1981年7月に発売され、第二次テレビゲームブームの先駆けとなったエポック社のマシン。1983年に任天堂がファミリーコンピュータで参入してくるまでの2年間、実に業界シェアの70%を独占し、君臨した。
特に1982年に発売されたアーケードからの人気移植作である「パクパクモンスター」「モンスターマンション」の2タイトルが、本体の売り上げを更に加速させた。
本機の最大の特徴は、なんといっても、メインCPUを本体ではなくカートリッジのほうに搭載しており、本体には電源供給と画像表示の機能しかなかったという、他に例を見ない特殊な構造だったことである※1。これは、当時のカートリッジ交換方式のゲーム機が軒並み高価であったなか、本体の価格を下げるための策だったのだが、見事に成功した※2。
ただ、その特殊なハード構造や、ソフトの開発環境の悪さがたたって※3、ソフトの発売スパンが非常に長く、後発のゲーム機が人気作品を大攻勢で送り込んでくるのに対抗しきれなかった。
ファミコン登場の1983年7月、廉価版である「カセットビジョンJr.」が発売され、1984年、「エレベーターパニック」を最後に後継機の「スーパーカセットビジョン」に道を譲った。
※1…これにより、他のゲーム機でよくある「●ビット級ゲーム機」という表現は、本機では不可能である。日経新聞に掲載された4ビット説、テクノポリスに掲載された12ビット説、ソフト側の命令波長を根拠にした48ビット説など、様々な説があるが、いずれも正しい表記ではない。
※2…CPUとROMが一体化しているため、カートリッジ内のROMさえ強化してやれば、理論上ではあるが、カセットビジョン本体で現在のソフトも動かすことが可能である。ただし、やはりカートリッジは巨大化・高額化するし、ポリゴンは表示不可能で、「スト2あたりが限界」(開発者談)というところらしい。
※3…サードパーティーという概念自体がまだ日本に無く、またエポック社にあったソフト制作環境がモックアップ(開発機)一台のみという、今では考えられない状況だった。
- 本体
名称
カセットビジョン
メーカー
エポック
CPU
Zilog 80
メモリ
?
グラフィック
16色、スプライト128枚
サウンド
?
電源/消費電力
100V 26W 50/60Hz
外形寸法
?
発売日
1981年7月30日
価格
13500円
販売台数
公称72万台(実数44万台)
- 1981年
日
タイトル
メーカー
7/30
きこりの与作
エポック
7/30
ベースボール
エポック
8/10
ギャラクシアン
エポック
10/20
ビッグスポーツ12
エポック
- 1982年
日
タイトル
メーカー
3/3
バトルベーダー
エポック
6/15
ニューベースボール
エポック
7/13
パクパクモンスター
エポック
10/7
モンスターマンション
エポック
- 1983年
日
タイトル
メーカー
8/3
アストロコマンド
エポック
- 1984年
日
タイトル
メーカー
3/16
モンスターブロック
エポック
8/1
エレベーターパニック
エポック
- 発売中止
日
タイトル
メーカー
−
グランドチャンピオン
エポック
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システム10
エポック
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ブロック崩し
エポック