THE KING OF FIGHTERS NEO-WAVE

発売機種発売日発売元価格
業務用(アトミスウェイブ)2004年7月27日発売SNKプレイモア?円
家庭用

メイン・ストーリー

 本作にはストーリーはありません。
 実際には開催されなかった夢のKOF、という位置づけのようです。

ユリ・サカザキ チームストーリー

 無し

システム

 選択できるモードは三つ。

スーパーキャンセルモード……ゲージ3本からスタート(MAX3本)。スーパーキャンセル(必殺技キャンセル必殺技、要ゲージ1本。必殺技キャンセル超必殺技、要ゲージ2本。必殺技キャンセルMAX超必殺技、要ゲージ3本)、ガードキャンセル緊急回避(前転or後転。要ゲージ1本)、ガードキャンセルふっ飛ばし攻撃(要ゲージ1本)、クイック緊急回避(要ゲージ1本)。

ガードブレイクモード……ゲージ2本からスタート(MAX2本)。ガードブレイク攻撃(無敵時間のあるガード不能のふっとばし攻撃。ワイヤーダメージで追撃可能。要ゲージ1本)、ジャストディフェンス(直前ガードでガード硬直を大幅に短縮できる。ゲージが僅かに回復)、クイック緊急回避(要ゲージ1本)、ガードキャンセル緊急回避(前転or後転。要ゲージ1本)。

MAX2モード……ゲージ1本からスタート(MAX1本、時間経過で自動回復)。MAX2(超必殺技以上の最強の必殺技。要ゲージ1本&体力1/4以下)、ガードキャンセルふっ飛ばし攻撃(要ゲージ1本)、他のモードよりも攻撃力が高い、緊急回避が使用不可。

ヒートモード……全モードで使用可能。Eボタンを押すと体力が徐々に減り続ける代わりに攻撃力が上がる。同じボタンでいつでも中断が可能。体力が1/4以下になると使用できない。

コラム

 基盤をそれまでのMVSから、アトミスウェイブへと変更して発売された意欲作。開発をノイズファクトリーが担当。
 基本的には「KOF2002」のブラッシュアップといったところ。バランスの再調整、背景の書き直し、新システムとして「ジャストディフェンス」「ガードブレイク」の採用、などの変更点がありました。またAW-NETに加入することで隠しキャラクターを「購入」することができました。
 基本的にストーリーは存在せず、かといって「'98」や「2002」のような「お祭編」でもなく、正伝からはずれた「スピンオフ」という扱いのようです。また、勝利メッセージのような演出と呼べる演出もありません。
 ラスボスはタイムスリップして若くなった「龍虎2」版ギース・ハワード。「闘劇2005」の選出タイトルでもあります。
 移植されたPS2版では、最初に使えるキャラクターは「2002」よりも減っているものの、特定の条件を満たすことでキャラが増えていき、最終的には「2002」に登場したキャラクターは(K9999を除いて)全員使えるようになります。

 残念ながらアトミスウェイブ自体の寿命が余りにも短かったため、色々な意味で不遇の作品となってしまいました。
 決して面白くないわけではない、どころか個人的にはわりと好きなゲームだったりするんですが、やはり「KOF2002の焼き直し」というイメージが抜けないのは痛かった。一部のキャラに見られる毒々しいカラーなども、ちょっと「?」な感じでした。
 アーケードで登場したKOFでは、この作品のみ、攻略本がどこからも発売されていません(KOF14も出ていないと思うが未確認)。

 ユリは……あんまり変化無し。虎煌拳の発生がちょっと早くなった代わりに、強空牙裏空牙と飛燕鳳凰脚のダメージが減った感じがしますが、安定して戦えます。

必殺技コマンド

特殊技コマンド
燕翼 + A
刺燕 + B
昇燕 + D
必殺技コマンド
虎煌拳 + A or C
覇王翔吼拳 + A or C(押しっぱなし)
雷煌拳(空中) + B or D
砕破 + A or C
百烈びんた + B or D
空牙
(ユリちょうアッパー)
+ A or C
裏空牙
(ダブルユリちょうアッパー)
(強・空牙中に) + A or C
超必殺技コマンド
飛燕鳳凰脚 + B or D
MAX超必殺技コマンド
芯!ちょうアッパー + BD
MAX2コマンド
鍼!飛燕鳳凰脚+BD

ギース・ハワード戦前デモ


エンディングデモ



※この後、スタッフロールのバックで無抵抗のギースをひたすらボコボコにできる。