計算式

バストサイズ

@……(入力ウェスト÷(((身長÷基準身長)×(身長÷基準身長))×基準ウェスト))
A……(入力バスト÷(((身長÷基準身長)×(身長÷基準身長))×基準トップバスト))
B……(((身長÷基準身長)×(身長÷基準身長))×基準アンダーバスト
バストサイズ = 入力バスト − ((((@×5)+ A)÷6)×B)

註……「身長」「バスト」「ウェスト」は入力された数値。
註……「基準身長」「基準トップバスト」「基準アンダーバスト」「基準ウェスト」は、「年齢を入力しない」「地域:日本」の場合、「身長159.2cm」「トップバスト81.5cm」「アンダーバスト69.9cm」「ウェスト63.8cm」となる。
 地域や年齢を指定した場合は、死ぬほどややこしいので計算の基準値と地域補正を参照。

 そのまま記述すると複雑怪奇だが、要するに、アンダーバスト」項で触れた「覚醒都市子」女史と、入力された数値を比較し、まずアンダーバストを求め、それをバスト(トップバスト)からマイナスして、バストサイズを計測している。

 まず多く出てくる「身長÷基準身長」は、比較計算に最も重要な「倍率」を求めるもの。
 ここでは「(入力された)身長」と「成人女性の平均身長」の倍率を求めることで、すべての基本となる数値を決定する。

 ここでは例として、以下の数値を入力する。
 身長200cm、バスト160cm、ウェスト80cm。
 また年齢は未入力とする。年齢未入力なら、差分計算のデータとして自動的に20代の数値が基準とされるので、
 基準身長159.2cm、基準トップバスト81.5cm、基準アンダーバスト69.9cm、基準ウェスト63.8cm、
 となる。

(身長÷基準身長)×(身長÷基準身長)と、同じ数値を二乗しているのは、人体のような幾何学的相似形の単純拡大による円周(この場合はバストやウェスト)の差は、拡大された倍率の二乗に比例するため。
 例えば、100cmの人体を200cmに単純拡大すると、胸囲や胴囲は、2倍×2倍の4倍になる。
(なので、この「(身長÷基準身長)×(身長÷基準身長)」を、例えば「A」などに置き換えると、
「バスト-(((((ウェスト÷(A×基準ウェスト)×5)+(バスト÷(A×基準トップバスト)))÷6)×(A×基準アンダーバスト)))」
 と、式自体は一気に解りやすくなる。)

 つまり、
「((身長÷基準身長)×(身長÷基準身長))×基準ウェスト」
 の部分では、入力された身長と基礎となる基準身長の倍率を基準ウェストに掛けることで、「その身長が本来持つべきサイズのウェスト」を求め、さらに
「(ウェスト ÷(((身長 ÷ 基準身長)×(身長 ÷ 基準身長))× 基準ウェスト)」
 と、入力されたウェストをその数値で割ることで、「入力されたウェストと、その身長が本来持つべきサイズのウェストとの倍率差」(以下「」とする)を求めているのである。

 入力された数値が、身長200cm、基準となる平均身長が159.2cmなので、計算の元となる基準値は、
 (200 ÷ 159.2)2 = 1.5782
 この1.5782が、以下の全ての計算の基準となる。
(例)入力された身長が200cmならば、上記基準値1.5782により、200cmの身長の女性キャラクターが本来持つべきウェストは、
「 基準ウェスト63.8 × 1.5782 」= 約100.69cmとなる。
 ここで、入力されたウェストが80cmだったとすると、は、
「80 ÷ 100.69」 = 約0.7945となる。

 この辺からもう、作った本人でも頭がこんがらがりそうだが、もうちょっとお付き合い願いたい。
 中盤の
「(バスト÷(((身長÷基準身長)×(身長÷基準身長))×基準トップバスト)))」
 では、ウェストと同じように、「入力された(トップ)バストと、その身長が本来持つべきサイズの(トップ)バストとの倍率差」(以下「」とする)を求めている。

(例)入力された身長が200cmならば、上記基準値1.5782により、200cmの身長の女性キャラクターが本来持つべきバストは、
「 基準トップバスト81.5 × 1.5782 」 = 約128.62cmとなる。
 ここで、入力されたバストが160cmだったとすると、は、
「 160 ÷ 128.6 」=約1.244となる。


 さて、計算式では、先に求めた「甲」を更に5倍し、「乙」を足して、6で割っている。
 これは、「予想されるアンダーバストと、その身長が本来持つべきサイズのアンダーバストとの倍率差」(以下「」とする)である。
 すなわち、
【「トップバストとアンダーバストの距離」 「ウェストとアンダーバストの距離」】
 の比率を仮に「1:5」とし、((「乙」×5)+「甲」)÷6)とすることで、「丙」を求めているのである。
(例)ここまでに求めたを、計算式に代入する。
 結果は、「(( 0.7945 × 5 )+ 1.244) ÷ 6」= 約0.8694となる。これがである。
 つまり、「(予想されるアンダーバスト)÷(その身長が本来持つべきサイズのアンダーバスト)」の計算の結果が、約0.8694になるのである。

アンダーバストにおける「股下」の影響

 項目「股下」を「平均」以外に設定すると、「トップバストとアンダーバストの距離」:「ウェストとアンダーバストの距離」の比率「1:5」に影響します。

股下距離比
超短い×0.9
更に短い×0.925
短い×0.95
やや短い×0.975
平均×1.0
やや長い×1.025
長い×1.05
更に長い×1.075
超長い×1.1
スーパーモデル並み×1.3



 ここまできたら、あとは同じことの繰り返しだ。一番最後の、
「((( 身長 ÷ 基準身長 )×( 身長 ÷ 基準身長))× 基準アンダーバスト)」
 の部分で「その身長が本来持つべきサイズのアンダーバスト」を求め、そこに、ここまでの計算で求めた「丙」を掛けることで、「入力された身長、バスト、ウェストから算出されたアンダーバスト」を最終的に求めている。
(例)入力された身長が200cmならば、上記基準値1.5782により、200cmの身長の女性キャラクターが本来持つべきアンダーバストは、
「基準アンダーバスト69.9 × 1.5782」= 約110.32cmとなる。
 前項での計算結果から、
「(予想されるアンダーバスト) ÷ 110.32 = 0.8694」が成立するはずであり、
(予想されるアンダーバスト) = 0.8694 × 110.32
 つまり、「予想されるアンダーバスト」が約95.91cmであることが求められる。

(なお、ここではわかりやすくするために計算結果の小数点以下3桁を四捨五入したが、実際には小数点以下15桁まで用いるため、入力した数値によっては微妙に計算結果が異なる)

アンダーバストにおける「体格」の影響

 項目「体格」を「平均」以外に設定すると、アンダーバストのサイズに影響します。

体格アンダー
バスト
がっしり+2cm
ややがっしり+1cm
平均±0cm
やや細め−1cm
細め−2cm


 そして、最後の総仕上げとして、「入力されたバスト」から「最終的に算出されたアンダーバスト」を引くことで、「予想されるバストサイズ」を求めているのである。

(例)入力されたバストが160cmであり、計算から求められたアンダーバストが95.91cmであるので、最終的なバストサイズは、
 160 − 95.91 = 64.09cmとなる。

バスト計算に対する【体重】の扱い

【註】 もしも「体重」の項目が入力されていた場合、その数値によってアンダーバストが上下する。
 これはBMIではなく、二乗三乗則に基づく「拡大体重」を基準としている。

【例】  基準となるデータを、身長159.2cm、B81.5cm、W63.8cm、体重49.1kgとする。
 入力されたデータが、身長200cm、B160cm、W80cm、体重50kgとする。

 ここで二乗三乗則に従うと、身長200cmのキャラクターが本来持つ体重は、
 (200 ÷ 159.2)3 × 49.1 = 97.4kg
 となる。

 すると、入力体重 50kg は、本来の体重 97.4kg の51%しかないことになる。
 身長200cm、バスト160cm、ウェスト80cmという入力で求められるアンダーバストは95.91cmだが、体重が51%しかないということは、それだけアンダーバストが細くなるはずである。

 なので、ここでは、
 (((入力体重 ÷ 本来の体重) × 100 ) - 100 ) ÷ 200 )
 という計算を用い、アンダーバストの増減率を求める。
 ここでは、(((50 ÷ 97.4 ) × 100 ) - 100 ) ÷ 200) で、-24%という結果になる。
 つまり、アンダーバストが通常時よりも24%細い、ということで、身長200cm、体重50kgでは、アンダーバスト72.08cm、ということになる。

(本当なら、二乗三乗則によれば、体重(質量)の増減によるアンダーバストの増減は、三乗倍の平方根に比例するのだが、フィクションのキャラクターにその計算をあてはめると、実に多くの例において、地球人類にはありえないはずの結果が出てしまうため、ここではやむなく断念した)

 それでもなお、上記の例のように、アンダーバスト < ウェスト」という、本来ありえない結果が出た場合は、
 アンダーバスト = ウェスト + (ウェスト × 1%)
 というギリギリの計算に置き換えている。
(上記の例では、「アンダーバスト72.08cm < ウェスト80cm」 となるため、アンダーバストは、
 ウェスト80cm + (80cm × 1%) = 80.8cm
 となる)

バスト計算に対する【年齢】の扱い

 もしも「年齢」の項目が入力されていた場合、その数値によって、アンダーバストの数値が上下する。
 正確には、30歳を超えると、1歳ごとに0.2%ずつ、アンダーバストが大きくなる(10歳で2%大きくなる)。
 ただし、たいへん長命のエルフ族は、300歳を超えると、1歳ごとに0.02%ずつ、アンダーバストが大きくなる。

 Ver9.0より、基準値が単一のものから、年齢別の別個の基準値へと変更になったため、この方式は撤廃となりました。
 なお、長命のエルフ族の場合、年齢の基準が人間の10倍となります。つまり、年齢入力欄に「400歳」と入力すると、人間の40代の基準値が参照されます。
 長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。

(なお、入力した数値によっては、0以下の計算結果が出ることがあるが、その場合は例外なく「0」という結果を返すように設定している)

戻る