元ネタと余談


隠しクラス(Lv.1)



椋鳥

GRAY-STARLING

元ネタ
サキュバス(「ロード・オブ・バーミリオン」) + モリガン・アーンスランド(「ヴァンパイア」)
解説
 ゲーム雑誌なんかに載ってた業務用のカードゲーム「ロード・オブ・バーミリオン」の紹介記事で、読者へのナビゲート役をしていた「サキュバス」のあまりのブッ壊れっぷりから、思わず作ってしまったクラス。
 少年少女も見ているであろう雑誌で、「淫乱だから何も知りません」とか「淫乱だから脱ぎますね」とか、よくやれたよな(笑)。
 サキュバスらしい気まぐれな性能のクラスにしようとした結果、なぜか攻撃を受けてMPを回復、というドM性能に落ち着いてしまいました。
 自動発動スキルの「エキサイトキッス」は、「ロード・オブ・バーミリオン」での「サキュバス」のカードが持つ同名の特殊技ほぼそのままです。
 もう一つの元ネタであるモリガンは、攻撃時の台詞で登場。
 ちなみに、サキュバスもモリガンも、どっちも要するに「淫魔」なんですが、いくらなんでもクラス名でデカデカと「淫魔」はまずかろう、ということで「椋鳥」という名前にしました。
 なんで「椋鳥」なのか、なんのヒントもなく分かった人は、あまりにもエロ過ぎです。反省するように。
(どうしても知りたい人は、このページのソースを覗いてみてください)

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愚者

FOOL

元ネタ
ギルガメッシュ(ファイナル・ファンタジーシリーズ)
解説
 このクラスは、ネタに悩みました。最初は「しっとマスク(突撃パッパラ隊)」を召喚して、嫉妬ビームを撃ちまくらせようかと思っていたのですが、自動発動スキル(「召喚!! しっとマスク!!」)を文章に起こしたらものすごい分量になったので、あえなく断念。
 ではゲームネタでわかりやすい「おばかキャラ」は誰か、と考えて、ギルガメッシュのご登場とあいなりました。(本来の大アルカナ「愚者」とは、ちょっと意味がずれますが)
 エクスカリパーのダメージはすべて1にしようと思っていたのですが、さすがに弱すぎるので中止(でも今も弱いけど)。そのかわり、クリティカルヒットに関しては他のクラスにとは異なる独自の処理「聖剣エクスカリバー」を搭載しており、極めて強力になっています。
「ブラッドソード二刀流」「チェーンソー」「封魔の電子ジャー」という特殊スキルの存在もあり、この「愚者」には色々と秘密があります。もっとも、これらの元ネタが分かる人には、大体想像がつくでしょうけども(笑)。
(「チェーンソー」で「バラバラになる」とくれば、一つしかないですよね?)
 ちなみに、登場時に口にしている暗号みたいな文字列は、PSPゲーム「ディシディア ファイナルファンタジー」で、ギルガメッシュを登場させるためのパスワードです。

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恋愛

LOVERS

元ネタ
特になし
解説
 元々は「穿山」という、基本クラスの一つでした。しかしあまりにも出現頻度が低いため、やむなく隠しクラスにランクアップ。
 クラスが「恋愛」になったのは、上記の「愚者」の元ネタが「しっとマスク」だったとき、「恋愛クラスが相手のときだけ、ダメージ20倍」というとんでもない設定があったため。
 ちなみに隠し要素として毎月14日のみ、与えるダメージが「相手最大HPの8%」から「16%」に倍増します(「死神」より、ちょっとだけ強くなります)。
 更に2月14日、3月14日、12月24日の三日間のみ、与えるダメージが「相手最大HPの64%」まで激増します。つまり、ヴァレンタインデー、ホワイトデー、クリマスイブの三日間は、どんな相手でも二回殴れば勝てます。愛の力は偉大なのです。

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狂信

FANATIC

元ネタ
「進め!! 聖学電脳研究部」
解説
 歌うクラス、第一弾。しかし下の「堅信」と違い、内容がムサいことはなはだしい。元ネタが元ネタなので、仕方は無いのですが(笑)。
「進め!! 聖学電脳研究部」は、「ヘルシング」での抜群にイカレた台詞まわしと、圧倒的な描写力で大人気の平野耕太が、かつてゲーム雑誌に連載していた、やっぱり最高にイカレたゲーム漫画。
(最近でも、ベヨネッタのコスプレをして「ブッ壊れた塩沢トキ」とか、相変わらずのハイテンションぶりで暴走中)
 プレイステーションの雑誌で連載していたのに、取り上げていたのはファミコンのゲームが多く、しかも暗にスクエ二を批判してみたり、サターンの「ギレンの野望」を大絶賛していたりと、もうやりたい放題のブラックホールみたいな漫画でした(笑。暴走が過ぎたせいか、その出版社からは単行本化してもらまえせんでした。だいぶたってから新声社からようやく単行本化)。
 で、その中でも更にイカレていたのが、この歌です。ここで説明するよりも見てもらったほうが早いと思います。
「ファミコン・ウォーズ」のCMのフレーズに乗せて歌いましょう。ぜんた〜い、ときめけッ!!!!

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堅信

ADHERENT

元ネタ
エリカ・フォンティーヌ(「サクラ大戦3」) + アンデルセン神父(「ヘルシング」)
解説
 Lv.4の「総統」の「ブラスター残響音」を作っている最中に、このエリカの「おはようダンス」のことを思い出し、どうしても入れたくなって、作ってしまいました。歌うクラス、第二弾。
 100ターンをフルに使うと、計20回、「ボンジュールボンジュール」と最後まで歌いきります。
 ……ですが、なにぶんにも「ヘルシング」とくっつけちゃったことで、異様な雰囲気になってしまいました。
 当初は「魔法」と「破魔」の両方の特性を持っていたんですが、クラスが増えてくるにつれ、処理がややこしくなるので、途中から「魔法」系統の特徴に一本化しています。
 そういえば、製作途中にいろんなバグが出たこのスクリプトですが、その中でもこの「おはようダンス」に関するものが一番笑えました。
 対戦相手は違うクラスで試してたんですが、なぜかどのクラスでも、1Pにつられるように途中から「おはようおはようボンジュール♪」と歌いだしてしまいました。それまで「エクスカリバー」だの「神罰」だの、いかめしい攻撃を繰り出しながら、7ターン目からいきなり「おはようおはようボンジュール♪」ですから、腹を抱えて笑いっぱなしでした。

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心剣

SOUL BLADER

元ネタ
キリヤ、ソウマ、トライハルト(「シャイニングウィンド」)
解説
 実は隠しクラスの中でも、最も早く思いつき、最も早く搭載に挑戦していたクラスなんですが、簡単な処理の割りに異様にバグが多く、頭にきていったんは削除してしまっていました。
 Ver2.95からVer3へのアップに際し、内部の処理を全て一から作り直したときに再度、搭載に挑戦し、今度はなんとか成功。
 バグが多かったのは、このクラスが単独で悪かったわけではなく、まるで設計図無しで無計画に建て増しした建築物みたいな、複雑怪奇なプログラム全体の問題でした。
 なんでもそうですが、すっきり纏めるのが一番良い、ということですかね。
 元ネタにしたのは、「シャイニング」シリーズの一本で、PS2で出たRPG「シャイニングウィンド」。
 パートナーとの信頼を「剣」という形にしてパートナーの胸から引き抜く、という面白い試みのゲームで、男性パートナーはともかく、女性パートナーの胸元から心剣を引き抜くときの絶妙なエロさから、12禁の指定を受けてしまってました。
 信頼度の高さを現すために相手の精神力を奪う、という仕様は、今考えたらかなり謎な発想なんですが、まぁいいかと思って、そのまま使いなおしました。

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無頼

MASTER OF MISPRINT

元ネタ
ゲーメスト
解説
 今は亡きアーケードゲーム専門誌「ゲーメスト」が元ネタです。
 アーケードゲームの専門誌であるのと同時に、そのあまりの「誤植」の多さから、変な意味でマニアックなファンがついてた雑誌でもありましたが。
 その中で「必殺技」に関連した有名な誤植を、一通り集めてみました。「タイガーウッポーカット(タイガーアッパーカット)」「スーパーウリアッ上(スーパーラリアット)」あたりが一番有名でしょうか?
 本当は「ジャンプ大パンツ(パンチ)」や「レバー入れ大ピンチ(パンチ)」なども入れたかったんですが、その程度の誤植なら、際限なくいくらでもあるので、やむなくカット。
 ちなみに自動発動スキルの「万歳スピリッツ天草システム」の元ネタは、「サムライスピリッツ 天草降臨」の誤植「サムライスピリッツ 天草システム」。「降臨」と「システム」なんて、どうやりゃ間違えるんだ。
 クラスとしては、必殺系統にしては地味な性能ですが、わりと安定した強さを誇ります。

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赤門開

CRYMSON

元ネタ
コンバット越前(「デスクリムゾン」)
解説
 かつてここのソースにしか記述していなかった、いわば「裏隠しクラス」です。とりあえず、なんちゅうクラス名だ。
 元ネタの「デスクリムゾン」のオープニング「せっかくだから俺は、この赤い扉を選ぶぜ」を強引に漢字にすると、おそらく「赤扉選」にでもなるんでしょうが、余りにもピンとこなかったので、この名前に。
 でも、これでピンとくるかと言われたら、ちょっと疑問だな……。原作のイカレたセンスを考えると、真剣にこういうセンスが欲しくなります。
 元ネタの「デスクリムゾン」は、サターンで伝説を作ったスーパークソゲー。一応、ガンシューティングなんですが、ケバケバしいグラフィック、いい加減すぎる判定、画面狭しと飛び回る撃ってはいけない人間&ムササビ、まったく照準が合わない銃など、ゲームであることを自ら放棄したような凄すぎる一品で、「セガサターン・マガジン」の「読者レビュー」では、10点満点で初登場1.0909という「地獄のスコア」をまとって登場(その後、他作品との最下位争いで、ポイントは0点台まで落ちた記憶がある)。
「デス三兄弟超魔王」「デス様」など、様々な二つ名を頂き、多くのマニアックなファンを獲得しました。
(三兄弟のほかの二本は「デススロットル」と「デスマスク」)
 主人公「コンバット越前(コードネームに本名を入れるな)」もまた、「左右の脚の長さが違う」「人類の限界を超越した勇気&正義感」「19歳で傭兵、29歳で医者という謎すぎる経歴」「好物:焼きビーフン」「川の上を歩いてわたる、空中三回転半ひねり、空中飛行、門を立ったまま上るなど、ゲーム中で見せる明らかに人間を超越した動き」など、充分に伝説級の人物でした。
 なお、サターンに「デスクリムゾン」のソフトを入れて蓋を接着してしまった、「デスクリムゾン」専用機「デスサターン」なるものも存在する模様。

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無尽

RICH

元ネタ
サムライ(「ファイナルファンタジー5」)、セッツァー(「ファイナルファンタジー6」)、アスカ(「風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!」)
解説
 お金を投げて敵にダメージを与えるという、FFシリーズで有名な散財技ですね。ここではアスカも元ネタに上げてますが、テイルズ・ウィーバーでも似たような技があった気がします。
 どうにかして「銭投げ」を実装したいとは思ってたんですが、なかなかうまい手法を思いつかず、結局「MP」を「お金」にするという変則技で、強引に解決。
 最初は今とは出現条件も異なり、弱いキャラを救済するような考えで作っていたためか、1ターン目に全てのお金を投げつけて、それで倒せなかったらあとは攻撃され放題、という仕様でしたが、それではあんまりだということでいろいろと作りなおし、今の形に落ち着きました。
 出現条件以外にはほとんど能力値が関係ない「完全MP依存型」という、極めてめずらしい仕様になっていますが、ダメージの決定に相手の防御力すら関係しないため、とにかく「MP(資金)さえ多ければ強い」という、究極に分かりやすい銭ゲバ仕様となっております。

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隠しクラス(Lv.2)


初音

DEVA

元ネタ
初音ミク(「初音ミク プロジェクト・ディーヴァ」)
解説
 さぁ、みっくみくにしてやんぜー! ああ、殴らないで。
 というわけで、「初音ミク」です。これはPCの音楽ツールではなく、PSPの音楽ゲームのほうが元ネタになってます。
 PSP版のミクの中に、スキル名にもなっている「モジュール・コンバート」という、ミクの着せ替えができるモードがあるんですが、それを「上位クラスの対戦相手を無理やりお着替え(クラスチェンジ)」というかたちで実装してみました。あんまりといえばあんまりですが、上位クラスの強力な自動発動スキルや特殊攻撃が全てキャンセルされてしまうので、実はすさまじく強力なスキルだったりします。
 最初は「鏡」のように、攻撃力、魔力、精神力、気合のなかでどれが高いかで攻撃手段が変わる手法をとっていましたが、「属性」という要素を追加したときに「属性攻撃」の概念を思いつき、「属性による攻撃の変化」という方法を取り入れました。
 攻撃に用いる「歌」は、全て初音ミクのオリジナルソングのタイトルになっています。
 本当は「狂信」のように実際に歌わせたかった(歌詞を書きたかった)んだけど、なんだかまずい気もしたので、タイトルだけで我慢しました。
 その代わり、他のクラスが対戦相手に与えるのが「ダメージ」なのに対し、この「初音」だけは、対戦相手に「感動」を与えるようになっています。

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大往生

PEACEFUL DEATH

元ネタ
「怒首領蜂大往生 ブラックレーベル エクストラ」
解説
 元ネタはXbox360で出た、人気シューティングのリメイク版。もうアレだ。ネタにしようと思いさえすれば、何でもネタにできてしまうんだ、ということがわかってしまったクラスです(笑)。
 レベル1の特殊クラス(固定クラスではなく、従来のクラスに新しい要素が加わるタイプのクラス)「刹那」「逆境」「七星」を作ったときに、特殊クラスは「逆境物理」「刹那物理」など、特殊クラスの名称が従来のクラス名の頭にくっつくかたちになることは最初からの仕様でした。
 しかし、その数が三つになった時点で、それらが全部出てきたら「七星刹那逆境魔法」とかとんでもないことになることに気づき(最初から気づけ)、何かの形で纏めようと思って、試行錯誤の結果、新しいクラスが出来ました。
「攻撃力+25」「気合×4.5」などの景気の良い数字とか、ありとあらゆるところでダメージアップが図られているなど、はたからこれだけ見たらかなり強そうですが、なにせ相手がそれ以上に凶悪に強い、ということが前提で出てくるクラスなので、これだけやってもなかなか勝てません。
 むしろ、これだけやったんだから勝てたらもうけ、くらいの気持ちです。「大往生」という名前は、そういう意味です。
 自動発動スキルで出てくるショーティア、レイニャンといった「ドール」は、「怒首領蜂大往生」において、自機をパワーアップさせてくれるオプションみたいな存在(パイパーのみ、360版の「エクストラ」から登場)。エンディングで悲しい末路を迎えているドールが多く、個人的にシューティングゲームの脇役としては、最も強烈に印象に残ったキャラです。
 続編の「怒首領蜂大復活」では、なんらかの形で「エクシィ」の復活がストーリーの鍵になっているようなんですが、残念ながら私の腕では、アーケードでそこまで確認できず。どうにか、彼女たちに幸あらんことを、と願って止みません。

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罪照

AMBIVALENT

元ネタ
釘宮理恵
解説
 問題。「罪照」というこのクラス、ご想像の通り造語なんですが、さて、なんと読むでしょう?

「ざいしょう」

 うん、あなたは全うに社会を生きてきた好青年のようですね。それは素晴らしいことですが、残念ながら不正解。

罪照ツンデレ」。

 ぶっちゃけ、すまん。

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天鋳

INGOT

元ネタ
「インゴット79」
解説
 これは新クラスではなく、当初から搭載はされていたものの、公開していなかった、いわば「裏」隠しクラスです。
「裏隠し」だった理由は、たぶん、誰にも元ネタの「インゴット79」が分からないだろうから。
 金鉱堀りをテーマにした、知識系にしても普通の人には一生縁が無いであろうPS2のシミュレーションゲームです。「インゴット」は鋳造した塊のこと、「79」は金の元素番号ということで、ストレートに「金塊」というわかりやすいタイトルです。
「爆金能力」「黄金のムカデ」など、ゲーム中のネタをほぼそのまま使用させてもらっています。ちなみに、その地下に金鉱のある場所は、地面にムカデのような染みが出てくるそうで、金鉱を掘る人はそれを「黄金のムカデ」と呼んであがめるそうです。少なくとも、ゲーム中ではそう言ってます。
 攻撃方法をゲーム中のスキルの一つである「モンゴル相撲」にしようとも思ったんだけど、ただでさえわけのわからないものが、ますますわからなくなるので中止。
 スキル「爆金能力」は、相手の防御力修正値を半分にしてしまうという凶悪なものですが、見るのも困難なトップクラスのレアクラスということで勘弁してください。なぜ「爆金能力」で防御力が半分になるかというと、相手の弱点を掘り当てるから……すいません、その拳を下ろしてください。
(例えば元の防御値が「防御力×1」の物理クラスなら「防御力×0.5」に、「防御力×1.7」の破魔クラスなら「防御力×0.85」になります。
 ただし、元々防御力が「0」を切るほど低い「必殺」系クラスの防御力は、変化しません)

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MIRROR

元ネタ
特に無し
解説
 これは、ネタがタロットカードの大アルカナではなく、思いついたスキルからの命名です。アルカナは「戦車」と「魔術師」が残ってるんだけど、どちらもちょっとイメージが合わなかったので、オリジナルにしました。
 低い能力値を救済できないかな、と作ってみたクラス(そういうのが多すぎても面白くなくなるかな、とも思うのですが、ついつい……)。
「審判」「女帝」がかなり極端な出現条件なので、もうちょっと緩めていますが、それでもなかなか見れないかも。
 自動発動スキルである「ミラー・オブ・アイギス」は、このスクリプトでも1、2を争うマニアック・スキル (対抗馬は「悪魔」の「Letter -Code.U.G.1634-」)。
 相手の能力値によって自分の能力値が変化するのがこの系統の特徴ですが、その中でももっとも分かりやすい能力です。
 相手が強ければこっちも強いゼー!みたいな。HPが相手よりも高ければ、ほぼ無敵の性能を誇ります。
 ……が、さすがに攻撃方法まではコピーできないため、強力な攻撃力修正値を持つ高レベルクラスには、苦戦を強いられます。

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STAR

元ネタ
プロレス
解説
「星」は「星」でも、「プロレスの星」です。
「攻撃力が高くて防御力が低い」のが特徴の「必殺」攻撃系統ですが、攻撃力こそ他の「必殺」の上位クラスに劣るものの、「プロレスラーが打たれ弱くてどうする!」ということで、防御力は少し高めになってます。
 数多くの必殺技が登場するこのスクリプトですが、持ち技の多さではこの「星」がダントツのトップ。なにせ、現時点で136種類の投げ技・固め技が実装されています。無駄に情熱を費やしたクラスでもNo.1です。
 残念ながら攻撃力は全て同じですが、かなりマニアックな技も入っています。多彩な投げ技をお楽しみください(?)。
 ちなみに、この「星」、レベルEXの「世界」が絡むと、色々と面白いことになります。
 自分が「星」と「世界」の出現条件を同時に満たす、相手が「世界」の出現条件を満たす、いずれも変化が現れます……が、「世界」の出現条件がかなり厳しいので、見る機会がはたしてあるかどうか……。

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TOWER

元ネタ
ドモン・カッシュ(「機動武闘伝Gガンダム」)
解説
 単純に「攻撃力が高くて、熱い技はなんだろう」と考えて、むやみやたらに熱いこのネタをもってきました。
「機動武闘伝Gガンダム」は、シリアスなドラマの多い「機動戦士ガンダム」のシリーズの中では、例外的に熱いぜ熱いぜ熱くて死ぬぜ的な血液沸騰バトル満載の、熱血格闘モノという新境地に足を踏み入れた作品。
 ガンダムファンの間では半ば黒歴史になっているような感もありますが、「ターンA」のように無視されるよりは幸福な扱いを受けているようです。
 必殺クラスは、当てても当てられてもデカけりゃOK、と、あまり深く考えずに設定してますが、シャイニング・フィンガーは当てると本当にデカイです。更に、Ver.3.1から追加したクリティカルヒット専用技や、MPが足りなくなったときの「フィンガー目潰し」(相手の敏捷度を下げる)など、デカいだけでなく、秘かにいやらしいところも持っています。
 以前は、シャイニングフィンガーが技を出すときの口上の長さNo.1だったんですが、新クラスが増えるたびに長くなっていき、現在は後述の「桜花」が圧倒的な長さを持っているため、あまり目立たなくなってしまいました。

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正義

JUSTICE

元ネタ
衛宮士郎(「Fate / stay night」)
解説
「正義」というアルカナ名から真っ先に思いついたネタ。「Fate」は、とにかく設定や技名が豊富なゲームなので、そういう意味では、思いついたら早かったです。
 このスクリプトでも四種類の必殺技を使い分けます。ただ、どの必殺技もMPを使うので、「HPが50%未満」で「MPが消費MP以上」が条件の「ナインライブズ・ブレイドワークス」は、他の技に比べると、登場頻度は少ないかも。
 最初はこのクラスが「アンリミテッド・ブレイドワークス」を使用していましたが、格闘ゲーム「Fate / unlimitede code」の必殺技にあわせて「ナインライブズ〜」に変更しました。

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死神

DEATH

元ネタ
神無ノ鳥(「神無ノ鳥」)
解説
「死神」ということで、最初は「ゴルゴ13」が元ネタでしたが、それでは一撃で勝負がついてしまうので、やむなく回避。
で、「はじめの一歩」の間柴了、「BLEACH」の朽木ルキア、果ては「プリンセス・ナイトメア」にいたるまで、さまざまなネタを考えた結果、「神無ノ鳥」というBL(ボーイズラブ)ゲームに到達。
「神無ノ鳥」とは、同名のゲームのなかで「死神」のこと。攻撃するときに出てくる「刹那の羽」はオープニングテーマのタイトルです。
 最初は「断罪の鎌」という、どこにでもありそうな技名だったんですが、「狙撃」→「フリッカー・ジャブ」→「斬魄・卍解」→「神無ノ鳥」と、わけのわからん変遷をたどりました。

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隠しクラス(Lv.3)



聖戯

STIGMA

元ネタ
マーカス・ヴォーン(「カドゥケウス ニューブラッド」)
解説
 Wiiで出たアトラスの「カドゥケウス ニューブラッド」が元ネタ。
 新種の悪性病原菌「スティグマ(聖痕)」と、特殊医療機関「カドゥケウス」に所属する高等執刀技術「超執刀」の使い手マーカス、彼の技術を学ぶヴァレリーの戦いを描いた医術ドラマです。
 本作の「超執刀」をなんとか盛り込んでみたい、と思ってはいたのですが、最初は「カオスヘッド ラブチュチュ」の「妄想トリガー」や、「バイオショック」の「リトルシスター」と組み合わせたジョーククラスになるはずでした。
 しかし、「スティグマとの戦い」を本気で再現したくなって以降は、純粋に「カドゥケウス」だけのネタを突っ込んでいます。
 本当の敵が対戦相手ではなく、病原菌、ということで、あくまで相手を攻撃しているのは病原菌であり、自分は相手を救おうとしている、という立場を貫かせました。そのため、自分自身はほとんど相手にダメージを与えられません。
 アイテムの使い方や、状態異常の活用法など、新しいネタをすべて搭載した、かなり特殊なクラスになりました。作ったほうとしては、かなり満足度は高いです。

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断罪

SOWRD OF DEAD

元ネタ
アレクト(「断罪の剣」)
解説
 すいません、セルフパロディです。拙作の未完オリジナル小説「断罪の剣」の断罪人、アレクトの剣撃を、どうにか再現してみようと試みた結果、こうなりました。
 通常攻撃の威力は「物理攻撃」よりも低いものの、相手の敏捷度が低ければ低いほど極端にダメージが上がり、物凄い確率で発動するカウンター攻撃や、貫通クリティカルなど、じわじわと相手を追い詰める、実にいやらしいクラスになってしまいました。
 カウンター攻撃は相手のレベルが高いほど発生率が高くなるため、強い相手に苦戦することは少なく、敏捷度が極端に低い相手だとほとんど何もさせないまま勝つことも可能ですが、通常攻撃がやや弱いぶん、防御力が高い相手や、カウンターが取りにくい敏捷度が高い相手には苦戦する傾向にあります。
 敏捷度が自分よりも更に高くなる「罪照」などは天敵中の天敵です。

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運命

WHEEL OF FORTUNE

元ネタ
ペルソナ(「ペルソナ3 FES」)
解説
 人気RPG「ペルソナ3 FES」のペルソナと魔法を再現してみようと思ったら、こういう形にまとまりました。
 最初はイフリートやシヴァなど、「ファイナルファンタジー」シリーズの召喚獣を召喚していたのですが、ちょっとFFネタが多いかなと思い、「ペルソナ3 FES」に軌道変更。
 属性によっては明らかにレベルの低そうなペルソナの方が上に来ている場合もありますが、これはまず魔法のレベルを設定し、ゲーム中でその魔法を使うペルソナの中で、最も初期レベルの高いペルソナを選抜した結果です。
(闇属性の「マサカド」は、アイテム「マサカドゥス」で別に召喚できるため、このクラスの攻撃からは除外しています)
 このクラスの肝「ミックスレイド」は、本当はゲーム中の全種類を搭載したかったんですが、「真夏の夜の夢」など特殊な効果のある技は再現しにくく、またこのスクリプトには打撃系の属性がないため、再現できない技が多くあったのは残念でした。
「風+雷」で「紅蓮華殺斬」が発動するのは、自分でも明らかに無理があると思ってますので、できればツッコミを勘弁していただけるとありがたいです。
 ところで、このゲーム、「コミュ」というかたちで魅力的な脇役と交流できるんですが、ゆかりと風花と結子は私のです。誰にもあげません。皆さんには三人の代わりにグルメキングをどうぞ。

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神威

SOS

元ネタ
涼宮ハルヒ(「涼宮ハルヒの憂鬱」)
解説
 ハルヒの「閉鎖空間」は、どこかで使おうとは思っていたのですが、なかなか良い効果を思いつかず、最初は「相手の敏捷度を下げる」とかいった効果のアイテムで実現させるつもりでした。
 しかしあまりにもしっくりこず、だったら最初から「神人」に攻撃させてしまおう、ということでクラスを新たに作りました。
 最初はSOS団総登場で、キョンから鶴屋さん、谷口にいたるまで騒いでいるというカオスっぷりでしたが、もう何がなんだか分からなくなり、すっぱりカットしてシンプルにまとめました。
 ところで、2009年夏に放映されたアニメ第二期は、個人的には少し残念なデキだったんですが、映画になった「涼宮ハルヒの消失」は期待していた以上に良いデキでした。大満足です。

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春燕

SPRING SWALLOW

元ネタ
召喚獣ヴァリガルマンダ(「ファイナルファンタジー6」)
解説
 Ver2.9までは、前述の「赤門開」と同じく、このソース以外に記述のない「裏隠し」クラスでした。
 出現条件が厳しすぎて、公開しても見れる人がいないだろうということで隠していたのですが、Ver3での新クラスの追加と旧クラスの見直しの過程で大幅に作り直し、以前とは完全に別のものになりました。同じところは、「相手のMPを全て奪ってこちらの能力を強化」という基本概念のみ。
 以前は、能力値の強化の度合いも消費MPもでかすぎて(1ターンにMP450消費とか)、MPがあるときと無いときとでは二重人格みたいに強さが変わりましたが、今回の仕様変更でいくぶん落ち着きました。
「物理」「魔法」「必殺」「破魔」の全ての要素を持っている点では「鏡」などと共通ですが、特徴を選べない「鏡」と異なり、一度の戦闘で全ての効果を発揮するため、「ダメージアップ」系統のアイテムを持ってさえいれば、クラスの種類を選ばずにダメージが上がるという反則的な性能を持っています。
 上にも書いている通り、「トライディザスター」の元ネタは「FF」の召喚獣、ヴァリガルマンダ。炎、雷、氷の全ての攻撃特性を持った技で、バリアチェンジする敵に対して効果を威力を発揮しました。ヴァリガルマンダはトカゲに翼が生えたようなフォルムで、「燕」とはちょっとイメージが違いますが。
 ちなみに、以前の「厳しすぎる出現条件」の理由は、このクラスがあるキャラクター(三人)の(ほぼ)専用クラスだったからです。

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桜花

PINKFLORID JUSTICE

元ネタ
大神一郎(「サクラ大戦」シリーズ)
解説
「サクラ大戦」の劇中で、主人公・大神一郎と、メインヒロインたちとで繰り出される「ヒロイン合体攻撃」を搭載してみました。……のはいいんだけど、肝腎の大神さんがこのクラスにならないとはどういうことだ。
 相手のMPにダメージを与える「破魔」攻撃クラスになったのは、見ているプレイヤーでさえ恥ずかしいほどのラブラブ攻撃だから、敵の精神ダメージも相当なものだろうという深い(?)考えの結果です。
 シリーズ(「4」と「5」を除く)に登場した合体攻撃の中でも、最も強烈な13種類を選んでみました。やっぱりというか、コクリコとアイリスが破壊力ナンバー1でしたね。
 1Pと2Pが協力する合体攻撃で、なぜ2Pにダメージが行くのか、ということには、最初は1Pが裏切って背中から刺していたという極悪非道な設定がありましたが、結局、2Pの身体を乗っ取った「悪の心」を、2Pの魂と協力して追い出すため、というかなり無理な設定に変更。大神さんらしくはなりましたが、やっぱりメインヒロインをブッ殺しちゃまずいよなぁ。
 新しいクラスが登場するたびに、どんどん攻撃の口上が長くなる本作ですが、その長さは、全クラスの中でも圧倒的トップ。「桜花」同士の対戦は、口上だけでとんでもないことになりますが、それでも原作の雰囲気が伝わりきらないのは残念です。

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朧月

MOURNFUL MOON

元ネタ
朧 & 甲賀弦之介(「甲賀忍法帖」「バジリスク」)
解説
 山田風太郎の超絶忍者アクション小説「甲賀忍法帖」に登場する、悲劇の二人が使用する忍術が元ネタ。
「朧」の瞳術「破幻の瞳」は「眼を合わせた相手の忍術を、全て無効化する」というもの。
 一方「甲賀弦之介」の瞳術は「相手が自分に持っている殺意を、そのまま相手に返す(弦之介を襲った敵が、弦之介と眼を合わせた瞬間に、いきなり自殺したりする)」という、どちらも作中最強の忍法(というか、超能力)です。(「叛鏡の瞳」というネーミングは、原作にはありません)
「叛鏡の瞳」は、相手のダメージをそのまま弾き返す、という性能にすぐ落ち着いたんですが、「破幻の瞳」のほうは大変でした。
 最初は、「相手の自動発動スキルをすべて無効化」という性能だったんですが、これだとスクリプトを最初から作り直さなければならないほど煩雑な処理になってしまうので断念。結局、「相手の攻撃力修正値を下げる」(=ダメージを下げる)というかたちで表現してみました。
 Ver3.48にて、「自動発動スキルを無効化」&「上位クラスを強制的に基本クラスにレベルダウン」&「相手の攻撃力修正値を下げる」という効果を実装しました。
 主要出現条件が「敏捷度」なのに、その敏捷度が自動で相手より低くなる、というわけのわからないことになっているのは、元ネタである「朧」の性能を考えると攻撃関係の能力値を基準にできなかった、「防御力」はすでに「恋愛」系統で使っている、スキルの関係で相手に必ず先制攻撃をさせなければならない、などという理由で、やむを得ずの仕儀です。
 ちなみに、ベースがドジッ娘の「朧」なので、普段の対戦では健気に戦いますが、「朧月」同士の対戦では…………。

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太陽

SUN

元ネタ
特になし
解説
 最初のダメージが「物理」攻撃と同じなので、一撃のダメージが最初から大きい他の高レベルクラスに比べて、あまり強いようには見えませんが、「ターンが経過するごとに攻撃力が上昇」という効果がわりと大きく、実は100ターンをフルに使った場合に与えるダメージは、「レベルEX」を除けばダントツのトップだったりします。
 元ネタは特にありませんが、「剛毅」の純粋な発展系として作りました。地味ながら強い、というのが、この系統の特徴です。
 実は以前よりも出現条件を大幅に緩和しており、ちょくちょく目にする機会があります。

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MOON

元ネタ
ターンX(「∀ガンダム」)
解説
 ガンダムネタ二発目。元ネタとなった「月光蝶」は、ガンダムシリーズの最強(最凶)兵器で、「過去に地球の文明を全滅させた」というとんでもない代物。
 一方こちらの「月光蝶」は、MPが足りなくなると威力が落ちるというヘタレです。すいません。
 原作では、ターンXの兵器と「Gガンダム」の「シャイニングフィンガー」のつながりを示唆する場面があり、「スーパーロボット大戦」でも、それにからめたネタがあります。
 こちらでもそれを踏襲し、「塔(Gガンダム)」との対戦のときだけ、攻撃方法が「月光蝶」から「シャイニングフィンガーソード」に変わり、「フィンガー」同士の大決戦になります。
 なお、「シャイニングフィンガー・モルガン」は、当スクリプトのオリジナル技です。
 なんか、ガンダムネタは色物ばっか持ってきているような気がするのは、気のせいでしょうか?

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審判

JUDGEMENT

元ネタ
「聖書」「ヨハネ黙示録」
解説
 これまた、よくありそうなネタ。極端に低い能力値を救済するために設定しましたが、実際に見る機会はほとんど無いかも。
(「救済」と言っている割には、一撃で倒せないと一発死という理不尽ですが)
 必ず先制攻撃をさせるために設定した「敏捷度+1000」という数値は極端にも見えますが、「レベルEX」のクラスを見た後では、そんなことは言えません。
(Ver.3.3から、「相手の敏捷度+1」という性能になりました)
「「赤き竜」と「獣の数字」は別物じゃね?」というツッコミは禁止禁止。

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刑死者

HANGED MAN

元ネタ
タロットカード「刑死者(つるされし者)」
解説
 クラスに使ったアルカナ名から素直に連想した珍しいパターン。
 こういう、神話や伝説に絡んだ魔術的なネタって、なかなか想像を絶するようなネタが多く、私はわりと好きだったりしますが、その中でもこのネタ(タロットカード「刑死者(つるされし者)」の図柄の元の意味)には、驚いたやら笑ったやら。
 世界樹から吊るされていた男が北欧神話の主神であるオーディン、というのにも驚きましたが、実は「吊るされていた」のではなく「自分で首を吊ってた」と知って驚愕。しかも、九日間も。
 なんでそんなデンジャーなことになったかというと、このオーディン様、ルーン文字という文字の解読方法が分からず、その方法を思いつくために自分で首を吊っちゃったんだそうな。
 おそらく「普段やらないことをやって発想の転換をしようとした」ということだと思うんですが、思いつきの発想が神様らしくアバウトというかビッグというか、これで死んじゃったらどうするんだ、とか思ったりもしますが、神様だから死ぬ心配はないんでしょうか?

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隠しクラス(Lv.4)


PUNISHMENT

元ネタ
主人公(「幻想水滸伝4」) + ガイア(「闘神伝」シリーズ)
解説
 徐々に属性の数が増え、「ファイナルファンタジー」や「ペルソナ」、挙句の果てには「インゴット79」など、様々なゲームを元ネタにしていくなかで、何か物足りない気持ちがありました。
 で、その「物足りなさ」の原因は何か、よーく考えてみて、気付いたこと。なんだ、私の大好きな「幻想水滸伝4」が入ってないじゃないか! 思いついたら作るのは、あっという間でした。
 この「罰」、いちおう魔法系のクラスになるんですが、「MP」の扱いを原作と同じく「○ / ○ / ○ / ○」と、レベルごとの回数で表現する仕様になっています。
 実はこれ、スクリプトが破綻するスレスレの、かなり特殊な処理をしておりまして、作っている最中は爆発物に触るような気持ちでドキドキでした。作った今でもかなり恐いので、今後、たぶんつつくことは無いと思います。
 かなり強力な攻撃力を誇るものの、原作と同じく、その代償として自分も大きなダメージを受けてしまいます。「必殺」系統とは違う意味で緊張感のある戦いができるでしょう。
 一応、MPが切れてしまったときの攻撃に、「罰」という技を持つガイア(「闘神伝」シリーズ)の技を引っ張ってきましたが、たぶん見る機会は無いと思います。
(ただし、ガイアの技もかなり強いです)

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魔人

MAGIC MASTER

元ネタ
黒魔道士(「ファイナルファンタジー」) + 水無月流魔、水無月幻那(「風使い」) + 璃瑠(「私の救世主さま」)
解説
 魔法関係のクラスを作っている最中に、単に「魔法攻撃」と表記するのではなく、もっと色々な魔法を使いこなすクラスを作ってみたいと思いだし、色々と考えた結果、こういう形に落ち着きました。
 魔法にダメージの差はつけたいものの、ランダムに攻撃そのものが変わるのは「女帝」だけに抑えるつもりだったので、「レベル?ホーリー」など、相手のレベルに応じて効果を発揮する(魔法もある)「FF」方式を採用しました。
(「星」の投げ技や、「赤門開」のセリフなどもランダムで変わりますが、これらはテキストが変わるだけで、攻撃力はみな同じです)
 通常攻撃は全てFFの魔法(「ディア」シリーズは、「T」にのみ登場。「サンダジャ」などの「ジャ」シリーズは「ファイナルファンタジー・タクティクス」で登場。本家「FF」では、たしかモンスターのみが使用したはず)ですが、クリティカルヒット専用のアクションには別の作品の魔法を持ってきました。
 ……のはいいんですが、「上位クラス」は総じてレベルが高くなるようになっているので、「上位クラスレベル4」のこのクラスは、たいていレベルが140〜150前後ででてきます。クリティカルヒットの発生ターンは「レベル÷10(レベル100以上はレベル÷12)」なので、どうしても10ターン以降になるんですが、このレベルのクラスの戦闘がそこまで長引くケースは極めて稀。
 このクリティカル専用魔法が見られたら、かなりラッキーかもしれません。
「魔力、敏捷度がともに100以上」という出現条件は、アイテム「全能の種」で全能力が上がるか、「魔力の種」「素早さの種」でいずれかが100以上になっていて、もう一方を「能力強化」で上昇させるしか方法はありません。

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閃鞘

NANAYA

元ネタ
七夜志貴+遠野志貴(「月姫」「MELTY BLOOD」)
解説
「TYPE-MOON」の同人ゲーム「月姫」と、その番外編にあたるアーケード格闘ゲーム「MELTY BLOOD」から、主人公「遠野志貴」とその裏の顔、「七夜志貴」にご登場願いました。
 最初に搭載したときのクラス名はそのものズバリ「七夜」だったんですが、なんだかそのまんま使うのも無意味に悔しくて、この名前になりました。今はちょっと後悔してます。
 ベースが殺人の七夜で、特殊スキルのみ遠野志貴の「直死の魔眼」を持ってきたんですが、「朧月」の「破幻の瞳」と「天鋳」の「爆金能力」の性能を併せ持つこの「直死の魔眼」、全クラスを通しても、間違いなく最強レベルの自動発動スキルです。
 なにせ、15ターンあたりまで生き残れば、「HP」と「MP」を含めた相手のすべての能力値が「0」になる可能性があるってんだから、もうメチャクチャです。
 攻撃力自体は低いものの、相手の「防御力」を捌いた後は、すべてのダメージが貫通ダメージ(防御力無視)扱いになるため、いかに早く相手の防御力を捌けるかが勝利の鍵となるでしょう。

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鳳凰

PHENIX

元ネタ
ユリ・サカザキ、キムカッファン、麻宮アテナ(共に「KOF」) + サウザー(「北斗の拳」) + フェニックス一輝(「聖闘士星矢」)
解説
 どうにかしてユリサカをこのスクリプトに絡めたい、とは、これを作り始めた当時から思ってたんですが、結果として、こういう感じになりました。
 正直、思いつきの産物ですが(というか、殆どのクラスが思いつきの産物ですが)、トップクラスの出現率の低さの割りに、他のレベル4のクラスに比べてそんなに強いわけでもないという、絶妙な弱さが個人的にお気に入りです(とはいえ、レベル3までのクラスに負けることはあまりないでしょうが)。
 ユリ+キム+アテナ+サウザー+一輝という、もう蒸発寸前の「闇なべ」みたいな組み合わせですが、あまりその濃さを追求できなかったのが残念といえば残念。ユリといえば「ッチ」、キムといえば「正義」ですが、その両者ではサウザーの濃さには到底及ばず、サウザーを元ネタにしたクラスを別に作ったほうが良かったかな、とも思ったり。
 ただ、「零距離鳳凰脚」を実現させるために設定した「距離」の概念は、他のどこかに生かせればいいかと思います。

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総統

FUHRER

元ネタ
総統(「ゲーム帝国」)
解説
 これも、ネタがタロットカードの大アルカナではありませんが、「皇帝」に対抗するかたちで入れてみました。というか、いま「ゲーム帝国」がわかる人がいるかな(苦笑)。
 あの帝国最強の必殺技である「ブラスター残響音」を表現してみたいがためだけに入れました。「ファミ通」誌面をX字型に裂いた衝撃の「たわけ!!」を完全再現していますので、ある意味必見です。
 攻撃力最弱の「破魔攻撃」でも平気で300ダメージ食らうほど、防御力がアホみたいに低いものの、それでも防御力ではるかに上回る「皇帝」とタメを張れるくらいの、超絶な攻撃力を誇ります。「HP」が同程度ならば、最強クラスの「皇帝」といい勝負ができるでしょう。
 ただ、他の「Lv.4」「Lv.EX」の例に漏れず、この「総統」も、【気合「99」、防御力「0」、敏捷度「91」以上】という偏った能力値が前提のため、見る機会はあまりないかと思われます。
(ただし、「ワーム・スキル」の出現によっては、このかぎりではありませんが)

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皇帝

EMPEROR

元ネタ
特になし
解説
 ある程度戦闘をこなしてレベルを上げないと出現しないクラスです。
 ほかのレベル4のクラスが、スキルとか攻撃方法がいっぱい書いてあるなかで、この「皇帝」は自動発動スキルも無く、記述もスッキリでえらく地味ですが、その実、一番強いです。
 もともと出現条件を満たす能力値がかなり高めなので、強くはなるのですが、ほとんどのクラスの長所を持っており、隠しクラスにしては防御力がやや低めなこと以外は、弱点がありません。

「なんで皇帝が神罰をくだすんだ」とかいう当然すぎるツッコミは禁止禁止。
 ただ、この「皇帝」には、とんでもない天敵が存在します。

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節制

TENPERANCE

元ネタ
アーチャー(「Fate / stay night」)
解説
 元々は、「レベル4」のクラスの中では一番出しやすかったのですが、変更した結果、究極のレアクラスになってしまいました。
 TYPE-MOONネタ二発目。とにかく、原作に使いやすい(わかりやすい)技やスキルがたくさんあるので、一時期は隠しクラスが「Fate」と「ジョジョ」の出張所みたいになってました。
 相手が「正義」の時のみ出現する、ということで、シロウvs.アーチャーの因縁を地味〜に再現。正直、「アンリミテッド・ブレイドワークス」を本当に詠唱させるのはどうかと思ったんだけど、入れるだけ入れてみました。
「刑死者」の上級クラスのため、前半のターンはひたすら耐え忍ばざるを得ませんが、耐えた末に爆発する「アンリミテッド・ブレイドダンス」は、「ブラスター残響音」と並ぶ当スクリプト最強の必殺技です(レベルEXを除く)。
「ローアイアス」が(ほぼ)原作、攻撃方法は「Fate / unlimitede code」の必殺技に準拠させました。

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女帝

EMPRESS

元ネタ
比良坂(「東京魔人学園外法帖」)
解説
 Ver3.5までは「三国志大戦」の女性武将が元ネタで、そのときから既にランダム要素が強い、何をしでかすか分からないクラスでしたが、Ver3.55から元ネタと能力を変更した結果、これまでに輪をかけてマニアック極まりないクラスになってしまいました。
 持ち技の数は全13種類で、これに更にアイテムが加わるため、処理の煩雑さは「魔人」「罪照」とならんで全クラス中でもトップクラス。なにせ、40以上の数のある全てのクラスの攻撃処理の、1/8がこの「女帝」で占められています。
 新しく元ネタにした「比良坂」は、これもマニアックなファンを持つアドベンチャー「東京魔人学園外法帖」の登場人物で、悪い男に捕まり「人魚」として見世物にされていた、不遇な盲目の少女。しかし、「黄泉比良坂」の扉を開くという特殊な能力の持ち主で、作品中で戦闘に参加するキャラとしては、攻撃範囲/威力とも最強を誇る歌姫です。
 このスクリプトでは、ゲーム中で「比良坂」が使う固有技を全部つっこんでみました。さすがにゲーム中の効果をそのまま再現するのは不可能ですが、それなりの形にはなったかなー、と。
 おかげで、最初の元ネタ候補が「ペルソナ3」の「桐条美鶴」や、「速攻生徒会」の「榊原優子」だった当時のイメージはまるでなくなってしまいましたが。

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悪魔

DEVIL

元ネタ
わかりやすいイメージの「悪魔」
解説
「天鋳」と同じく、これまで説明表に記述しなかった本当の意味での隠しクラスです。ある意味、ほとんどお目にかかれないLv.4よりも、更にレアかもしれません。
 このクラスになるための条件が条件なので、戦闘能力自体は低いですが、いわゆる「自動発動スキル」が「超」がつくほど凶悪な性能のため、完敗することは少ないと思います。
 ただし、この自動発動スキル「Letter -Code.U.G.1634-」は、Lv.4の「皇帝」「女帝」「総統」との相性が実は最悪。
 HPにも差がつくと思われますし、おそらくLv.4には、よほどのことがないと勝つのは難しいでしょう。
 ちなみに、「Letter -Code.U.G.1634-」の元ネタは、1634年にフランスの修道士ユルバン・グランディエ(U.G)が、悪魔と交わしたという契約書(実在)から。
 攻撃時に登場するシュぺルビア、インヴィディアという名前は、いわゆる「七つの大罪」のラテン語読みです。
 本当は、「七つの大罪」は、それぞれに担当する悪魔がいまして(「傲慢」=ルシファー、「強欲」=マンモン、「好色」=アスモデウス、「憤怒」=サタン、「大食」=ベルゼバブ、「嫉妬」=リヴァイアサン、「怠惰」=ベルフェゴール)それらを召喚させようかとも思ったんですが、なんとなく恐かったのでやめときました。
 このクラスも、最初は「七つの大罪」の名を叫びながら相手を殴っているだけだったんですが、Ver3.5から「呪詛」や「ゾンビ化」など、相手を徹底的に弱体化させる多彩な特徴が加えられ、ある程度の特色がつきました。

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隠しクラス(Lv.EX)



裏切りの女帝

EMPRESS THE WORLD

元ネタ
裏切りの本多愛(「速攻生徒会」ゲーム版)
解説
 自動発動スキルで色々とモロバレな感じがしますが、ちょっとネタが古いかなぁ。
「コミックゲーメスト」で連載されてた超絶バトル漫画「速攻生徒会」の主人公、本多愛が元ネタ。「裏切りの本多愛」は、サターン版格闘ゲームの隠しキャラです。
 格闘漫画であるからには、様々なライバルキャラが登場するのですが、我らが本多愛は、空を飛ぶわ凶器は使うわ、バイクのレースにF1で突っ込んだらあかんやろという、ある意味物凄い主人公でした。
 初期のライバルキャラだった閃光生徒会の石田生徒会長なんか、逆に良い人すぎて泣けてくるくらいです(笑)。本多に惚れてしまった彼に幸あれ。
「女帝」の上級スキルですが、「女帝」ほどのマニアックさはありません。「隠者」と同じく、たいてい一発殴っておわります。ごめんなさい。
 実装はしたものの、前提条件である「世界」「女帝」自体がかなりのレアクラスなので、絶対出ないでしょうね。

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焔帝

JUDAS PAIN

元ネタ
ダークシュナイダー(「BASTARD!! 暗黒の破壊神」)
解説
 純粋な魔法使い系のキャラクターとしては、たぶん漫画界最強クラスの存在であろう、超絶美形主人公(自称)ダークシュナイダーが元ネタ。
 原作では、連載当初からメチャメチャな強さを発揮してましたが、最近(2009年冬)の単行本26巻ではついに堕天した天使を倒すというところまで行ってしまい、これからいったいどうするんでしょう、この人? もうベルゼバブ以外の悪魔王も敵じゃなさそうだし……。
 このゲームでは、個人的に最も印象に残った対アンスラサクス戦での「四重呪殺」を再現。唱えている魔法は原作とは異なり、全てダークシュナイダー自身の魔法です。
 正直なところ、攻撃時にはもっと詳細な情景を描きたいんですが、小説じゃないし、1ターンが長すぎると戦闘結果自体も長くなってしまうので、毎回断腸の思いでカットしてます。絵を入れてみようかとか、無謀なことを思うことも……。

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世界

THE WORLD

元ネタ
ディオ・ブランドー(「ジョジョの奇妙な冒険」)
解説
 最初に搭載されたレベルEX。
 最初のうちは「能力値に関係なく256分の1の確率で出現」という条件だったため、わりとちょくちょく登場していましたが、変更した結果、わりと出現不可能なレア属性になってしまいました。
(レベルアップに関係しない能力値が出現の条件なので)
「ジョジョの奇妙な冒険」で最も印象深い第三部、「スターダストクルセイダーズ」のラスボスにして、漫画界屈指の名悪役、ディオ様を登場させてみました。
 最初は名セリフを叫びながらブン殴っているだけでしたが、Ver.3.39から「ザ・ワールド」といえばこれだろ! という代表的能力「時間停止」と「ナイフ投げ」を搭載しています。
 これ、自分と相手のレベルを比較して処理しているのですが、よほど元のレベルで負けていない限り、かなり長いこと(最長10ターン)止められるので、相手によっては、時を止めて相手に何もさせないまま、10000本以上のナイフを突き刺すことが可能です。
「時間停止」していないターンにクリティカルヒットが発動すると、あの「ロードローラーだッ!!!!」を見ることができますが、果たして時間が動き出してから生きている相手がいるかどうか(笑)。

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隠者

HERMIT

元ネタ
解説
「レベルEX」は、極端な出現率の低さに見合った、超絶なパワーを誇りますが、これもそんな一品。
 総合力では「世界」に劣っているように見えますが、破壊力はトントンです。というか、「バランス」とかまったく考えてません。
 何せ、Lv.EXが相手でもなければ、大抵一発殴って終わります。ごめんなさい。
「世界」と違って運が絡まないので、こちらのほうが見る機会が少ないかもしれません。

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ワームスキル/オーバーキルについて

「ワームスキル」は、このスクリプトを作るときから考えていた要素でした。現在、13種類が実装されています。(種類によっては、更なる進化型(レベルアップ版)が存在するので、実質的には33種類が実装されています)
 元々は「弱いキャラクターでも、何かの拍子に強キャラに勝てたら面白いだろうな」という発想からきたものなので、出てきたら強いものの、出現率自体は低く抑えてあります。最も出現確率の低い「神曲X」は、838万8608分の1の確率でしか出てきません。%でいうと0.000012%、ほぼ「0」と同じです。
(Ver5.10から出現率が、以前よりもさらに低くなりました)
 すべての「ワームスキル」が出現すれば、キャラクターのレベルなんて240兆くらいまでいきますが、そこまでいくと、もう能力値の意味なんてなくなっちゃいますしね。どうせ一発殴れば終わるんだし。

「オーバーキル」の元ネタは、アーケードのカードゲーム「ロード・オブ・バーミリオン」です。
「ロード・オブ・バーミリオン」では装備する武器やレベルによっても技が変わるので、こちらもそれに準じさせようかと思ったのですが、一度に表示する情報量をこれ以上増やすのもどうかと思い、ダメージと発動HPの表示のみに抑えました。
 三桁のダメージが当たり前のように飛び交うので、HP一桁で生き残るのは至難の業ですが(作った私も、発動したところを二、三回しか見たことありません)、発動さえすれば大抵は一撃で逆転できる代物です。
 能力値が低いほど、オーバーキル・ダメージも大きくなるようになっているので、裏を返せば、このダメージが低いほど強い、ということになります。最低ではダメージ値20なんて場合もありますが、そういったキャラがHP一桁まで追い込まれることは、まずないでしょう。

 強制的に9999ダメージを与えるボスキャラクター「天海春香」の特殊オーバーキル「ファウストシュトラーク」と、同じくボスキャラクター「エリザベス」の「発狂メギドラオン」を除けば、理論的なダメージの表示限界値は、恐らく14840(※)のはずですが、見る機会があるかなぁ。


※最低の数値で出てきた「刹那逆境物理」の数値。
 実際の最大ダメージは、「大往生」がHP5%以下の状態で、14410のオーバーキルを、防御力最低の「豪破魔」にクリティカルヒットで当てた場合の40054と思われる。

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アイテムについて

 Ver.3.00から追加した要素です。最初は「赤門開」というクラスの出現条件に関する悩みから始まりました。
 最初、「赤門開」の出現条件は能力値の数値のみで、固有スキルという形で「魔銃クリムゾン」を再現していたのですが、なにか不自然さをぬぐえず、「だったらアイテムとしてクリムゾンを持たせてしまおう」という安直な発想から、アイテム要素の実装となりました。
 作り出したのは良いんですが、想像していたとおり、色々と大変でした。
 最初は攻撃行動と同じ処理ですべてのアイテムを使用していましたが、これだと「ポーション(50のダメージを受けたら40回復)」を持ったキャラはポーションで回復してばかりで、一回も攻撃できずに削り殺される、という場面が頻発。
 あれやこれや思案して、結局、攻撃アイテム以外は別の処理で行う、というとこに行き着くまでに、物凄い距離を漂流してしまいました。

(ただ、攻撃処理とアイテム使用の処理が別物、というのも良し悪しで、追加ダメージ効果のあるアイテムをもっていると、本人が行動不能の状況でもアイテムでダメージが与えられる、といった矛盾が起こることもあります。
 相手に見とれながら長ネギでぶん殴る、とか、わりと愉快なんで、そのままにしてありますが)

 最初は回復アイテムのみを入れる予定でしたが、あれよあれよという間に増えて、今では100種類を超える数が実装されています。やりすぎという気がしないでもありませんが(笑)。
 殆どはゲームなどに元ネタがあるので、分かる人はクスリとできるかもしれません。(効果は少しずつ違うものもありますが)

 クラスの設定と違い、普通の効果のアイテムであまり暴走しているものはありませんが、いわゆる「召喚」アイテムだけは、好き勝手やらせていただきました。
 あえて一覧表には名前を書いてませんが、ノヨル・カマーイから中裕司にいたるまで、ありとあらゆる人物が召喚でき、もうカオスもいいとこです。
実際の「かまいたちの夜」では、アイスピックで主人公を刺殺するのはノヨル・カマーイではありませんが、それも含めて、完璧にノリで作ってます。
 全部の元ネタが分かったあなたは、只者ではありません。

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ボスバトルチャレンジ

 Ver5.00で追加した最大の要素。
 きっかけは「ラスボスが欲しい」という単純な発想からでしたが、作りこんでいくうちに入れ込んでしまい、パスワード制の新設、ボスの特殊能力の強奪、そして成長要素の追加と、様々な要素に発展して現在に至ります。
 呂布からボヒョー・ギースにいたるまで、わけのわからんボスがぞろぞろ登場しますが、みなちょっとやそっとでは倒せないように設定しています。そのかわり、倒した後のボーナスは、防御力二倍とか2000ダメージ吸収とか、割と強烈なので、その後の通常の対戦では、無敵にちかい戦績を収めることができるでしょう。
 特に、仲間になって一緒に攻撃してくれるミリタリアスと本気ミクはかなり強烈です(しかもミリタリアスは成長要素があります)。
 ちなみに、各ボスの元ネタは、

■ ミリタリアス

 たぶんこの中ではもっともマニアックな「ランニングハイ」(システムサコム、PS)という、特殊なスーツを着こんだ超人たちがレースを繰り広げるゲームのラスボス。
 ゲーム内容からも分かるとおり、本来は魔法使いじゃないうえに、クラス「魔人」の元ネタである「ファイナルファンタジー」になんの関係もないんですけど、作っていくうちにこうなりました。名前も性能も性格も気に入っているので、あえてそのままにしています。
 ボス説明のところに書いてあるとおり、このミリタリアス、同じパスワードを入れるたびに強くなって再挑戦してきます。単純に(HP、MPを含む)すべての能力値が1.2倍になって出てくるのですが、最大16回までパワーアップします。
 最強状態の「ミリタリアス[16]」は、魔力3697、HP33279、MP92442。こちらの防御力が100になっていても、平気で28000以上のダメージを与えてきます。「ミリタリアス[9]」くらいまでは、キャラを育てればなんとか勝てるレベルですが、それ以上は完全にネタで作っているので、たぶん勝てる相手いないです。
(与えてくるダメージなどは、後述の「ヤズマット」よりも圧倒的に高いです)

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■ 呂布

「人中の呂布、馬中の赤兎」と謳われた三国志の最強武将にして、ボスキャラクターの中で唯一の実在の人物(?〜198年)。字は「奉先」。後漢時代の中国は并州五原郡の人。
 最初は「三国無双」からとってくるはずだったんですが、最終的にはなぜか「蒼天航路」の最狂呂布になってしまいました(「三国志大戦」にゲスト参戦)。
 横山光輝「三国志」ではまだ「荒っぽいものの会話はできる普通の人」という印象だった呂布ですが、「蒼天航路」では会話が成立しているのかどうかすら怪しく、片手で相手の頭を握りつぶしてしまうドレッドへアのモンスターみたいな巨漢になってました。原作でのあまりの暴れっぷりと、アニメでの「――――――――――!!!」が強烈に印象に残ってます。
 このスクリプトでは、「物理」系統最強にして呂布専用クラス「無双」を引っさげての登場。もとの攻撃力が高いうえにターンごとの攻撃力上昇率が半端ではなく、クリティカルヒットが発生しようものなら吼え猛ります。

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■ ルイズ

 トリスティン屈指の名門の出ながら、魔法の才能が全くない(ように思われていた)ため「ゼロのルイズ」と呼ばれていた「ゼロの使い魔」のツンデレご主人様。本名ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。長っ!
 最初はこのルイズが魔法系のボスになる予定だったんですが、ミリタリアスが先にできてしまい、ならばということで、「圧倒的に勝つ」よりも「負けない」「死なない」ボスを目指してこうなりました。
「人間バリア」才人にとっては、いい迷惑以外の何者でもありませんが、「ゼロの使い魔」ってこういう作品だったっけ? ちょっと自信がありませんが。
 Ver5.09から隠しボスとして、このルイズの裏バージョン「虚無のルイズ」(登場パスワード「M91bQ2t8IJZ41beX3CC2」)が存在します。
 こちらは魔法攻撃系のシンプルに強いキャラクターですが、サイトのダメージ吸収力もケタ違いにパワーアップしています。ちょっとやそっとでは勝つのは難しいでしょう。ただし、倒した後の自分のダメージ減少力もアップします。ルイズと虚無ルイズを同時に撃破すれば合計8000ダメージ無効化という、普通レベルのボスキャラ相手なら相手にならないほど強烈なボーナスになるので、頑張って倒してください。。
 ただ、「裏ルイズ」はうろ覚えの記憶を頼りに作ったので、原作とは関係ないかもしれません。もう一度原作を読み直して、「虚無の魔法に目覚めた状態」のルイズとして作り直したいと思っています。

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■ ゴゴ

「ファイナルファンタジー5」に登場たときが初出。ジョブ「ものまね師」を守るボスキャラでしたが、長い時間戦うと息切れして降参してきたり、そうかと思うと突然発狂モードに突入してメテオを三連発してきたりと、わけわからん性能で倒すのに苦労した覚えがあります。
 続編の「ファイナルファンタジー6」ではパーティーメンバーの一員として登場する「ものまね師」。仲間パーティーのコマンドを全部使うことができるという驚異の性能を持つ仲間でしたが、ステータスが低めで魔石による能力の底上げもできない(特に防御力の低さ=被ダメージの高さがネック)あたりが痛し痒しでした。
 いやらしいといえば、多分こいつが一番いやらしいボスでしょう。
 紹介には「一定の能力値を持たない」と書いていますが、実際には「自動的に相手よりも全ての能力値が1だけ高くなる(HPとMPは+10)」という仕様のため、同じクラスで普通に戦ったらまず勝てません。
 また、こちらのアイテムを完全に封印してくるため、一部の上位クラスが出現しなくなるのも厄介。

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■ ギース・Bボヒョー・ハワード

 本家悪のカリスマ……の、その後。いわゆる「ボヒョー・ギース」。知っている人がいるのかこれ。
 元は格闘ゲーム「餓狼伝説」(SNK、ネオジオ)というシリーズのカリスマ的ボスキャラ「ギース・ハワード」ですが、ボヒョーギースは、それを元に奥村春夫が「コミックゲーメスト」の「ゲーパロ4コマグランプリ」で投稿・連載していたパロディキャラクターです。
 元ネタを考えればかなりの悪人なのですが、このボヒョーギースはすごくいい人らしく、(お墓なのに)部下のビリーのピンチに変装して駆けつけたり、(お墓なのに)師匠から縁談を持ちかけられたりしていました。見合い相手もお墓だったけど。
 当たると相手が死ぬ「死風拳しっぷーけん」、相手を問答無用であの世に連れて行く「ダブル霊風拳れーぷーけん」(ただし原作では両方とも不発)、石のわりに火に弱いなど、なるべく原作に忠実にしようとしましたが、520という防御力が単純に凄まじく、戦闘が異常に長引きます。まともにダメージを与えるのは難しく、100ターンを使い切ってドローもよく見られます。
(ボスバトルモードでは、ドローになった場合は「勝敗」はつきませんが、チャレンジは失敗扱いになります)
 なお、仲間になったときの「ゆるるさーん」という台詞は、元ネタの原作「餓狼伝説」に実際にあったらしい誤植。

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■ スラぼう

「ドラゴンクエスト(モンスターズ)」シリーズで仲間になるモンスター。表示される能力値は悲しいほどに低いものの、いきなり150匹もの仲間が出現・合体してパワーアップ、というイカサマにもほどがあるネタ。
 150匹分の怨念か、ステータス自体は他のボスキャラクターよりも高めで、相手によっては700近いダメージを平気で与えてきます。
 撃破ボーナスも「ワームスキルの出現率上昇」という特殊なものですが、実はこれが便利。他のボスキャラの攻略には欠かせないでしょう。

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■ 天海春香

 大人気ゲーム/アニメとなった「アイドルマスター」のメインヒロインにして、765プロのムードメーカー、天海春香です。
 原作では個性あふれるアイドルたちの中心人物として頑張る春香ですが、本作では水で無限増殖する「 はるかさん」をひたすら増やしながら、都合が悪くなると「インベル」に乗り込んでブン殴ってくるなど、かなりネタくさいキャラクターになってしまいました。

 HPも防御力も低いのですぐに倒せそうですが、無節操なはるかさんの増殖力と、瀕死状態でのインベルとの一撃は、かなり強烈です。
 天海春香専用クラスの「企鵝」とは、「ペンギン」の和名です。「アイドルマスターXENOGLLOSIA」劇中で、親友のやよいが春香のことを「最初のペンギン」(※)と例えていたことから。
(※後の者のために、最初に海に飛び込んでいく勇気あるペンギンのこと。転じて勇気のある人を指す例え)
 ボスの撃破ボーナスが「オーバーキルの発動条件緩和」という特殊なものですが、本来オーバーキルは「1500 / 16」と表示されている場合、「HPがちょうど16で生き残った場合のみ、ダメージ1500の攻撃が発動」という最後の一撃。
 春香の撃破ボーナスでは、この「1500 / 16」が「1500 / 48」と、発生条件の残りHPが三倍になり、さらに発動条件も「HPがちょうど48で生き残った場合のみ」から、「HPが48以下で生き残った場合いつでも」になります。

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■ 菊地真 with 765プロオールスターズ

 上の天海春香と同じく「アイドルマスター」のヒロインたちです。春香以外の全員が同時に登場。12人+12匹がかりで相手を叩きのめす、割とアレなボスキャラとなりました。
(ちなみに、ここで我那覇響の家族になっている「サメ太郎」はアニメ26話、「クマひろ」は「ぷちマス」のドラマCDに登場)
 最初は春香+オールスターズでネタを考えていたのですが、春香が上のような形で落ち着いたため、それ以外のメンバーで固めています。
 真の攻撃は「攻撃力」が準拠になっていますが、解説にもあるとおり、MPを消費して普通の「物理攻撃」よりも若干ダメージが上がります。しかもサポートキャラクター・あずささんの効果でMPは何度でも回復するため、実質の無限MPとなっています。
 ボスのルイズ、B・ギースと同じく、「徹底的に死ににくいボスキャラ」として構築したらこうなりました。ルイズは相手の攻撃を吸収することで、B・ギースは極端に防御力を上げることでダメージを抑えますが、765プロ一同は真を回復させまくり、さらに「即死回避」という反則技まで使ってきます。
 というか、ぶっちゃけそうとう相手が強くないと、倒れません。
 それでも、天海春香が想像以上のネタキャラになってしまったため、かなりまともに見えてしまうこの不思議。

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■ 藤崎詩織

 恋愛シミュレーションというジャンルを切り開いた名作「ときめきメモリアル」のメインヒロイン。「教えてMr.Sky」
 一応、主人公の幼なじみという設定ですが、ゲーム開始当初のひどい対応や、攻略難易度の高さから「幼なじみどころかまったくの他人じゃないですか!」とファンを絶望させた元祖鉄壁娘。あるファンが彼女を攻略した時に発した「詩織を倒した!」という一言がすべてを物語っています。
 本作では、その絶望振りを弱い相手とは戦ってくれさえしないという手段で再現してみました。正確には、こちらの攻撃力、魔力、精神力、気合、防御力、敏捷度のうちの最高値が159以下だと、強制的にHPが1に、MPと敏捷度が0にされてしまい、さらに詩織の最初の一撃で強制的に1ダメージを食らってしまいます(=即死)。
 それ以上の能力を持つ相手には戦ってくれますが、そこまでレベルを上げる頃には逆に詩織のほうがかなり弱くなっているというこのジレンマ。さらに、撃破ボーナスもわりと微妙(対ボス戦では役に立たない)で、天海春香とは違う意味でネタキャラになってしまいました。
「HEAVEN'S GATE」は、横スクロールシューティング「オトメディウスX」にボスキャラとしてゲスト参戦したときのネタ。このときに詩織の登場を見た瞬間、たいていの人は爆笑するか呆気にとられるかどっちかだと思いますが、その黒いセーラー服と、プレイヤーを本気で殺しにかかってくる姿から「黒詩織」という愛称がつきました。

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■ 深き怨恨の闇に堕ちたユリ・サカザキ

 ランダム乱入のボスです(4096分の1の確率で出現)。SNKプレイモアの格闘ゲームに登場するキャラですが、実はセルフパロディだったりもします。
 昔、「ユリ・サカザキ ミュージアム」の前身である「ゆりぶろぐ!」の企画コーナーだった「裏キャラ企画委員会」。そこで公開していた「裏キャラ」たちのなかで、もっとも人気があったオリジナルの裏ユリがこの「怨恨ユリ」です。
 ぶっちゃけ「殺意の波動に支配されたリュウ」のユリ版だったんですが、作っていくうちに力が入ってしまい、コマンド表から細かい技設定(通常技、特殊技を含む)、勝利メッセージまで膨大な設定を黙々と作りこんでしまいました。
 このゲームでも、このボスだけ、明らかに力の入りようが違います(倒して仲間にすると正気に戻ります)。
 撃破ボーナスの「カウンター攻撃」は、相手の攻撃が強くなればなるほどダメージが上がる強烈無比な効果を持ちます。特にダメージ減少/吸収系のアイテムや能力との相性が抜群によく、ボスキャラクターの撃破には必要不可欠なスキルです。

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■ ティシフォーネ

 上の「怨恨ユリ」と同じくランダム乱入のボスキャラクター(4096分の1で乱入)。二次創作ではない拙作のオリジナル小説「断罪の剣」のキャラクターであるため、隠しボスという扱いにしています。
 原作では特殊な情報検索システム「第二煉獄」で大都市アーカディアの六百万人分の個人情報を監視している特殊能力者で、法的断罪機関「エリニュス」の一員。明るく元気で健気ながら、周囲が変人ばかりでなかなか報われない、事実上の主人公です。
 このゲームでは、「徹底的に相手の力を弱めて奪う」ことに特化したキャラクターとして設定しています。
「相手のMPをすべて奪う」「自分より相手のHPが高いと、強制的にHPを入れ替える」「相手の最も高い能力値を半分奪って自分の能力値に加える」など、考えてみたらかなりムチャクチャだなこれ。
 地味ながらかなり強力なボスになりました。撃破すると、「MP強奪」以外の能力をそっくりそのまま使うことができます。

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■ エリザベス

「ペルソナ3(FES)」をやりこんだ人にトラウマを植えつけた最凶のボスキャラ(金銭的な意味でも)。ベルベットルームでお世話になっていたときは、誰があのイベントバトルを想像したでしょうか?
 バージョンアップ版の「ペルソナ3 FES」では大幅にイベントが追加され、「願いがかなう噴水」に500円玉を2000枚(100万円)つっこんでしまうなど、その天然っぷりが超パワーアップ。プレイヤーを爆笑の末に萌え殺すという離れ業をやってしまいました。
 ……というかそのお金、出所は主人公だよね?
 このスクリプトでは、召喚するペルソナの順番から発狂モードの存在まで、魔法の効果を除いてほぼ原作準拠。二人以上のボスキャラを仲間にして連れて行くと通称「ピクシーモード(発狂モード)」となり、メギドラオン(9999ダメージ)とディアラハン(HP完全回復)の大安売りになります。
 実は、発狂モードのメギドラオンのダメージはアイテムで減少可能。撃破ボーナスで防御力アップやダメージ減少の効果のあるボスを倒して挑戦すれば、勝てないこともない……かもしれません。たぶん。

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■ リシリア&覚醒リシリア

 なにか、ワームスキルを身体に宿している特異体質のボスキャラを作ってみたいと思っていたのですが、攻撃力の上がる既存の「剣」「杖」では素っ気無いので、オリジナルスキル「神槍」を登場させてみました。
 エルフの少女、という設定は最初からあったのですが、毒アイテムをもたせようと思いついたとき、「そういえば幻想水滸伝4のエルフの神木の樹液は毒薬だったな」と思い出し、キャラクターの名前を拙作の「幻水4」の二時創作作品からリシリアの登場と相成りました……が、原作のリシリアはこんなに強くないです、一応。(なんとなくポーラとセルマはイメージが違ったので……)
「覚醒リシリア」は、「エルフの少女が毒薬を使ったまま負けたんじゃ可哀想だ」ということで、純粋に魔法系の強キャラとして設定しました。なにせ攻撃力が魔力×2.5×16(神槍Uによる補正)、MPにいたっては1600万です。初期状態で2000近いダメージを与えてくるので、ある程度レベルを上げてHPを上昇させておかないと、1ターンもたないと思います。
「天陽の繭」の元ネタは「ファイナルファンタジー12」の同名のアイテムから。あちらも強力な魔力を宿しており、そのかけら一つで大艦隊を吹っ飛ばすほどの破壊力を秘めています。

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■ ミク&本気ミク

 こちらはせっかくクラス「初音」を作ったので、どうせなら本物にご登場願おうということで作ってみました。
 能力値を見ると弱々しい感じですが、「初音」はダメージの決定に属性値を使うので、「火」属性が「S」をほこるミクは意外とダメージが高くなります。また、特殊能力でこちらのスキルを封印してくるのも厄介なところで、強力な上位属性の特殊スキルがなにも使えなくなり、意外と倒すのに手間取ると思います。
「本気ミク」は完全にノリで作りました。個人的にですが、なぜか初音ミクには「悲哀の象徴」としてのイメージがあり(なんかの歌の影響かな?)、それに見合うクラスはなにか探してみたら「罰」が該当。思い切って「罰の紋章」を持たせてしまいました。
 攻撃力・魔力ともに飛躍的にあがっており、しかも魔法の使用回数が多いので、かなりの難敵だと思います。特に回復魔法が9回も使えるのは反則だなあ。
 ちなみに、ミクと本気ミクを倒して仲間にすると、攻撃と回復の両方を担当してくれますが、「1ターンにHPが(最大HPを超えて)必ず100回復」「相手の現HPの10%の強制ダメージ」と、地味にチート気味です。

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■ 金剛改二

 バーニングラーブ!! 破壊力抜群の明るさと戦闘力を誇る艦娘(かんむす)です。「艦隊これくしょん」から誰かを登場させることは決めていたのですが、誰を登場させるかはかなり迷いました。
 スピード一辺倒の島風、不幸体質の扶桑、超火力の大和・武蔵、色々とちょこまかしそうな天龍幼稚園(天龍+第六駆逐隊)と色々と迷った挙句、火力とスピードの両方に秀でた金剛が一番使いやすく、試製35.6cm三連装砲を四積みして強引に火力を上げて今にいたります(実際に金剛改二は41cm砲と電探二個を積んでいるのですが、本作では電探の使いようがないので、無理やりFIT砲の四積みにしました。これって「論者積み」ってやつ?)
 初期攻撃力225は、実はあの呂布より上ですが、呂布のようにターンごとにダメージが上がるようなことはなく、大体450〜500前後のダメージで安定しています(それでも4ターンも耐えれば大したもんですが)。
 ところで、金剛を倒すとその試製35.6cm三連装砲を一個くれるのですが、人間(と思われる)プレイヤーに、はたして使えるのでしょうか? ちょっと興味あります。

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■ レッドアシッド

 ここのところ作った魔法系ボスが、(覚醒)リシリア、(本気)ミク、レインと少々特殊なほうに行っちゃったため、純粋に魔法系のちょっと強いボスがほしくてこうなりました。当初、名前が「アシッドサム」だったように、おっさんです。
 イメージ的には純粋なマッドサイエンティストというか、徹夜でアイテムの研究をしながら「ヒーヒヒヒ」と微笑んでる嫌なほうのオタクっぽさをイメージしていただいたら間違いありません。
 当初は同じパスワードで上記の金剛と艦娘つながり(?)で「SUMOU教導艦日向」が登場する予定でした。しかし、日向の特殊攻撃の処理が文字通り特殊すぎて、一度断念。
 なお、「SUMOU教導艦日向」についてはpixivで検索してください。私の口からはとてもとても。

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■ レイン

 格闘家でありながら超強力な召喚獣で戦うギャップがほしくて作ったオリジナル・キャラクター。というか、もう召喚獣の一撃がすべてのボスキャラクターです。
 最初に作ったときは、格闘家ではなく純粋な召喚士ということで「FF」のユウナが候補だったのですが、その時点で実装されていた最強の召喚獣が、よりによってセガの実在のクリエイター。ユウナがフェラーリを購入し、某クリエイターがそれに乗って相手を轢き殺すという、あんまりといえばあんまりな光景に、いっそ最初から作り直してしまいました。
 レインは「モンスターハンター」で伝説と化しているドラゴン、ミラボレアスのさらに亜種、ミラバルカンを召喚し攻撃させます。ダメージ基本値は前例のない3000。よって与えてくるダメージも2900〜3000と、召喚獣としては別格の強さを誇ります。
 消費MPが2000と膨大で、レインのMPが2001しかないため、1回しか使えないのが難点ですが、その1回を耐えるのが至難の業でしょう。
 レイン自身の強さはそこそこなので、最初の一撃さえ耐えてしまえば勝機は見えてきます。
 しかし、その強烈な一撃を耐えて、レインを撃破してもらえるボーナスが「プロテイン」というのは、作った自分でもちょっとしょぼいかなーと思ったり(もちろんちゃんと理由があります。レインはあるクラスと致命的に相性が悪く、簡単に倒せてしまうので……)
 レインの名前の元ネタはPSの迷作ADV「serial experiments lain」の主人公から。しかし、結果的に名前しか残りませんでした。「lain」は非常に個性的というか、なんとも表現が難しいゲーム。興味のある方は、取り扱い厳重注意でお願いします。……プレイして壊れないようにね。

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■ アプリコット

 彼女は最初は「クリティカルヒット連発」というクリア報酬のほうから思いつき、じゃあ「クリティカルヒットを連発するようなボスキャラって誰だろう」という方面から構築していきました。
 最初は大昔の相撲漫画「ああ播磨灘」から力士の播磨灘が無敵の張り手でクリティカルヒット、というのを考えていたのですが、正直「ああ播磨灘」のこと全く知らず、少しでも知っているキャラでないと流石にまずかろうということで、かなり大回りした結果、こちらも決して新しくはありませんが「怪盗アプリコット」が予告状を投げまくる、という方向で落ち着きました。「怪盗アプリコット」は2005年頃のPS2の女の子向けADVです。古いな(笑)。
 しかし、貫通ダメージになるような予告状ってなんですかね。カミソリでも仕込んでるのか。

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■ ダークアリス

 他のボスキャラクターとも面識があり、彼らについて語ってくれる特殊なボスキャラがほしくてダークアリスを作りました。むさい老人でも良かったんですが、肉体派はすでに出尽くしている感があるので、ここは女の子にしました。
 良く考えたら、ver5.13で追加したボスのうち、男性はレッドアシッド一人なんですね。次はムキムキの肉体派を……。
 解説にも在るとおり、このダークアリスは攻撃にも防御にも溢れんばかりのお金を使う、究極の銭ゲバ仕様です。回復にはエリクサーを惜しげもなく使いまくり、攻撃には貫通ダメージの銭投げを使ってきます。しかも、MPではなく「資金」がエリクサーで回復する謎仕様の為、実質、ダークアリスの財布は空になりません。
 俺が相手だったら、2〜3ターンの間攻撃に耐えて、銭投げしてきたお金を拾い集めて逃げてしまいそうです。
 もう一つ、このダークアリスの大きな特徴が、「成長すること」です。ミリタリアスのように直接倒して育てるのではなく、ダークアリス以外のボスキャラを倒していくと、その裏でダークアリスはどんどん強くなっていきます。当然、銭投げで投げてくるダメージも右肩上がりに上がっていきます。倒すことが不可能になることもあるので、早い段階で倒しておきたい……のですが、実はこのダークアリス、撃破ボーナスも超特殊。
 序盤で倒してしまうと、殆どありがたみがなく、強くなってから倒さないと意味がない鬼仕様なので、迷ってしまうところですが……。
 ところで、このダークアリス、「アイドルマスター」と「ときめきメモリアル」と「怪盗アプリコット」を知っており、モンスターハンターのミラバルカンを知っており、金剛を改二にするほどの「艦隊これくしょん」提督(プレイヤー)で、初音ミクをわが子のように思っている。ひょっとして、ニートの廃人ゲーマーか?
 ちなみに、名前の元ネタはSFの「ブラックアリス」。そこからちょっと方向転換して「神撃のバハムート」の「エターナルダークアリス」へとたどり着き、今に至ります。

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■ ヤズマット

「ファイナルファンタジー12」における最凶最大のドラゴン。FF史上最大「5011万2254」という絶望的なHPと、激烈なまでの連続攻撃(しかも一定の確率で即死)、回避不能の即死攻撃など、当初は絶対に勝てないと思っていたボスキャラ。
(ただし、何度でも挑戦可能で、一度減らしたHPは回復しない。そのため、ある程度HPを減らして撤退→準備を整えて再挑戦、というのが討伐の常套手段)。
 まあ、とにかく最初は何をやってもあっという間に殺されます。あまりにも簡単に死にまくるので、私は初めて挑戦・全滅したときは、あまりの絶望感で半笑いのままPS2の電源を落として、三日くらいFF12をやりませんでした(やれませんでした)。
 その後、攻略法も確立されて(というか、あまりにも強すぎて挑戦者の意識を煽ってしまい、他のボスキャラとは比べ物にならないほど研究された)、当初からは考えられないような短時間で討伐する猛者も現れました。タイムアタックで一時間を切った猛者もいるようです。
 私も最短で1ラウンド5時間ほどで討伐に成功したことがありますが、これでも相当に運が良かったからで、たぶん二度とできないでしょう。RPGやってて二度と戦いたくないと思ったボスキャラの一匹。
 こんなのと一週間も激闘を繰り広げたというモンブランの師匠って、いったい何者なんでしょうか。少なくともオメガなんか相手にならないと思うんだが……。
 このゲームでも、原作どおりHP5011万。ラスボスよりも遥かに強いです。通常の攻撃でも一撃死が当たり前くらいにダメージが高いうえに、HPが一定値をきるとさらにダメージが跳ね上がります。……そこまでヤズマットが追い込むことは不可能でしょうけど……。
 ちなみに、ヤズマットを倒す方法は存在します……が、かなり運に左右されます

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■ ディオ

 ディオ様です。「ジョジョの奇妙な冒険」第一部と第三部のボスキャラ。第三部では第一部の設定を忘れてしまってますが、「時間をとめる」という能力を凶悪なまでに発揮し、しかも最後は小物臭を散らしながら死亡するという強烈な存在感を発揮。
 とにかくいろんなところでパロディにされているので、ジョジョを知らなくてもディオのネタを知っている人は多いのでは?
 通常の名前入力で登場する(こともある)クラス「世界」の大幅なパワーアップ版「世界ザ・ワールド21」を駆使してくるボスキャラクターです。止められる時間の長さも、与えてくるダメージも桁違いです。
 自分が初期状態では、焦らしに焦した挙句に30000近いダメージを与えてくるサディスティックぶり。極限までキャラを成長させ、撃破したボスの特殊能力を生かしに生かさないと勝てないように作ってあります。単独で攻略するのはほぼ無理でしょう。
 しかし、倒してしまえば、無敵の撃破ボーナス「強制時間停止」があなたのものとなるでしょう。

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■ ???

「ボスバトルチャレンジ」の解説ページにもその存在がちらっと示唆されている、真のラスボス。
 ランダム乱入の「闇ユリ」「ティシフォーネ」を除く、全てのボスを撃破した後、挑戦できるようになります。
(正確には、ディオさえ倒せば挑戦は可能ですが、単独でディオを撃破するのはまず不可能だと思います)
 ちなみに、「闇穿つ翼、消えない心。」というVer5.12のサブタイトルは、このラスボスに関係してます。
 ラスボスのネタバレ(&各ボスの正確なデータ)をご覧になりたい方は→こちら←へどうぞ。

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