NO! NO! NO! NO! NO!
みくる「え……もしかしてバニーガールですかーッ!?」
キョン「YES! YES! YES! OH MY GOD!」
みくる「たすけてえええええええ!」
ハルヒ「もうおそい! 脱出不可能よッ! 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ――――ッ!」
みくる「ひゃっ……わっ……! せめて自分で脱ぎますからっ……ひぃ」
ハルヒ「8秒経過! ウリイイイイヤアアアアッーぶっ着替えよォォッ!!」
ハルヒは思う
涼宮ハルヒは自分のこの「SOS団」を見るときいつも思い出す。
小学校教師
「涼宮さん
お宅のハルヒさんは友達をまったく作ろうとしません。
そう 嫌われているというよりまったく人とうちとけないのです。
担任教師としてとても心配です」
母
「それが・・・恥ずかしいことですが・・・親である・・・わたしにも・・・なにが原因なのか・・・」
子供の時から思っていた。
町に住んでいると それはたくさんの人と出会う。
しかし 普通の人たちは 一生で真に気持ちがかよい合う人がいったい何人いるのだろうか・・・?
小学校のクラスの○○君のアドレス帳は友人の名前と電話番号でいっぱいだ。
50人ぐらいはいるのだろうか? 100人ぐらいだろうか?
母には父がいる。父には母がいる。
自分は違う。
TVに出ている人とかロックスターはきっと何万人といるんだろうな。
自分は違う。
「自分にはきっと一生誰ひとりとしてあらわれないだろう」
「なぜなら 『宇宙人や未来人』を信じる友達は誰もいないのだから……信じない人間と真に気持ちがかようはずがない」
みくるちゃん、キョン、古泉、長門に出会うまでずっとそう思っていた。
長門とキョン妹のことを考えると背中に鳥肌が立つのはなぜだろう。
それは、目的が一致した初めての仲間だったからだ。
世界の不思議を探すという この団体!
数ヶ月の間だったが 気持ちがかよい合っていた仲間だったからだッ!
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