「俺は最近、自分の自虐がばかばかしく思えるようになった。その途端、自分が変わりはじめたのを感じた。
自分が変わるには、自らの愚かさをあざ笑うことだ。そうすれば見切りをつけ、前に進むことができるんだ」
人間を止める直前にそう言えたことが、彼にとってせめてもの救いになったのであろうか……。
（ソニア著「ターニャ版パニッシュメント・ブリーフィング第85巻・資料編外典4巻」注釈より。
太陽暦四○○年、ソニアが「ある紋章術師」から聞かされたという「ある青年」の独白とされる言葉だが、ソニアはあえて詳細を記していない）
（初：16.1.21）
（改：16.2.22）