり。
で、この「エブリパーティ」です。
ちょっとプレイ中の画面がゴチャゴチャしすぎかな、とも思いますが、目に優しい色調で統一してあるので、長時間のプレイが苦になりません。また、さくらももこデザインのキャラクターには、アクもないけど嫌味もなく、これもプレイに左右しないのは好印象。
ミニゲームやマップは多く、仕掛けも良く練られているのですが、いかんせん基本ルールがただのスゴロクで、ルーレットを回して移動して早くゴールした方が人が勝ちと、恐ろしくシンプル。これなら、わざわざテレビゲームにしなくても良かったんじゃない?
また、「長時間のプレイ」と書きましたが、ロード時間が異常に長く、メッセージスキップが出来ないなど、そんな気がなくてもイヤでも時間がかかります。もともと時間がかかるこのジャンルのゲームで、さらに強制的に長時間プレイを強いられるのはちょいキッツいなぁ……。
キャラクターカスタマイズもセンス悪すぎて素通り確定だし。
実はこのゲーム、製作したのは元カプコンで現ゲームリパブリックの岡本吉起氏。言われてみればらしいっちゃらしいけど、360タイトルの中でも群を抜いて悲惨な売り上げ(初週の販売本数がなんと641本)だった本作の結果を見て、氏はどんなルーレット回すんでしょうかね(意味不明)。
ああ、やっぱ私はこのジャンルには向いていないのかも。
- (2006.09.15)
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Aqua Zone
- これまた長い歴史を持つ、魚飼育シミュレーター。テレビをそのまま水槽に見立て、美しいグラフィックで描かれる魚の回遊を見て癒されましょう。要するにアクアリウム生成キットね。
……え〜、正直あんまり書くことないんだよね〜、このゲーム。というか、ゲームかこれ? 水槽を作った後は、やることは餌を与えることと水質のチェックのみ。なんだけど、育成の難度はちょっと高め。
同時発売のPC版に比べると圧倒的に安いので、買う気があればこっちのほうが良いんだけれども、そのぶん、物凄くボリューム不足は顕著。飼える魚は14種類しかいないし(やたらクマノミが多いのは選別者の趣味か?)、アイテムも少ないです。水槽は大きいのですが、一度に入れられる魚は20匹程と、ちょっと水槽の大きさに負けてるような気がします。
XboxLiveで新アイテムや魚をダウンロードができることがウリですが、そうでもしなきゃこのボリュームで3990円は高いよ。これでダウンロードが課金でもされたら、ちょっと割に合わないです。
360をこのためだけに毎回立ち上げるのも少々面倒。やっぱり、PC版のサブウィンドウでぼーっと眺めてナンボだね、このシリーズは。
- (2006.09.25)
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天外魔境ZIRIA 〜遥かなるジパング〜
- 新たなシステムとストーリーで完全復活!
あー、正直、これほどXbox360で発売する意味が疑問なゲームも珍しいです。PS2でいいじゃんよ。
リメイク度の高さは2以上で、3のようなロード連発もありませんが、なんともいえない古臭さはどうしても拭えず。
戦闘が派手でキャラが個性的(絵柄に拠る部分が大きいが……)と、いいところもあるんですが、カメラワークが最悪(妙に圧迫感がある)、街やフィールド上での操作感覚が非常に悪いなど、練りこみ不足の感が否めません。
モンスターに属性が設定されているのも今時は珍しくないし、召喚獣を用いたシチュエーションも、他に良いゲームがたくさんあるので、特筆すべきことじゃないしなぁ。
「新たなストーリーで〜」とキャッチコピーにはありますが、要は「PCエンジンの時に描ききれなかったストーリーをより詳細に描いた」といったところで、「新たな〜」というのはちょっと誇大広告かなと。
要するに、新しい技術を存分に用いた、非常に古いセンスのRPG。坂本龍一氏が手がけた楽曲が飛びぬけて良い為、余計にバランスの悪さを感じてしまいます。
17年前に元祖をやりこんだ人なら新たな感動に浸れるかもしれませんが、新作RPGとしてプレイするのは、ちょっと厳しいかも。
- (2006.08.23)
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