発売機種 | 発売日 | 発売元 | 価格 |
業務用 | 1995年3月10日発売 | ザウルス | 68000円 |
ネオジオ | 1995年3月10日発売 | ザウルス | 29800円 |
ネオジオCD | 1995年4月7日発売 | ザウルス | 5800円 |
「お兄ちゃん!クイズシティーが危ないわ!」
謎の言葉を残して失踪したユリ。謎が謎を呼ぶクイズシティーに新たな事件発生!!
SNKキャラの勇者がユリ捜索にクイズシティーへ乗りこんだ!!
年に一度、クイズシティーで開かれる格闘クイズ選手権に渦まく陰謀とは? ユリの行方は?
あなたの知恵と体力で難問を解決してください。
覇王丸、リョウ・サカザキ、テリー・ボガード、不知火舞、ロバート・ガルシア、ナコルルの六人から主人公を選択し、謎の組織「Q」にさらわれたユリを救出すべく危険な街に乗り込むクイズゲーム。
ストーリーモードは「第一章 ユリ、またさらわれる。」「第二章 謎の組織Q」「第三章 帝王の怒り」「最終章 疑惑の選手権」の四章構成で、とてつもなく広いクイズシティーをスゴロク形式で回ります。
止まったマスにはネオジオの格闘ゲームでおなじみの面々がランダムで待ち構えており(たぶん洗脳されている)、クイズで勝負。ノルマの数だけ回答すればヒントを残して去っていきます。
時折、オリジナルキャラクターが出てきますが、スーツの暗殺者だの京都弁の警察官だの、妙な連中ばかりです。
運よくショップマスに止まれば有利になるアイテムを購入でき、一章〜三章は最後のマスにいるボスを倒すとクリア、四章のみ格闘クイズ形式のトーナメント戦になり、ラストのクラウザー→帝王戦は固定のようです。
敵キャラクターとして不知火幻庵、タムタム、ミッキー・ロジャース、ジョン・クローリー、ビッグベア、王虎、テムジン、ダック・キングなどが登場。ある意味、KOF本編以上のオールスターっぷりですが、クイズは1995年当時の時事ネタが多いため、いまプレーするならちょっと予習しておいたほうがいいかもしれません。
対戦では天草四郎時貞(一章ボス)、ギース・ハワード(二章ボス)、タクマ・サカザキ(三章ボス)、ヴォルフガング・クラウザー(四章中ボス)の四人も選択可能。画面いっぱに放たれるカイザーウェーブはカッコいいの一言です。
対戦モードでは攻撃ゲージが設定されていて、クイズに答える時間によって攻撃が変わるため、キャラによってはかなり苦戦を強いられます。
コマンド入力で超必殺技も可能。覇王丸の「超弧月斬」、ナコルルの「超アムベヤトロ」あたりが微妙にいい加減なネーミングで、いいカンジ。なにげに、天草が暴走族のヘッドやってたり、リョウが「よゆうッチ」やってたり、ロバートの勝ちポーズがキングのだったりと、ツッコミどころも多いんだけど……。
ユリ救出後のエンディングデモは、リョウとロバートはお笑い要素が強く、テリーと覇王丸はコメディ、舞とナコルルが大団円。極限流がお笑い要素が強くなるのは、KOFよりも先にこのタイトルからですね。舞がユリのことを「ユリさん」と呼んでいるのが、今となっては違和感炸裂。
そういえば、なんで「Q」とその首領である帝王がユリをさらったのか、最後まで説明はありませんでした。もはやユリの体質なのでしょうか。
なお、正式タイトルは「クイズ キング オブ ファイターズ」(カタカナ)で、「・」がありません。