おなじみの爆弾魔となって爆弾を設置し、数々の凶悪アイテムを使用して相手を妨害する対戦ゲームです。いやー、このシリーズはプレイヤーの性格出るよね。
この作品から「ルーイ」という動物が登場。乗っていれば一度は爆風にさらされても生き残れます。ステージは10種類。9種類のキャラから自キャラを選んでゲームスタート!
個人プレイも面白いけど、チーム戦がやたらと燃えます。
PCエンジンのダンジョン攻略型RPG。最大五人まで協力プレイが可能。
まるでギーガーがデザインしたような敵キャラが適度に気持ち悪くて良い感じ。
ただ、難易度が高くて、ダンジョンの中で不自然に吹いてる「風」が非常に厄介。
押し戻されそうになって強引に進むとそこには敵の大群が!みたいなこともあって、一瞬の油断もなりません。また回復魔法も効果が弱いので、一苦労です。RPG+パズルゲームという感じ。
私は友人とプレイしてましたが、1人でクリアできるんか、これ?
14歳から20歳までの美少女・美女を20人も集めて、この中からミスCD-ROM2を選んでしまおうという、いかにも野心が炸裂していたゲーム黎明期の野心的な一作。
CD-ROMの表現機能を生かす企画を考えたとき、真っ先に思いつくジャンルの一つは、やはりこういうのでしょうね。
彼女たちの通うクラスの担任になって一年間を共に過ごす学園アドベンチャー、と聞けば、「純真」という言葉をとうの昔に押入れの奥に投げこんでしまった身としては、どうしても「下級生」みたいな、PCから移植されたエロゲ的な内容しか思いつかないんですが、なにせヒロインは実写で、しかもミスCD-ROM2候補なワケで、エロチックな展開は無し。
それどころか正直、内容があるかどうかも、ちょっと微妙なところ。
とはいえ、もともとの趣旨がヒロインたちの可愛いグラビアを楽しむファンブックみたいなものなので、最初からそう割り切れば、充分にこれもアリ。
さすがに今見ると、PCエンジンのグラフィックパワーでは、ヒロインの可愛さを100%表現し切れているとはいえませんが、全員、生ボイスで喋るし、取説には全員の写真&プロフィールが掲載されているのでアフターフォローも万全。
しかし、14〜20歳という年齢は絶妙です。これがもう少し年上だと、学園アドベンチャーのヒロインというよりは、指名を待っているコスプレ風俗の指名写真一覧(以下、超不適切発言のため切断)。
なお、本作での投票を受けてミスCD-ROM2に選ばれたのは、井上麻美嬢。
後に「井上麻美 この星にたった一人の君」という、彼女をヒロインにしたアドベンチャーゲームが製作されたほか、ゲーム番組のMCや数本の映画にも出演、歌手としてCDも発売するなど、それなりの活躍を見せていました。
(「この星にたった一人の君」は多くのコスプレを披露した実写ADVで、当然のようにフルボイスだったので、けっこう製作は大変だったのでは?)
たぶん私が知る限り、世界で一番早く終わるレースゲームです。ゼロヨン(400メートルのストレートコースを、どれだけ早く走るかを競うレース)が主題だけに、勝負は遅くても15秒くらいで決着がついてしまいます。
また、コースはストレートしかないので、最初からブレーキも付いてないという超強気仕様。その代わりに「クラッチ」という厄介なものがついており、これがブレーキ以上に操作が煩雑で、効率よく切り替えないと、なかなか勝てません。
舞台がアメリカなのに、登場するのは日本車のみとか、肝心のレース部分がどうにも中途半端ですが、その分は膨大なミニゲームでカバー。レースであるのと同時にアドベンチャーでもある本作には、お金を稼ぐためのアルバイトとして数々のミニゲームが用意されてます。
さくっとプレイできるレース以上に、警備員のRPGにはまった人も多いのでは?
暴走族の女性版、いわゆる「レディース」をこれでもかとフィーチャーしまくった結果、徹底的に狂いに狂いまくった横スクロールアクション。無知な外国人が作ったニンジャゲームのレディース版という理解でほぼ間違いない。
作ったのが「超兄貴」のスタッフだし。
一度つかんだら死ぬまでボコれる「髪引っ張り」の存在や、伝説の武器が通信販売で手に入るなどの特異すぎるセンスについていけないと、ゲームの合間合間で登場する謎のポエムや、「西暦年になるまで待っても、このアイデアを出すのはこのゲームの開発者だけだろう」という、伝説かつ最狂のミニゲーム
「恐い顔グランプリ」
(相手をビビらせた方の勝ち、というショッキングなルールの「にらめっこ」。ボタン連打やレバガチャで二人のレディースの顔がだんだん怖くなっていくのだが、最終的には地球外生命体かゲル状のモンスターとしか思えないほど強烈な「面構え」になる。そこらのホラー映画よりも破壊力大)を見たときには、確実にショック死する。
「髪引っ張り」の存在もあって難易度は極端に低いが、対戦プレイも可能な「恐い顔グランプリ」のおかげで、心臓への負担はPCエンジンのゲームではトップクラスと思われる。
大昔このゲームやってて、なぜか試合の決着がキャメルクラッチだったS岡君、お元気でしょうか。
ファミコンの野球ゲームに一大革命を齎した名作「ファミリースタジアム」のPCエンジン移植版。「きたへふ」などの特徴的な名前や、ずんぐりむっくりの選手のグラフィック(モデルは本作の開発者・岸本好弘氏)を覚えてる人も多いのでは。
ファミリースタジアムは、初代にして全てが完成されていたという、ある意味奇跡のゲーム。後に続編がいっぱい出て、選手エディットができたり、パラメータが細分化されたり、新モードがついたり、投高打低になったり、選手が実名でなかったり、という細かい変化はありましたが、投球や進塁などの基本的なシステムはその後の野球ゲームのデファクトスタンダードになるほどで、本作もそのへんは全て初代から受け継いでおり、完成度の高さは折り紙つき。
ま、明らかなパ・リーグ軽視の戦略だけは頂けませんでしたけどね。ナムコスターズやメジャーリーガーズ、漫画キャラのチームを入れる余裕があるんなら、パ・リーグ全部入れろよ、と、パ・リーグファンだったこともある私は思うのでした。
本作は、対CPU、対人、ウォッチの3モードしかない極めて単純な内容ですが、それゆえに野球ゲームとして基本的な面白さを堪能できます。
システムがしっかりしていることで面白いのが縛りプレイ。……あ、身体を縛って野球をする変態プレイではなく、ルールを縛る限定プレイのことね。投球はストレートのみとか、塁に出たら必ず盗塁しなきゃいけないとか、かなり無茶なルールを勝手に作って遊ぶのがかなり面白かったです。
ただし安打も得点も二桁は当たり前で、しかも決着はリアルファイトになりがちですが。
時期的に阪神タイガースが非常に強く、現在の阪神の強さとは違う、ホームランでボカスカ点が取れるむちゃくちゃさを堪能するのもいいかもしれません。
シネマティック、と言う意味では初めてプレイしたRPGかな? いや、めちゃめちゃ感動したものです。
CD音源のサウンドがまたいい味出してましたね。街とフィールドの区別がなく、シームレスに移動できるのも、ストレスがなくてよかったです。ちょっとロードが長かったか。
見下ろしがたのフィールドにキャラが散らばる戦闘だけが、唯一アクが強く、基本的にAI戦闘なので、仲間にはっきりとした命令が出せないのが良し悪し。特徴は出ますけどね。タムリン・ビームとか。
ストーリーも上質で、これ当時の金字塔の一つじゃなかろうか。