不敗の格闘家、Mr.カラテの正体は、失踪したリョウの父、タクマ・サカザキであった。
タクマは10年前、意図的に仕組まれた事故でロネットを失っていたのだ。
このことにより、自らに迫る危険が家族にも波及することを恐れ、タクマはリョウたちの前から姿を消したのであった。
だが、ロネットの事故から10年後、タクマをつけ狙う「組織」は、今度はユリにターゲットを定めた。

組織の一員Mr.BIGは、ユリを人質に取って、タクマを組織に引き込もうと画策したのである。
しかし、その野望はリョウとロバート、そして配下の一人、キングの離反によって打ち砕かれた。
ユリは無事生還し、そして、父タクマもまたリョウたちの元へと帰ってきたのだ。
ユリ誘拐から1年後、山に篭り修業の日々を送るリョウの元に、一通の手紙が届いた。
その手紙は、サウスタウンで開催される異種格闘技戦への招待状であった。
手紙はサウスタウンのみならず、近隣の格闘家たちをも会場へ引き寄せた。
「最強」の名のもとに集まる格闘家たち…ある者は冨と名声を、ある者は己の鍛錬のため、そしてある者は大会の真意を探るため…。
強者が強者を呼び、龍は虎と相まみえる。サウスタウンを舞台に熾烈な闘いの幕が切って落とされようとしていた。
…だが、それはあるひとりの男が設えた、野望に満ちたショウタイムの幕開けでもあった。
「キング・オブ・ファイターズ」…後に伝説として語り継がれることになる、大いなる物語のプロローグが、鮮やかに動き出したのである。
暗めだった前作のストーリーを引き継ぎつつも、後々恒例行事となる「KING OF FIGHTERS」の開催という、SNKのゲーム・ストーリーにとっても大きな節目となった作品。
そして何より、ユリ・サカザキがプレイヤー・キャラクターデビューを果たした、記念碑的な作品です。
生活が安定したせいか、それとも生来のものなのか、前作とは打って変わって、性格が180度反転。とんでもなく明るいやんちゃ少女として暴れまわるその様は、硬派を自称する龍虎ファンには賛否両論でした。
(反転というか、元々明るい性格だったのが、リョウに心配かけないように、と、大人しく振舞っていただけ、らしいのですが)
しかし、兄も認める程の格闘の才能を開花させたり、それでいてきちんと(アルバイトながら)仕事を持っているなど、プロフィール的にかなり安定したキャラ付けがなされてもいました。

こんなことやっちゃいますけど(^^;)
ちなみの本作の真ボスは若かりし頃のギース・ハワードなのですが、当初公開されたシルエット姿を見て「スーツ姿の藤堂竜白」「アンディ・ボガード」という二つの説がありました。しかし、その姿が公開されてからも「人相の悪いアンディ・ボガード」説を唱え続ける人が居ました。