FIFA2002 ロード・トゥ・FIFAワールドカップ

2001年11月29日発売/エレクトロニック・アーツ・スクウェア/62点

 国際サッカー連盟(FIFA)公認のサッカーゲームです。2006年ワールドカップ・ドイツ大会の余韻を耳元あたりに感じつつ、2002年開催の日韓大会のゲームに手を出すのもオツというものですが、まあ105円だったし温故知新。
 サッカーゲームは殆どしたことが無いので、面白さの基準というものが解らないのが少々厳しいかな、と思いつつプレイ開始。

 おおおお、テレビCMを意識したオープニングムービーが超カッコいいぜ!

 このゲーム、オープニングだけじゃなく、オマケの演出関連がかなり綺麗&ユーモア感覚に溢れてます。ちょっとゲームの手を止めたときなど「INSIDE EA SPORTS」に収録されたこれだけでも、けっこう時間が潰せます。

 で、肝心のゲーム本編。
 エレクトロニック・アーツ・スクウェア(現エレクトロニック・アーツ)といえば、スポーツゲームを多く手がけているだけあって、5年前の発売を思えば、グラフィックはかなり頑張ってます。顔が全然似てないらしいのが、少々残念ですが。
 選択できるチーム数も非常に多く、なんとその規模、世界中のプロチームが237! 各国代表チームが122!!

 選手の移籍も自由自在だし、ファンにとってはまさしく酒池肉林であり好き勝手絶頂の夢舞台というか、それ以前に憶えられるか!

 ワールドカップ本戦モードだけではなく、予選を勝ち抜くモードがあったり、選手を作成できたりとモードも豊富で、楽しめればかなり長い時間遊べますね。

 ただ、やはりほぼ全てのボタンを使用するという過酷なプレイ環境(特に頭に)が、サッカーゲームに慣れていないプレイヤーには重くのしかかります。
 もともと野球とは違い、スピーディーな試合展開が売りなサッカーゲームで、実に9個のボタンを瞬時に判断しながら使う(当然、攻撃時と守備時ではボタンの効果も違うので、憶えることは実質二倍)というのは、すっかりアドベンチャーやRPGが普段のプレイの主流になってしまっているロートルにはかなりキツイです。
 あと、ゴールキーパーのセービングがなぜにオート? パスしたりボールに突進することはできるのに……。

 ドイツ大会では、余りの決定力のなさに、一部でコテンパンに叩かれた感のある日本代表。中田英寿が突然引退し、中沢佑二が身を引くことになってしまった2010年大会の日本代表がどうなるかは解りませんが、温故知新という意味でプレイしてみるのも悪くないかも。
 サッカーゲームファンの間では、あまり評価は高くないそうですが……。

(2006.07.27)