発売機種 | 発売日 | 発売元 | 価格 |
N-Gage | 2005年1月12日(北米) 2005年1月12日(欧州) | ノキア 開発:ハドソン | $? |
「N-Gage」向けにノキアより発売された格闘ゲーム。ゲームボーイアドバンスの「KOF EX2」をベースにした移植作品。開発を担当したのはサン・テックではなく、ハドソンです。
現地でのソフトの価格は不明ですが、日本では輸入品が7000〜8000円程度で売られていた模様。
とにかくボタンが多い機種なので、GBA版で同時押しだった操作がすべてシングルボタンで済むようになっています。
なお、「N-Gage(エンゲージ)」は純粋なゲーム機ではなく「ゲーム機の機能とPDA機能とを併せ持った携帯電話端末」とでもいうべき非常に特殊な機体で、GSM携帯電話のためか日本や韓国では未発売(通信機能は使えないが、ゲーム機能は問題なく使用可能)。
2003年当時のノキアは、文字通りの意味で携帯電話業界の覇王と呼べるほどのシェアを誇っていましたが、そのノキアがゲーム業界の帝王・任天堂に挑戦するために発売したのがこの「N-Gage」です。
ゲーム機としては「コール・オブ・デューティー」や「スパイダーマン」「X-MEN」「ゴーストリコン」など有名どころも発売されています(日本企業だとセガが「セガラリー」や「スーパーモンキーボール」「ぷよぷよ」を発売しているほか、タイトーが参入)。
ノキアは本機の発売にあたって2003年に世界中で一大キャンペーンをはりましたが、その機能の中途半端さや、ゲームの扱いにくさ(ソフトを入れ替えるには、電源を落とし、機体背面の蓋を外してバッテリーを取り外してその下に嵌めこまないといけなかった)からか、世界で300万台の売り上げに留まり、2005年には生産中止に追いやられてしまったようです。