発売機種 | 発売日 | 発売元 | 価格 |
業務用(MVS) | 2002年10月10日発売 | イオリス | 198000円 |
+家庭用 |
本作は「お祭り編」ということで、ストーリーはありません。
「実際には開催されなかった夢のKOF」という位置づけのようです。
無し
KOF'98以来のお祭り編。開発がイオリスとブレッツァソフト、発売元がプレイモア、販売がサン・アミューズメントと、これまたややこしい組み合わせでした。
MVSの容量が限界を極めていたのか、気持ち良いくらいに演出面をカットし、新キャラ無し、復活組も既存技のみで新技無しと、少々寂しいものがありましたが、システムはストライカーの廃止、ワイヤーダメージの調整、いわゆる「どこキャン」の採用など、更に練りこまれています。
「'98」が元になっているだけあってか、バランスはかなり良く、今でも「'98」と共に傑作に押す人が多い作品です。
ただ、各キャラの性格や背景に合わないセリフや技の追加が多く、またグラフィック的にも難があるため、批判されることもあります。
ストライカー廃止に伴い本作から採用された「どこでもキャンセル」は、MAX発動中に使用できるシステムで、本来キャンセルできない通常技・特殊技・必殺技を強制的にキャンセルできるようにするもの。
そのため例えばユリだと、本来どの必殺技でもキャンセルできない燕翼が雷煌拳で強制キャンセルできるようになるため、「(通常技→燕翼→雷煌拳→(着地))×n→通常技→飛燕鳳凰脚」といった連続技も可能になります。
ただし、操作はめちゃくちゃ忙しいうえに「どこキャン」は使用するたびにMAXゲージを少し消費するので、誰でも簡単に即死連続技マスターに! というわけではありません。
稼動当初は性能の上がったアテナが大人気だったようですが、その後はビリー、チョイ、キム、アテナ、アンヘル、ヴァネッサあたりが強キャラと言われているようです。
メイ・リーはさすがにかなり調整されてしまいましたが(それでも強いけど)。
ユリはほぼいつもどおりですが、けん制の立ち弱Pとめくりジャンプ強K、特殊技の「刺燕」を混ぜた連続技を上手く使えば万能に立ち回ることがきますが、「刺燕」を連続技に組み込むには少し練習が必要ですね。
特殊技 | コマンド |
---|---|
燕翼 | or + A |
刺燕 | + B |
昇燕 | + D |
必殺技 | コマンド |
虎煌拳 | + A or C |
覇王翔吼拳 | + A or C(押しっぱなし) |
砕破 | + A or C |
雷煌拳 | (空中で) + B or D |
百烈びんた | + B or D |
空牙 (ユリちょうアッパー) | + A or C |
裏空牙 (ダブルユリちょうアッパー) | (強・空牙中に) + A or C |
超必殺技 | コマンド |
飛燕鳳凰脚 | + B or D |
MAX超必殺技 | コマンド |
芯!ちょうアッパー | + BD |
MAX2 | コマンド |
鍼!飛燕鳳凰脚 | + BD |
汎用 | 「もうっ! ちょっとは手加減してよね!」 |
---|---|
汎用 | 「なんでこんなに強いのかって? それは企業秘密だよっ!」 |
汎用 | 「余裕っチ!」 |
リョウ・サカザキ | 「お兄ちゃん! そんなんじゃ来年解雇されちゃうよ!」 |
ロバート・ガルシア | 「もー、約束の花束忘れたロバートさんが悪いんだからね!」 |
タクマ・サカザキ | 「変なお面つけて遊んでるから弱くなっちゃうんだよ!」 |
龍虎チーム | 「そろそろこのユリちゃんが師範になる日も近いんじゃない?」 |
リョウ・サカザキ | 「お前も少しは、押忍の精神を学んだらどうだ?」 |
---|---|
ロバート・ガルシア | 「ホンマ勘弁な。ワイにも色々と事情があるんや」 |
タクマ・サカザキ | 「また妙な技を覚えおって…少しは真面目にせんか!」 |
ジョー東 | 「ムエタイバーテンダーはどうした? さては俺が怖くなったか?」 |
二階堂紅丸 | 「ごめんよ、痛かったかい?」 |
チャン・コーハン | 「(メイちゃんはカワイイなあ…)」 |
この後、スタッフロールでキャラクターの様々な新芸を見ることが出来ます。誘拐犯クラークとか。