X-Men2 Wolverrin's Revenge

2004年7月22日発売/マイクロソフト/54点

 アメリカで映画『X-Men2』と同時に発売されたアクション・アドベンチャー。
 ……なんだけど、このウルヴァリンの似て無さっぷりはどうよ、正直(笑)。

 主役はウルヴァリンで、たぶんみんなの予想通り、濃いのなんのって。
 ストーリーもそれに負けず、けっこうディープ。どう見ても子供向けじゃない。
 まぁストーリーなんてあってないようなもんだから、セリフが全部英語のままでも、特に支障は無いんだけどね(原作を知らない人が買うようなタイトルとも思えんし)。

 アドベンチャー要素を入れてるだけあって、各所で迫られる選択はけっこう迫真。
 ステルス戦か正面突破か?
 どこでセンス能力を使って手がかりを見つけるか?
 などなど。

 まぁ、セリフだけじゃなくて難易度までしっかり「洋ゲー」なので、その時点で好みは分かれちゃいますが。
 即死系トラップとかが結構あって、わりと簡単に死んじゃいます。
 このへん、命の価値なんか薄っぺらくてもいいから、兎に角死にまくって身体で覚えろ!的な、洋ゲーテイスト満点。
 フェンスなんてぶち破れ、ぶち破れない扉は制御装置を肉弾で破壊!
 とかいうところも、肉食人種ならではのセンスでしょうか。

 声はウルヴァリン役がマーク・ハミル、プロフェッサーX役がパトリック・スチュワートと豪華なんだが、ゲームの難易度のイメージを覆すことはできなかった模様。
 ところでこのソフト、海外では8万本と、それなりの売り上げを見せましたが、肝心の日本で2004年7月に発売されて以来の売り上げが2005年1月現在235本ってホントですか。