ユリサカ用語集 -ラ行

雷煌拳
名称・必殺技・全タイトル

 地上で気を練ってから飛び上がり、空中から斜めに気弾を撃ち下ろす飛び道具系必殺技。
 登場タイトルによって性能が激変する必殺技で、「龍虎の拳2」及び初期「KOF」では垂直に飛び上がって斜め下に気弾を撃ったが、「KOF96」〜「KOF98」では、斜めに飛び上がって気を込めた腕を振り下ろす突進技になり、更にそれ以降は空中入力の飛び道具になっている。
(本人が垂直ジャンプから弾を撃って垂直に落下したり(「KOF94」など)、斜め前方ジャンプから弾を撃って本人はそのまま真下に落下したり(「KOF98UMの裏ユリ」など)、ジャンプの軌道が変わらない(本人と弾がほぼ同じ軌道で飛んでいく)(「KOF2002」など)など、様々なバリエーションがある)
(地上と空中の両方で使える作品もある)

 気弾を撃ち落すバージョンの場合、相手の足元を狙うとしゃがみガード不能になる場合が多い。また、着弾時にあがる火柱にもダメージがあるが、見た目ほど攻撃判定が大きくない。
 作品によって性能はまちまちだが、相手の足払いや飛び道具をかわしながら撃てるため、通常技のリーチに乏しいユリにとっては、虎煌拳とともに牽制技として頼りになる場合が多い。
 ユリは攻撃力・リーチ共に欠けるため、強キャラに入るゲームはあまりないが、この「雷煌拳」と「砕破」が強めに調整されているゲームでは強キャラになる傾向がある。

「KOF'96」以降の雷煌拳は「小ジャンプから両腕を振り下ろす」タイプだが、「相手との距離によって攻撃判定の発生時間が変わる」という面白い特性がある。相手の至近距離で地上雷煌拳を出すと、相手の頭目掛けて低い位置で気弾を出す「昇り雷煌拳」になる(ただし、しゃがみガード可能)。
「KOF'98UM」の裏ユリの使う雷煌拳は、ダウンした相手への追い討ちとして使用可能。主にMAX飛燕鳳凰脚からの追撃に使う。
「KOF13」ではEX雷煌拳が高いガードクラッシュ値を誇り、この技を絡めた連携が、高い確率で相手のガードクラッシュを誘発できる。また、「鳳翼」からの派生技としても使用できる。

「龍虎の拳2」でユリが初登場したときから使っている技で、同時にユリが始めて公開したオリジナル必殺技である。
「餓狼伝説」や「龍虎の拳」の世界観では、空中で気を練って撃ち込むという行為は、ギース・ハワードやリョウ・サカザキなど、一部の天才・凄腕の人物しかできない至難の芸当である。それをユリは「地上で気を練った後、それを保持したままジャンプ、空中から撃ち下ろす」という見事な逆転の発想で解決した。このあたりが、兄も感心するセンスの良さなのだろう。
「KOF MAXIMUM IMPACT 2」で登場した超必殺技「天翔覇王翔吼拳」も、このアイデアの応用と思われる。

 名前は、恐らく「雷のように空から降ってくる虎煌拳」といったニュアンスで名づけられたものだが、「餓狼伝説3」に登場する望月双角の召喚する「雷神」に関連するという異説も、一部にはある。

関連⇒空中版天翔覇王翔吼拳虎煌拳砕破天翔覇王翔吼拳覇王雷煌拳

雷神 覇王翔吼拳
名称・リーダー超必殺技・KOF

「KOF2003」に登場するユリのリーダー超必殺技。ユリをリーダーに選んだ場合のみ使用できる奥義。
 覇王翔吼拳のバリエーションの一つで、身体を帯電させながら巨大な気弾を放つ。
 普通に撃ってもガード不能という強烈さに加えて、コマンド入力後にボタン押しっぱなしで覇王翔吼拳の発射を遅らせることができる上に、ダメージと気絶値がレベル5まで上昇する。レベル3以上までためると、(気絶している相手に決めた場合を除き)相手が確実に気絶する。
(タメ時間は、ボタン押しっぱなし&レバガチャで短縮はできる)

レベルダメージ気絶値
11248
224100
334152
444204
552256

 ただし、ためてしまうと技の前後の隙があまりに大きくなり、確定でヒットする状況はまずないため、CPU戦以外では使いどころが非常に難しい。
 一応、まったくためない状態で立ちCから連続技になるが、悲しいくらいにダメージが低く、まだ 立ちC → 空牙 → 裏空牙 → 芯!ちょうアッパー にゲージをまわしたほうが得策といえる。ある意味、完全に趣味の技、ロマン技である。

「KOF2003」で、単発の気絶値が最も高い技は、ユリの兄・リョウの「天地覇煌拳」(気絶値255)が群を抜いているが、「雷神 覇王翔吼拳」はレベル1の状態でそれに継ぐゲーム中2位の気絶値「48」を誇る。
 さらにレベル5までためると、実は気絶値が「256」まで上がり、「天地覇煌拳」を抜いてゲーム中No.1となる(ただし、実用性は天地覇煌拳にはさすがに及ばない)。

 なお、「KOF2003」に続く「KOF NEO-WAVE」に登場する「電撃ビンタ(ガード不能攻撃)」は、この「雷神 覇王翔吼拳」の基本理念を応用して開発された可能性がある。

 名称の元ネタは「ストリートファイター3」のリュウのスーパーアーツ「電刃波動拳」。ボタン押しっぱなしの気絶に関する効果もほぼ同じだが、「ガード不能」で(「ため」という条件にもよるが)「気絶確定」という効果は、初代「龍虎の拳」の覇王翔吼拳を再現したものともいえる。

関連⇒空中版天翔覇王翔吼拳電撃ビンタ天翔覇王翔吼拳覇王翔吼拳覇王雷煌拳

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理想体型
人体

 理想体型の指標にも様々あると思うが、有名なものは、下着メーカーのワコールが提唱した「ゴールデンカノン」だと思われる。
 それに曰く、女性の理想的なボディラインは、

  • バスト…… 身長 × 0.54
  • アンダーバスト(20代)…… 身長 × 0.44
  • アンダーバスト(30代)…… 身長 × 0.45
  • アンダーバスト(40代)…… 身長 × 0.46
  • ウェスト…… 身長 × 0.38
  • ヒップ…… 身長 × 0.54
  • 太もも…… 身長 × 0.31
 ……だそうである。
 これを身長168cmのユリに当てはめてみると、理想体系は、バスト90.7cm、アンダーバスト73.9cm、ウェスト63.8cm、ヒップ90.7cm、太もも52.1cm、となる。

(余談だが、理想的な頭身は7.5頭身で、ヒップの高さがちょうど全体の50%の高さになるといいという。
 また、前面から見た横幅の理想のバランスは、【肩幅:トップバスト(いわゆる左右の乳首の間隔):ウェスト:ヒップ】の幅がそれぞれ【 16:8:10:14 】。
 身体を横から見たときの理想的なバランスは、【バスト:ウェスト:ヒップ】のバランスが【13:10:14】になるのが、最も美しいスタイルだそうである)

 体重の指標で有名なものには、BMI指数、ブローカ桂変法、ローレル指数、カウプ指数などがある。
 後者二つは子供向け指数のため除外するとして、

  • BMI指数……体重(kg) ÷ ( 身長(m) )2
    (18.5未満(痩せすぎ)、18.5〜25(標準)、25〜30(肥満1度)、30〜35(肥満2度)、35〜40(肥満3度)、40以上(肥満4度))
  • ブローカ桂変法……体重(kg) ÷ ( 身長(cm) - 100 ) × 0.9
    (79未満(痩せすぎ)、80〜89(痩せ気味)、90〜109(標準)、110〜119(太り気味)、120以上(肥満))
 上の基準に合わせて「標準体重」の範囲でユリの体重を計算すると、おおよそ52.21kg〜70.56kgとなる。

関連⇒バストヒップ

リョウ・サカザキ
人物・龍虎の拳・KOF・武力ONE・餓狼伝説・他

 極限流開祖タクマ・サカザキの長男で、ユリの四歳年上の実兄。日本人の父とアメリカ人の母を持つハーフ。
「無敵の龍」の異名を持つ、現極限流師範代。後に極限流の総帥の地位と「Mr.KARATE」の名をタクマから受け継ぐ。
 母親の事故死、父親の失踪と、致命的なトラブルが続出する中で、若年ながら妹を一人で育て上げた、大変な苦労人。
 幼いころは父親の空手教育に対して、むしろ反発を抱いていたようであるが、自分とユリの生活のためにストリートファイトの世界に身を置いたことで、才能が一気に開花。実戦の中で腕を磨き続け、また、もともと努力を苦にしない生真面目な一面があるせいか、驚くほどの速度で強さを身に付けていった。

(「龍虎の拳」の時点で179cm/68kgと、長年戦い続けた本職の格闘家としてはかなり細身で、もともと筋肉がつきにくい体質なのではないかと思われる。そのため、彼の努力は並大抵のものではなかったはずだ)

 時に下駄履きで大型バイクを乗り回すなど破天荒な一面も見せ、時に熱血が過ぎることもあるが、その実、安定した人格と包容力を持つ好青年。KOFシリーズでは、やや世間知らずとして描かれることがあるが、長年ユリを育ててきた手前、社会常識は持っていると思われる。
 苦労した時期が長く心配性が身についてしまっているせいか、最近では妹のやんちゃぶりに頭を悩ませる日々。
 また、火引弾や溝口誠など、一癖も二癖もある格闘家から、一方的にライバル扱いされたり「パチ物」扱いされたりと、極限流をめぐる苦労は絶えない。


「ザ・キング・オブ・ファイターズ94外伝」
(鷹岬諒著)
 ライバルのロバートが足技に長けるのに対し、リョウは正拳突きに長け、新しいものをどんどん取り入れるユリやロバートに比べて、クラシカルなスタイルの空手を好む。
 8月2日生まれの22歳(龍虎の拳2)。身長179cm、体重68kg(後に75kg)。日本名での表記は「坂崎亮」だが、ユリと同様、彼もアメリカ国籍を取得している可能性が高く、その場合、この表記は正確ではない。
(日本人が外国に帰化した場合、日本の国籍法に基づいて日本国籍が失効するため)。
 アニメ版「龍虎の拳」の劇中では、サウスタウン/レッドリバーストリートに住んでいる。
 日本にいた時のことを殆ど覚えていない妹と違い、得意スポーツに相撲をあげるなど、趣向に日本人的なところも残しているようだ。
 手先が器用なようで、バイクの整備は自分で行うほか、日曜大工が得意で、家の小物はほとんどがリョウのお手製。
 また、牧場の主人から贈られた愛馬「タツマキ」の世話をこまめにしていたり、30歳をすぎてからは家庭菜園に精を出していたりと、意外と多趣味だが、平和な趣味が多く、彼のおおらかな性格がよくあらわれている。

 嫌いなものは足がいっぱいついた虫(幼少時、ロバートにしこたまラッキョウを食わせた報復として、顔面に投げつけられたから、という説有り)。

 またプレイステーションのADV「ザ・キング・オブ・ファイターズ京」では「十種神宝」の一つ「八束剣」を司る存在とされている。

 基本的にオレンジ色の胴着を愛用しているが、これは子供の頃、今は亡き母親から初めて贈られた胴着がオレンジ色だったため。今でもその色に愛着を持ち、胴着を新調するたびに同じ色にしているという。
 父親から「Mr.KARATE」の名を受け継いだ前後から、黒い胴着を着用するようになる。
 アニメ「バトルスピリッツ 龍虎の拳」では、黒髪で、胴着の上にジャケットを羽織って登場。これは「声優の別所哲也氏をモデルにした」という説と、「妹のユリが黒髪なのに兄が金髪ではわかりづらいから」という説と二説が存在する。
(ちなみに、黒髪の父と金髪の母から、金髪と黒髪の兄弟が生まれる可能性は、かなり低いようだ)

 初登場時より、ロバート・ガルシア、キング、藤堂香澄、如月影二、不破刃、テリー・ボガード、火引弾、溝口誠など、実に多くのライバルに恵まれている。
 また、本人が意図しないところで異性関係が意外に賑やかで、「龍虎の拳外伝」では藤堂香澄に関心をもたれ、「KOF」シリーズではキングとの関係が発展しかけているが、実はこの二人よりも先に、「Days of Memories」にて沙藤麻琴と結ばれている。


「カーマンに指令を」
(天獅子悦也著)

 格闘家として全盛期を迎えたのは40歳と比較的遅めで(「餓狼伝説 WILD AMBITION」に「Mr.カラテ」として登場したとき)、48歳で既に前線からは退いている(「餓狼 MARK OF WOLVES」)ので、リョウが完成した拳を前線で振るった期間は意外なほど短い。
 それは裏を返せば、リョウが若いころから理想としていた空手のかたちが、それだけ高みにあったということだろう。

 今も昔も変わらず、ユリ・サカザキにとってもっとも影響力の強い人物であることは間違いない。
 特に極限流空手を始めて以降、ユリは多数のオリジナル技を開発する一方、兄の「覇王翔吼拳を会得しないかぎり〜」という決めセリフを真似てみたり、リョウが「KOF11」で「ビール瓶斬り」を使い出した途端に自分も「KOF MI2」で「超ビール瓶斬り」を使い始めたり、「ちょう!龍虎乱舞」では「オラオラオラ〜!」と叫んでみたりと、リョウに影響されている部分も極めて大きい。

「龍虎の拳」「龍虎の拳2」が出た当時は、荒々しい格闘家というイメージが強かったが、「KOF」シリーズに登場するようになってからというもの、「KOF MI2」でプロの作家がストーリーを書き下ろすようになるまで、極限流丸ごとお笑い空手のイメージを定着させる極めて頭の悪いストーリーが続き、また既存の技が不細工にされたり、不細工な新技が追加されたりと不遇の時期が長く、ファンとしてはややもどかしかった。
 ダンや溝口などの社外ライバルには恵まれていない、というよりは、もっと根本的なところで、社内の最も非常識なデザイナーに毎回、担当されている、という印象が強かったが、「KOF XI」以降、少しずつその風潮が改善しつつある。
 後に「武力 〜BURIKI・ONE〜」で「坂崎リョウ」として登場した時は、黒道着+無精ヒゲ+凶悪な眼差しでファンの度肝を抜いたが、初期KOFの扱いに比べれば、遥かにカッコよかった。(そのためか、上のキャラクター解説は、かなり筆者のヒイキが入ってます)
 実は、ゲスト出演である「餓狼SP」「餓狼WA」や「CAPCOM vs」なども含めると、登場タイトルはユリよりも更に多い。「KOF 2002UM」「KOF13」に登場したことで、また記録を伸ばしている。
「リョウ・サカザキ」「坂崎リョウ」「ミスター・カラテ」「二代目ミスター・カラテ」と、同一人物が四つの名前で別々の作品に登場しているのも、ネオジオ・キャラクターとしてはおそらく最多記録。
 また、初登場となった「龍虎の拳」シリーズで22歳までのエピソードが示され、「武力 〜BURIKI・ONE〜」「餓狼伝説 WILD AMBITION」「KOF MAXIMUM IMPACT」シリーズを経て、「餓狼 MARK OF THE WOLVES」のマルコ・ロドリゲスのストーリーで48歳で登場するなど、誕生から半世紀に及ぶエピソードが、何らかのゲームの設定やストーリーの隅々で語られている。これも、格闘ゲームの一人のキャラクターとしては、例外的なことだろう。

 ゲームでの担当声優は臼井雅基氏(「KOF12」以外の全作品)、小崎正義氏(「KOF12」)。
 アニメ版の声優は別所哲也氏、実写版CMでの役者はヘンリーHE氏、電撃CD文庫の「KOF'94」ドラマCDでの声優はなんと神谷明氏。ケンシロウみたいなイメージだったのだろうか?
 外見のモデルは、映画「ゴースト ニューヨークの幻」などで有名な俳優、故パトリック・スウェイジ。名前の元ネタは坂本竜馬か、「アストロ球団」のリョウ・坂本ではないかと思う。
 海外版OVA「BattleSpilits Art of Fighting」での吹き替え声優はAlden Crews氏。

関連⇒極限流空手キング沙藤麻琴タクマ・サカザキ藤堂香澄藤堂竜白火引弾ブラザーコンプレックスロネット・サカザキロバート・ガルシア

リョウ・坂本
人物・漫画

 試合中に多数の死者が出ることでもはや伝説と化した超絶野球漫画「アストロ球団」の登場人物で、管理人が勝手にリョウ・サカザキのネーミングの元ネタではないかと思ってい た人物の一人(もう一人は坂本竜馬だが、サカザキも坂本も、二人とも坂本竜馬が元ネタである可能性が高い)

 ハワイ・オアフ島出身の日系三世。年齢不詳。堂々たる体躯にルパンヘア、飛び出し眉毛にケツアゴ、そのアゴまで達したもみ上げという、1960〜1970年代前半の剛健な日本男児を地でいく快男児。
 ロッテ・オリオンズ(当時。現・千葉ロッテ・マリーンズ)が、常識離れした強さを持つアストロ球団に対抗するために、金田正一監督が連れてきた「10番目の打者」。つむじ風を起こしながら登場した。
「神道無念流」という日本古武術を野球に用い、「未だ打法を封じられたことがない」という触れ込みで登場、科学を超越した理論で飛んでいく「消える打球」、鉄壁を誇る超人守備「大障壁」、同じく両腕を潰されてもボールを返す「ハリケーン・キック」、凄まじく男らしいけど明らかに野球のルールを無視した「坂本常識」などで、その超人ぶりを遺憾なく発揮。一瞬とはいえ、「アストロ超人の一員ではないか」と思われるほどの活躍を見せる。
 結果、彼は超人ではなかったが、右腕一本を犠牲にアストロワン・宇野球一と堂々と勝負し、スカイラブ投法の前に潔く敗れさった。

 ……と、ここで終わっていれば良かったのだが……。
 アストロとの勝負に敗れたあと、打倒アストロをかかげてロシアにわたり、(極限流ではなく)なぜかサンボの特訓に明け暮れていたらしいが、「アストロ球団」の連載が終了した後の特別読み切り編で、なぜか「ドラゴン・マグナム」と改名し、暴力野球を標榜するアメリカチーム「ミラクル・ボンバーズ」の監督として復活、非道の限りを尽くしてジャイアンツを叩きのめし、ファンを落胆させた。
 しかし「ドラゴン・マグナム」……。ひょっとして「龍撃拳」……いやいやいや(笑)。

 ちなみに、この「アストロ球団」に登場する必殺技(野球漫画なのに必殺技)が元ネタとなった「KOF」の技は案外多い。怒チームのラルフやクラークの通常技のネーミングにも垣間見える。

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ロネット・サカザキ
人物・龍虎の拳(設定)

 タクマ・サカザキの妻で、リョウ・サカザキとユリ・サカザキの実母。故人。
 剛毅さにあふれたタクマとは対照的な、理知的な表情の美人。ロングの金髪をアップにしている。

 夫であるタクマと出会う前のエピソードは不明だが、1957年には長男リョウを、1961年には長女ユリを、日本で出産している。
 1965年、一家で渡米。サウスタウンに居をかまえ、夫の空手道場を支えながら、二人の子供を育てる。

 そして1967年8月2日。タクマと同乗していた自動車が、大型トラックに追突されるという大事故に巻き込まれ、この交通事故で不帰の人となった。
 この事故は、タクマの自動車が原型を留めぬほど大破していたにもかかわらず、事故を起こしたトラックはその場から逃走、捜査も殆ど行われないなど、多くの不審点を残したまま、未解決となっている。
 ロネットの死後、サカザキ家は離散・崩壊してしまい、タクマ、リョウ、ユリにとって苦難の10年が始まることとなった。

 生年、享年、共に不明。身長167cm、血液型A(いずれも推定)。

 サカザキ一家のみならず、「龍虎の拳」のストーリーにおける、最大のキーパーソンの一人。
 だが、彼女の死に関しては未だに謎が多く、「龍虎の拳2」のストーリーから、事故を画策したのがギースやMr.BIGの「組織」であることは間違いないと思われるが、真犯人は不明のままである。
 スーパーファミコン版「龍虎の拳」では、エンディングで、サカザキ一家の過去についてある程度フォローされているが、そこにもこの事故についての言及はほとんど無く、指示者がMr.BIGやギース・ハワードである、という確たる証拠は示されていない。

(森気楼によるオフィシャルコミックでは、長男のリョウは事故当時から、真犯人は父を逆恨みする者だと確信している。
 また、天獅子悦也版「龍虎の拳」では、そのギースが「10年前、その(タクマの)強さゆえに恨みを抱いた男達によって、おまえの妻ロネットが殺されたことも……」と語っており、やはり個人的な怨恨の可能性を指摘している)

 ユリは、この母のことを尊敬しており、残されたパールのイヤリングを、形見として大切に保管している。またリョウも、母から贈られたオレンジ色の空手胴着に愛着を持ち、以降もずっと同じ色の胴着を着ている。
 墓所はアメリカにあるものと思われるが、舞台が日本である「Days of Memories 〜僕と彼女の暑い夏〜」の後日談の小説では、ユリのお墓参りのエピソードがあり、日本にも分骨・埋葬された可能性が示唆されている(アメリカは土葬文化だが、日本人であるタクマが火葬にした可能性もある)。
 タクマと生活し、二人の子供をもうけた日本という国は、ロネットにとっても大切な土地なのだろう。

関連⇒Mr.BIG極限流空手サウスタウンママの形見のパールのイヤリング村上大地リョウ・サカザキ

ロバート・カルシア
架空の人物・龍虎の拳外伝

 藤堂香澄が「龍虎の拳外伝」において、リョウを追いかけてグラスヒルバレーを放浪中、出会ったロバートを見てこう呼んだ。
 一説には「KOF2000」に登場した「アナザー・ロバート」の本名ではないかとも言われているが、真相は不明で、たぶん香澄の単なる間違い。

関連⇒藤堂香澄ロバート・ガルシア

ロバート・ガルシア
人物・龍虎の拳・KOF

 イタリアの富豪アルバート・ガルシアと妻シェリーの長男。将来を約束された地位を嫌い、帝王学の一環として父親に始めさせられた極限流空手にのめりこんだ。
 父親が親友同士だったということもあり、リョウとユリのサカザキ兄妹とは幼馴染みであり、同い年のリョウとは終生のライバル。
 また、ユリに一途な想いを寄せ続けており、基本的に他の女性には目もくれない。「龍虎外伝」でやはり幼馴染のフレア・ローレンスと印象的な再会を果たし、「KOF12」のストーリーでは才媛ミス・ジュールズに巧妙なモーションをかけられるも、ユリへの想いがぶれることはなかった。
(ロバートがユリを好きな理由は、「地位や財産にとらわれず、ロバート・ガルシアという一人の人間として接してくれるから」だそうである。またユリのほうも、彼のことをかなり意識はしている)。
 リョウという最強のライバルがいたせいか、めきめきと実力を伸ばし、後には「最強の虎」という異名を得、リョウと共に「極限の龍虎」と並び称される。

 クラシック・スタイルの空手を好むリョウとは異なり、新しいものをどんどん取り入れる天才肌。その長い脚を生かした技に長け、「究極奥義」である龍虎乱舞にすら自らのアレンジを加えられる、恐るべき才能の持ち主。そのファイトスタイルは、同じく天才肌であるユリに、強い影響を与えている。
 幼い頃からサカザキ一家と接してきたせいか、厳しい父親に帝王学を叩き込まれたにしては気取ったところが無く、ざっくばらんに誰とでも打ち解ける性格。
(もっとも、その父親の帝王教育には幼いときからそうとう反発していたようで、同じくタクマの空手教育に反発していたリョウとは馬が合ったのかもしれない)
 現在はイタリアの家を出、サウスタウンの郊外にある別荘に住んでいるが、後にイタリアに帰国。父親の名代、ガルシア財団の総帥代行として世界を飛び回る多忙な日々を送ることとなる。
(「Days of memories」シリーズでは高校の教師をしていることもあり、教養は高いと思われる。少なくともイタリア語、英語、日本語の三ヶ国語を話すことができるようだ)

 タクマ・サカザキが失踪し、リョウとユリが苦労している時代のロバートの行動には、メディアによって「家出同然に修行の旅に出ていた」「リョウは辞退したが、秘かに援助していた」という二つの説があるが、ここでは断定しない(ロバートではなく、タクマが秘かに援助していた、という説もある。半公式扱いとなっている石井ぜんじ・天獅子悦也「龍虎の拳」では、ロバートの援助の申し出をリョウが断っていたが、その代わりタクマが名を隠してユリの進学費用を援助していた)。


最強の虎48歳、衰える様子無し。
(「餓狼-MOW-」より)

 身長180cm、体重85kgと、リョウよりもやや骨太。クリスマス生まれのAB型。
 趣味は車のコレクションだが、「龍虎外伝」の公式ストーリーで乗っている車がACコブラ、「龍虎2」の自分のステージ(ガルシア家の別荘)にあるのがフェラーリF40であることを考えると、半端ではない入れ込みようである。
(どっちもマンションが買えるお値段で、フェラーリF40は日本で1987年末に登場したときのディーラー価格は4650万円だった。また、ACコブラMKV S/Cセミ・コンペティションは世界で最も希少な車種のひとつで、1億5000万円という価格がつけられたことがある)
 フェラーリについてはこだわりがあるらしく、「SNKギャルズアイランド 戦艦バトル 撃沈しちゃうぞ!」に出演したときには「フェラーリ599」という戦艦に乗艦している。フェラーリにわざわざ作らせたのか、名前を借りただけなのかは不明。
 また、ニューコンセプトカーの開発に自ら乗り出したり、モータースポーツに積極的に参加するなど、平和な趣味の多いリョウとは異なり、アクティブな一面がうかがえる。
 嫌いなものはラッキョウ。
 勝利ポーズで、コインを弾きそれをキャッチするものがあるが、このコインについてのエピソードが、「龍虎の拳外伝」の初回限定版に付属していた冊子で公表されている。

 またプレイステーションのADV「ザ・キング・オブ・ファイターズ京」では「十種神宝」の一つ「蛇比礼」を司る存在とされている。

 ちなみに、イタリア訛りの強い英語を表現するために、日本語表記では【関西弁】を喋るとされているが、当初、実際に彼が話していたのは【関西弁】ではなく【河内弁】だった。
(ただし、最も初期に公開された森気楼による「龍虎の拳」のオフィシャルコミックでは、標準語を話している)。

 初登場となった「龍虎の拳」から、すでにリョウとは、似た技を使いながらも個性化がはかられていた。スタンダードな性能であるリョウとは異なり、ややクセのある性能になることが多いが、KOFシリーズに進出して更にその傾向は強くなった。龍撃拳がダンの我道拳になったり、技全体がそのまんまガイルにされたり、挙句にためキャラにされたりと、ほぼ毎年、ユリ以上に派手なマイナーチェンジを加えられている。「KOF2003」では、「グラップラー刃牙」シリーズに登場する斬撃空手家・鎬昂昇の必殺技「紐斬り」の構えから龍撃拳を蹴りだし、一部で「ロバートがついに壊れた」と噂されたが、「KOF12」以降、ようやく落ち着いている。
 また、「CAPCOM vs.SNK」では「大会のスポンサー元の御曹司」という同じ立場でありながら、ケン・マスターズは出場したのにロバートは出場できなかったり、「KOF」では微妙にユリに相手にされていなかったりと、意外と報われない立場である。
(「KOF」のユリは、「兄に自分の実力を認めさせる」という設定がよりクローズアップされており、リョウに強い執着を見せる一方で、ロバートとの関係にはあまり言及されない)

 ゲームでの声優は、「龍虎の拳」ではJames.W.Hove氏、「龍虎2」〜「KOF'95」では稲毛一弘氏、「KOF'96」以降は小市慢太郎氏、「バトルコロシアム」ではKay稲毛氏(稲毛一弘氏と同一人)。
 容姿のモデルはスティーブン・セガールだが、むしろ「龍虎2」のテレビCMでロバートを演じたティモシー・ローウェル氏が、恐ろしいくらいに似ていた。
 アニメ版で声優を担当したのは池田政典氏。ほか、海外版OVA「BattleSpilits Art of Fighting」での吹き替え声優はNick Sullivan氏。

 今(2013年)から20年前、アニメ版「バトルスピリッツ 龍虎の拳」で、行方不明の猫を追って見知らぬ人の家にリョウと共に侵入し「スコッチをすこっち(少し)だけいただきまひょか」と言って窃盗(盗み飲み)に走った姿を知っているファンはもう少ないと思われる。
(リョウは少なくとも仕事で、自身も「仕事だから仕方ないよな?」と疑問を持っていたが、ロバートは無関係であるうえに「仕方ない! 」となぜか彼が断言していた)

関連⇒極限流空手飛燕旋風脚火引 弾リョウ・サカザキロバート・カルシア

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