サターン 一言レビュー


だいすき

 たぶん、このタイトルからゲーム内容を想像した人の99%は裏をかかれる、まさかの連邦軍士官学校を舞台にしたシミュレーションです。
 まず最初に案内をしてくれるミョゾディス・ブルー・ゴジェドゥーブ様は聞かれてもいないのに家庭環境や尊敬する人物、誕生日まで答えてくれるサービス精神の持ち主。主人公のキャラ付けのためにアンケートに答えるのですが「肉質」なんて項目があるのは、たぶんこのゲームだけでしょう。
 舞台は士官学校なのですが、想像とは裏腹にゴリグリマッチョな女の子や、気持ちおっぱいのあるジャック・ハンマーのような明日なき女性軍人など一人もおらず、普通の学校にいそうな、ぶっちゃけ他の恋愛ゲームに出てきそうな面々ばかりなので、その辺は安心です。「サクラ大戦」のマリア・タチバナが、このジャンルでは特殊なんです、たぶん。
 むやみに選べるスケジュールが多く、最初は戸惑う。いや、最後まで戸惑いますが、攻略対象は九人と多いので、絵柄に嫌悪感がなく根気のある方ならなんとかなるかも。

(2014.11.01)
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プラネットジョーカー

 3D縦スクロールシューティング(時々横スクロールに変化)。なんだか微妙に力不足を感じる、ほっこり……しない一本。
 自機のロボットがかっこ悪い(パイロットは可愛い)とか、胴と足がつながってないとかツッコミどころは多々あるが、まず、背中からの斜め俯瞰視点のためか、(縦スクロールで)自機の弾丸やレーザーが画面中央に向かって飛んでいく様がシュール。そのため、画面上両端から飛んでくる敵キャラは攻撃できない。
 その代わり、安全地帯が山のようにあるので、難易度は余り高くない。
 妙にへたくそなアニメのオープニングの途中で出る「製作協力・代々木アニメーション学院」というテロップが不安を掻き立てるが、ゲーム中ではその不安に最強のかたちで答えてくれる。素朴なグラフィック、ぱちゅんぱちゅんと力の抜ける効果音、棒読み全開の声優の演技など、素人の作った同人ゲームのようなありさま。
 大言壮語する大物クリエイターを呼んでけっこうな金をかけたものの、そのクリエイターにチームを乗っ取られ、いざ完成するとクソゲーになってしまい、しょうがなく「代々木アニメーション学院」の名前を使った、というシャレにならない噂がある。
 初回出荷はたった3750本。たぶんそれ以上は出てない。

(2014.11.01)
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Mr.BORNS

 骨・骨・骨・骨!! とにかく出てくる敵も味方もみんな骨だらけの横スクロールアクション。全身タイツのおっさんがドラムを叩きながら悪魔召喚、といういかにも洋ゲーチックなノリについていけるかどうかが鍵。
 敵が骨ならこちらも骨なわけで、攻撃を受けるとだんだん体のパーツがとれていきます。もう一度取り返すことで元に戻ることができるわけですが、取り戻す順番を間違えると、とんでもないところにとんでもない骨がくっつき、とてもアナーキーな姿で縦横無尽!! 腕三本とか、ロクロ首状態でうねうね動き回るさまは、アナーキーで済ませていいのかどうなのか……。
 後半はミニゲームがやたらと増えるので(DISK2枚組です)、これら半ば悪ふざけの洋ゲーテイストに耐えることができれば十分遊べます。
「だって骨だから!」とどんな困難も笑い飛ばしながら突き進むのが楽しむコツです。

(2014.11.01)
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デジタルダンスミックス 安室奈美恵

 セガのグラフィック技術の粋を集めて、なぜかポリゴン安室奈美恵を躍らせちゃった、なにからなにまで謎のソフト。
 今や「懐メロ」に近い感覚のヒット曲「Chance the Chance」「You're my sunsine」に合わせて、(この当時のレベルで)シャープで無表情な3D安室奈美恵がシャープなダンスを見せてくれます。
 もっとも、ポリゴン安室にパワーを使いすぎてしまったせいか、安室以外のすべての要素は、言葉通りの意味でペラペラ。背景とかバックダンサーとか、みんな書き割りだし。せめてスーパーモンキーズを出してあげてください。
 いちおうミニゲームが三つほどありますんで、「ゲーム」に分類できなくもないけど、なんで「バーチャファイター」のAM2研がこのソフトを作ろうと思ったのか、なんで白羽の矢が立ったのが安室奈美恵だったのか、など、その存在から製作意図まで謎だらけで、逆に興味深々です。
 ストレスたまりまくっていた鈴木裕さんが、「セガの未来は安室にかかっているんだよ!」と、セガやエイベックスの経営陣に馬歩衝靠 → 冲捶 → 修羅覇王靠華山でもブチかましたんでしょうか?
 まさか、「ファイティングバイパーズ」のペプシマンみたいに、「バーチャファイター」の隠しキャラに安室奈美恵が出てくるドリームなプロジェクトでもあったのか?

(2010.01.10)
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ハートビートスクランブル

 一定期間内に六人の女の子と仲良くなることが目的の恋愛シミュレーション。
 恋愛ゲーとしてはわりと鉄板と言うか、そんなに奇抜な作りじゃないんだけど、唯一、キャラが全員実写って時点で異様な空気になっちゃってる妙なゲーム。
 いやね、甘ったるい台詞回しや、わざとらしいキャラ造形なんかは、「ああ、ゲームやアニメのキャラがやるから許せるんだな」とつくづく思います。実物の人間にやられると、めちゃくちゃにわざとらしすぎて、なんだか見てはいけないものを見てしまった気分というか、とりあえず悪趣味
 休日のイベントが淡白すぎたり、主人公がちょこっと痛い人なんで、「実写キャラ」以外にも敷居は高いかも。
 そういや、意外にポリゴンに向いていないサターンの性能を逆手にとって、「ポリゴンが駄目なら実写にすればいいじゃない」と、実写取り込みのゲームがちらほら見えた時期がありましたが、これもそんな一本なんでしょうか(メガCDの末期にも似たような現象があったような気がするが)。
 セガの社内で実写ゲームをやたらと推進してたのは某部長さん。この方はその後、公金の横領がばれてセガを追い出されちゃったようなんですが、元気にされておいででしょうか。

(2010.01.10)
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Noёl3

 PSで人気のあった対話型恋愛シミュレーションの新作が、なぜか死亡直前のサターンで出たと言うことで話題になった一品。
 彼女が家にいる時間を狙ってテレビ電話をかけ、会話しながら親密になるゲーム……だったはずだったんですが、それが「3」になるとどういうわけか「テロリストに占拠された女子高を、テレビ電話でハッキングしながら人質となった生徒を救う」と……どういう有為転変があったらこういうジャンル変更が起こるんでしょうか? これなら「ラブプラス」の続編が「デスノート」だといわれても驚きませんよ。
 とにかく電話越しにハッキングシステムを渡された主人公、犯罪者を倒すのに犯罪者になってどうすんだ。
 エージェントいう鍵をあわせながら、コンピュータシステム(なんとヘクスです)を解除していきます。本来なら持久戦でいきたいところですが、裏ではきっちり時間が進んでいくので、モタモタしてたら助からない生徒が出てくるのが深刻さMAXです。
 確認しておきたいんですけど、これってギャルゲーですよね?

(2014.11.01)
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デジタルアンジュ 電脳天使SS

 現在の18禁PC誌の始祖であり、同人の世界をいちはやく世に紹介したり、オリジナル企画を次々と打ち出したりしていた伝説の雑誌「テクノポリス」の企画から出発した、美少女ADV。
(個人的にはなぜか、「これが噂の!ゴリンピック」というHなゲームの記事が、子供心にいけないようなものを見ているようで、ひどく記憶に残っておりますが、ここでは無関係。そういえば矢野健太郎がコミックを担当した「インジュカーシス」なんて企画もありましたが、あれってオリジナルの設定だったっけ?)
 天使や堕天使、暗殺者の女の子などが次々と登場し、「べスティア」「素因」「リガルード」など、壮大なバックストーリーの存在を感じさせる単語を派手にバラ巻きながら、それらの複線をまったく回収せずに、天使も堕天使も主人公の家に下宿してきゃあきゃあ言うだけという、物凄い吹っ飛びぶり。
 他の「テクノポリス」の企画ゲームと共通して登場するキャラクターや単語があるので、恐らくそれらに共通するストーリーがあり、本作には関係が薄いので触れるだけのつもりで単語だけバラまいたのかもしれませんが、あまりにも派手にやりすぎたな。
 強烈な置いてきぼり感と、初っ端のえらく重々しい「アンケート」に耐えられさえすれば、女の子はみんな可愛いので、けっこういいのかもしれない。

(2010.01.10)
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せがた三四郎 真剣遊戯

 セガサターン後期のシンボルキャラクターだった「せがた三四郎」が出演するミニゲーム集。
 ミニゲームはシンプルなものが10種類。数は少なく、一様にチープさが抜けないものの、わりとはまれるものもチラホラ。
 ただし、ほとんどパーフェクトに近い成績を出さないとクリアできないので、敷居は高いのですが、本作の敷居の高さには、もう一つ理由が。
 なんといっても「せがた三四郎」(というか、藤岡弘)。
 登場する「せがた三四郎(というか藤岡弘)」はすべて実写なんですが、それゆえに、藤岡弘特有の異常な「濃さ」が画面じゅうからあふれ出ております。
 どんなにチープなミニゲームでも、画面の中で、物凄い気合でつねに全力を尽くすせがた三四郎(藤岡弘)を見ていると、かつて「指が折れるまで! 指が折れるまで!」「身体で覚えさせるぞ!」「セガサターン、シロ!」と日本国民に熱く語りかけたせがたの遺志を魂で受け止めてしまい、「よし、もう一度だ!」とコンティニューしてしまっている自分がいます。
 ぶっちゃけ、作ったのは「デスクリムゾン」のエコールなんで、チープも妙に納得。
 ゲームをクリアすると、サターンソフトのテレビCMを見ることができるんですが……昔からCM作りが下手だったんだね、セガ……。

(2010.01.10)
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エネミー・ゼロ

 各所で騒動を巻き起こした飯野賢治氏が製作した、ということだけで話題になった「インタラクティブ・ムービー」。それなりに綺麗な3Dグラフィックで描かれた宇宙船の中を、主人公ローラを操って「見えない敵」と戦って生き残るのが目的の、実質的なアクション。
 確かに当初は話題にはなったものの、肝心なゲームの方がめちゃくちゃな出来で、最初の話題が悪評に変化するのが異常に早かった。
「見えない敵と戦う」というコンセプトは面白いのだが、宇宙船の内部が複雑だわ、「見えない敵」の位置を教えてくれる機械の音が常にうるさいわ、セーブやロードの回数が有限だわ、プレイしててとにかく眠いわ、辛いシステムとわけがわからない不親切振りで、飯野氏曰く本作のテーマである「デジタルな悲しみ」を、シナリオから感じるより前に、ゲームの出来から感じてしまった。
 飯野賢治氏を最初に世間に紹介した「ゲーム批評」誌と飯野氏が大喧嘩をかますなど、ゲーム以外のところで楽しい話題が多いゲームでした。そういえば、限定版を20万円で買った人、いまなにしてますか?

(2008.08.20)
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完全中継プロ野球 グレイテストナイン

 初めてプレイした3D野球ゲーム。当時はファミスタかべスプレしか知らなかったので、かなり衝撃を受けた(SFCではスポーツゲームはほとんどしなかったし)。
 いかんせん3Dの感覚と操作性に慣れることができず、試合には勝てなかったが、あの重々しい効果音とホームラン競争にはハマリまくった。
 綺麗なグラフィックで見ることが出来たデータベースにも感動したものだ。

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水滸演武 風雲再起

 狂った連続技が炸裂しすぎるデコの発狂格闘ゲーム。中国四大奇書のひとつ「水滸伝」を舞台にした格闘ゲーム。
「水滸伝」に対する目新しさと、とにかくひたすら一発が軽く、どんな基本技でも連打で繋がる連続技は、ヴァンパイアのチェーンコンボ以上で、今でも目新しいです。
(キャラによっては、20〜30ヒットくらいすぐいく)
 とにかく攻めたモン勝ち、大技を出したモン勝ちというバランスなので、求道者タイプの人に向いているかどうかは少し疑問。
 同社の「ファイターズ・ヒストリー」からゲストが二名出ているが、ヨンミーはともかく、溝口は水滸伝の世界で浮きすぎ(笑)。通天砕と空中連続蹴りは、快感ですらあった。
 なにげに声優陣がスゲェ豪華。

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闘神伝URA

 PSでシリーズ化されていた3D格闘ゲーム「闘神伝2」のアレンジ移植タイトル。
 移植とはいっても、オープニングもストーリーも主人公も異なり、PS版に登場したキャラが4人、オリジナルキャラと入れ替えられている、殆どオリジナルタイトルといってよい代物。他の闘神伝にはないダークサイドな主人公リッパーは、かなりお気に入りでした。
 グラフィックはPS版「2」に比べると大幅に退化して、もうバッキバキ。これはPSとの性能差で仕方ないと言えば仕方ないが、カメラワークが悪いのはいかんともしがたい。BGMがいいだけにねえ、残念です。
 サターン版の前作である「S」のオリジナルボスであったクピードーが登場しないのも残念。クピードーが「2」のボスである「主帝(マスター)」の姉で、本作の主人公であるリッパーがクピードーの双子の弟であることから、必然的にリッパーは「主帝(マスター)」の兄ということになるが、ストーリーでは全く触れられていない。
「URA」は「アルティミット・リベンジ・アタック」の略だが、私の周りではみんな「トーシンデンウーラー」と呼んでいた。

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カオスコントロール

 これも凄いゲームだった(笑)。一応、3Dシューティングということになるのだが、内容はタイトルどおり、カオスそのもの。移動は完全オートで、プレイヤーができるのは敵に的を定めて撃つだけ。シューティングなのに弾避けもできない。
 ステージの途中に、何の前触れもなく突然ビジュアルシーンが挟まれるという演出も凄いが、そのCGも、絵は下手だし、色使いも原色を通り越してもはや「毒々しい」とさえ言える有様で、とても正視できなかった。
 せめて自分自身のカオスをコントロールできるようになってからゲームを作れ。
 一目瞭然で洋ゲーだけど、海外では売れたのか、コレ?

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ファイティングバイパーズ

 セガ得意の3D格闘アクション。リアル思考のバーチャファイターとは真逆の、どちらかと言えばコミカルで派手な手法で柱を立てようとしましたが、定着はしませんでしたね。
 アーマーシステムやガード攻撃、壁投げなど、目新しいシステムと、とにかく個性的なキャラクターがたくさんいて、プレイしてて凄く面白かった。
 何より、アーケード版の再現度がかなり高く、移植に関しては「20世紀最高」と言われた「バーチャファイター」を上回ってます。
 どうでもいいけど、あんな市長の治める町に住むのはいやです。

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イエロー・ブリック・ロード

 このタイトルで、「オズの魔法使い」がモチーフだと解る人はいるのだろうか。
 一応、女の子向けRPGとして標榜されており、戦闘でも相手を「殺す」のではなく「追い払う」のが目的で、敵は近づいてくるだけで一切攻撃してこないのが面白いところ(ただし、こちらは容赦なく攻撃できるし、多数の残虐アイテムがあるのがアメリカン)。
 珍妙なストーリーと珍妙なエンディングで記憶に残っているが、地味だなぁ。

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ブレインデッド13

 いかにも悪趣味アメリカ的な絵柄の、フルアニメーション・アクション。アニメーションの途中で画面が光り、そのタイミングに合わせて正解のボタンを押すとストーリーが続く、という仕様。
 もちろん不正解だと即死。殆どのボタンを使用する上に、ヒントがまるで無いので、下手すると最初のタイミングで延々と死に続ける。進んでも油断すると2秒で死。
 それなりにアニメは綺麗だが、スタート直後にいきなり惨殺、猫に引っ掛かれて即死、首を切られて即死、口にフットボールが飛んできて白骨化、と余りに命が軽すぎるので、笑えはするけど、爽快感はない。

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ファイターズメガミックス

 セガのキャラクターが大集合する3D格闘ゲーム。「バーチャファイター」vs.「ファイティングバイパーズ」という組み合わせは、今からじゃ信じられないほど豪華。
 擦り切れるほど遊び倒したけど、後から聞いたら、これ開発期間60日なんだそうですね。無茶なことやるなー。「バーチャファイター3」の技を使える「バーチャファイター2」仕様のキャラを使えるのは本作のみ。
 そのキャラクターの数もさることながら、「バーチャファイター1」の没キャラを突っ込むなど、キャラの選抜もかなり無茶で、「セガラリー」からホーネット(車)が「格闘キャラ」で出たときはどうしたものかと(笑)。もちろん、相手を轢いたり、立ち上がって前輪で殴りまくりましたが、実は投げ技が一番笑えた。
 ゲームとしてのバランスは、60日で作っただけあってめちゃくちゃなので、バカゲーとして楽しめる人向け。バーチャみたいな探求を求めてはいけません。
 ちなみに、PCで読み込むと、初期キャラの技表やスタッフのコメント、壁紙などがおまけで入ってます。

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花組対戦コラムス

「サクラ大戦」のキャラクターが、コラムスで対戦しながらオリジナルストーリーを進めてゆく、パズル+アドベンチャー。「サクラ大戦」らしさの中に、うまくコラムスを絡めてあって、それなりにハマりました。
 ま、ストーリーは軽いものばかりで本格的なものはない、というか、本編以上に、まともにツッコミを入れていたら一話終えるのに半日かかりますが、CGの枚数はそれなりにあるし、台詞はフルボイスと頑張ってて、ファンアイテムだと割り切ればまず合格点かな、と。
 この後、なぜか業務用にも進出しましたが、ゲームセンターで大ヒットしたという話は、残念ながら聞けませんでした。
 与えられる問題を解いていくモードは、コラムスの「配牌」が運まかせで、解けないときはどうやっても解けないというのは、少しまずい気もする。

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デスクリムゾン

 もう、ネタとしてもクソゲーの見本としても、これ以上の例は無いほどの、コテッコテのクソゲー。
 物凄いグラフィック、ガンシューティングとしての機能、シナリオ、オプション関連などなど、ゲームとして評価できる要素が何一つない、考えようによっては凄いゲーム。
 グラフィックはガビガビでなにが描いてあるのかまったく判別不能、ガンコンの照準は何度調整しても左にずれ、「撃ってはいけないムササビ(撃ったらミス)」は画面狭しと飛び回り、「撃ってはいけない民間人」はゾンビと一緒に登場し、オプションは存在の意味がまるでなく、被ダメージのあとの無敵時間がない(三発同時に食らったら、ノーダメージの状態から即ゲームオーバー)など、「作りが甘い」とか「バランスが悪い」とか「バグがある」とか、全くもう、それ以前の段階。
 唯一、主人公コンバット越前など、各所に見られる設定の異常なセンスが目を引く程度。
(よく「社員では?」とネタになる、その甲高さが印象的な「コンバット越前」の声は、実はプロの声優さん。「せいじろう」いう人で、アニメでの声もやっぱり甲高く、演技力も素人同然……ゲホゲホ。アニメ「スクールランブル」や「KOF Another Day」などに出演)。
 ガンシューティングとしては目も当てられない、というか、画面の中で何が起こっているのかすらわからないという惨状ですが、それでも何度も立ち上げてしまうのは、あの魔のオープニングの魔力と、特異なセンスのなす業でしょうか。
 正直、ヘンにできのいい中途半端なクソゲーは、プレイするのが非常に辛いんですが、ここまで壊れまくってると、なぜだか笑いに昇華してしまいます。
 一時期、クソゲーブームに乗って、50000円というプレミアがついてました。

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大冒険 セントエルモスの奇跡

 これはひどい。タイトルがゲームの「内容」ではなく、ゲームの「印象」を語っている、恐らく唯一無二の一本。
 大航海時代のヨーロッパを舞台にした海洋RPGで、モンスターに乗っ取られた都市の解放や、海を使った貿易&取引など、けっこうやれることは多めですが、とにかく全編通して異様でケバいセンスのオンパレード。というか、なにもかもが奇妙キテレツ。
 出来の悪いポリゴン、やる気の無いシステム関連の名称、ブッ飛ばしまくるシナリオ、電波という言葉すら生ぬるいボスキャラなど、クソゲーという言葉を構成するすべての要素を凝縮しまくった奇跡の一本。
 本作に関しては、企画、製作、販売、購入、プレー、というメーカーとユーザーの全ての行動が文字通り「大冒険」。さらに、後になぜかプレステに移植され、「メーカーの大冒険は終わらない」と、一部で大絶賛されました。

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MYST

 私が、サターンで初めてプレイしたゲームがこれ。
 スーファミしか知らなかった当時、(当時としては)美麗なポリゴンで描かれた一面の世界に、そりゃもうビビり、感動したモンですよ。
 島の中をただウロウロするだけでも割と面白くて、ゲーム全然進んでないのに、何の目的もなく歩き回ってました。
 ただまぁ、なんの前知識も無いままいきなり無人島に放り出されて、なにやりゃいいんだかさっぱり解らないまま、結局、放浪を楽しんだ挙句に途中放棄しましたケド(笑)。
 つーか、説明書くらい読めっての。ちなみにこの「ミスト」、全機種合計で779万本を売り上げ、世界一売れたアドベンチャーゲームとなっております。

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