カラオケスタジオ基本セット

1987年7月30日〜1988年2月18日発売/バンダイ/38点

 文字通り、ファミコンでカラオケを歌ってしまおうと言う、エポックメイキング魂にも限度があろうというソフト。マイクの付属した基本セットをファミコンに差込み、さらにそれに20曲の歌を追加できる「専用カセット」を差し込んで遊ぶ(歌う)、というなかなか本格的なシステムです。
 本物のカラオケよろしく、きちんと画面に歌詞とCGもでます。
 絵と音楽はまぁ、ファミコンだから限界があるんだけど、歌おうと思えば、これがまたけっこう普通に歌えるものだから面白い。

 収録極は右のとおりですが、全体的に年齢問わず歌えるように考慮して選曲してあるとは思うんですが、大人向けのほうが少々渋い選曲になってますね。私にわかる曲は半分もありませんが……。
 ただ、コストパフォーマンス的にはどうなのかな。「基本セット」+「専用カセット」二本の価格は1万5460円。それで曲数が54曲、というのは、ちょっと高く感じるかも知れません。
 また、やっぱりこういうのって、流行のはやりすたりが激しいので、通信機能が無いに等しかった当時の据え置き型ゲーム機で遊ぶには、やっぱり無理があったと思います。目新しさはあったろうけどね。

収録歌一覧

基本セット専用カセット1専用カセット2
「一年生になったら」「居酒屋」「北酒場」
「ジングルベル」「命くれない」「三年目の浮気」
「10人のインディアン」「与作」「熱き心に」
「イヌのおまわりさん」「ろくでなし」「北の旅人」
「おもちゃのちゃちゃちゃ」「もしかしてパート2」「瀬戸の花嫁」
「ゲゲゲの鬼太郎」「夜霧よ今夜もありがとう」「なごり雪」
「南の国のパームタウン」「昴」「ウェディングドレス」
「マスクマン」「いとしのエリー」「おらおら」
「はたらくくるま」「ストロベリータイム」「さよならの果実たち」
「からだげんき」「パンドラの恋人」「スターライト」
「赤いスイートピー」「君だけに」「スマイルアゲイン」
「デザイアー」「フィフティフィフティ」「難破船」
「ハデ」「ろくなもんじゃねぇ」「レディ」
「男と女のラブゲーム」「かまって音頭」「ワンダラー」
「雪国」「大きな栗の木の下で」「いとまきの唄」
「ゲンコツ山のタヌキさん」「お話し指さん」
「むすんでひらいて」「汽車ポッポ」
「ブンブンブン」「しゃぼん玉」
「山の音楽家」「手のひらを太陽に」
「ふしぎなポケット」「どんぐりころころ」