ドラスティック・キラー

2008年7月31日発売/バンダイナムコ/50点

 主人公は16歳の女の子。誕生日とほぼ同時にこの町に引っ越してきます。
 しかし、次に目覚めたとき、現実にあったのは、夢に見た転校生活ではなく、鏡の前にたたずむクリュードと名乗る男性でした。
 訳がわからぬまま主人公が呆けていると、クリュードはマシンガントークで喋り続けます。あなたは異世界イノラード人と地球人とハーフであること。母親がイノラード人だが、すでに記憶を失っていること。
 主人公は、真実を確かめに鏡に中に入りまする。すると、ショートだった髪がロングに成り、服装も変わり……ぶっちゃけ別人になってしまっていました。

 普通はここで「成人の儀」(成人式のようなもの)を女神像を前に誓うのですが、主人公が祈り始めたとたん地震が起こるわ雷鳴は響き渡るわ、ドえらいことになってしまいます。クリュードは原因を探るため、しばらく主人公を人間界に帰すのでした。

 地球人とイノラード人のハーフの主人公は、まず地上で生活の経験をつみその後ときどきイノラードを訪れてはその場の常識を得ていく、というアドベンチャーです。
 男の人とデートをしていると、ときどき「ラブスティール」というイベントが始まります。男性が恍惚の表情に成り、なぜか全裸に変身、主人公は、タイムアップする前に十時キーを使ってその身体を嘗め回す、というもの。これで魔力がたまるんなら、たまらない世界ですなあ。

 女の子向けADVなので、攻略対象はほぼ男性。桜井緋、桜井湊、桜井陸、桜井凪、イヴァ、皐月蓮、橘海斗(兄)、セイン・ドルアンルージュ、蘇芳時雨、麻野ありさ。の10名。
 とはいえ、桜井家の住人はイノラードの住人でもあるので、別のカタカナの名前も持ってます。
 果たして主人公は、日常生活を取り戻すのと同時に、見もあらぬ相手との縁談を粉砕する事ができるでしょうか?

 なお、ゲームの最初に、ミニアンケートがあります。性格診断のようなものですが、これが実に怖い。心にぐさぐさ突き刺さります。ちなみに、私の小悪魔度は35%でした。