アブソリュート ブレイジングインフィニティ

2007年3月29日発売/アイデアファクトリー/40点

 2006年1月にPS2で出た「ブレイジング・ソウルズ」のリニューアル移植版。
 PS2版からシナリオが20追加され、追加イベントでの会話シーンはフルボイスになっています。またPS2版では仲間にならなかったキャラが仲間になったりと、バージョンアップとしては正統的な進化かな、と。

 七年戦争と呼ばれる大戦が終結したばかりのネバーランド。しかし、世界に深い傷跡を残した大戦の傷が癒える間もなく、歴史の裏側で新たな戦いが始まる。永遠に燃え盛る炎−その魂を焼き尽くせ!

 同じシリーズのSRPGである「スペクトラル・ソウルズ」とは、ちょっと毛色が違う印象ですが、ミュウとスカーフェイスの子供が出てきたり、「ジェネレーションカオス」から粛清ロリータショック・リーザが登場したり、シャドウ&リトル・スノーがまさかの復活を遂げたりと、時間の流れを感じさせる演出には、アイファクファンにはたまらないのではないでしょうか?

 そういうサービスは、まともにゲームのシステムを練り上げてから考えてくれと言いたいところではありますが、まあいっか シエル IFだし。
(どうでもいいけど、リトル・スノー(小雪)は「スタディ×スタディ」からのゲストキャラということでいいんでしょうか?)

 大まかなストーリーの流れはありますが順番は強制ではないようで、わりとプレイヤーの自由に進めることが出来ます。基本的な流れは、「ギルドで情報収集」⇒「探索」⇒「マップ発見」⇒「探索」⇒「戦闘」ですが、ずっとこの繰り返しです。
 要は膨大な単純作業の繰り返し。

 アイデアファクトリーのゲーム全般に言えることではあるんですが、システムやインターフェースのダメなところを、もうちょっと改善してくれないかなー。アイデア自体はいいと思うんですが、練りきれていないというか、試行錯誤が足りないというか。
 ほんのちょっとしたところなんですよ。合成や強化を行うときに、複数個同時にできるようにしてくれとか、戦闘のモッサリ感はなんとかならないのかとか、有料のダウンロードパックは、あれ無料で配布すべきものだろとか。

 追加キャラを全員仲間にするだけでも大変ですが、真ルートは普通にやってたら気づくことすらないんじゃないかな。エテロとユーニスの同時撃破なんて、気づかないよ普通(笑)。アデルは勝っていいけどリディアには負けろ、とかさ。
 かといって、全員仲間にするのはあくまでロマン。実際のところ、アリアとスノーばかり強くなっていくのは気のせいでしょうか? 他のキャラとの火力差が広がりすぎるんだけど、前衛を鍛えるにはEPが足りない……。
 というか、あのシャドウの潜在とスロットの使えなさっぷりはいったいなんの恨みなのかと……。たぶんガイツシュトロームが闇+雷だったんで、専用武器が雷になったんだろうけど、普通に考えたらブレイカーじゃないか?
 まあこのへんは、あくまでスタッフの解釈のしよう次第、ということなんでしょうが……ぬぅ。

 とりあえず複数エンディングだし、ヤリコミ要素は豊富にあります。実績解除、ギャラリー全開からタワー制覇まで考えれば、相当プレイ時間も伸びるでしょう。最近の軟弱な難易度のゲームに物足りなさを感じている人か、IFのゲームが好きで好きでたまらない人なら、充分にアリかもしれません。
 私はノーマルエンディングに到達した時点でお腹一杯になってしまいましたが……。

(2008.05.10)