ストールン・ソング

 さて、本作はソニーが出した「音楽AC+ADV」です。後半の「+ADV」っていうあたりが大問題なんですけど、とりあえず話を続けます。

 音楽アクションということで、当然のように専用コントローラーがついてるんですが、これがなんとギターピック! これを、本物のギターを爪弾くのと同じように、テニスラケットなどで弾いて使う本格派! …ラケットのほうは自分で用意しなくちゃいけませんケド。

 さて、アドべンチャーでもある本作は、幾つかのキーワードで貫かれています。それは、『努力』『根性』『ギター魂』、そして『布袋寅泰』!!
 そう、あの布袋(本作中では『HOTEI』)ですよ! あのロックでチューンな布袋ですよ!(音楽に詳しくないため、極めていい加減な表現)。彼を取り上げるゲームというものが、熱くならない筈がありません!

 音楽ゲームといっても、本作は練習に練習を重ねて、じわじわ楽しむタイプのものではありません。例えて言うなら、襲い来る困難をすべてギター対決で解決する、『クッキングファイター好』のようなゲームです。

 オール・ロサンゼルスロケで東京と言い張る魔都っぷり全開な東京で、HOTEIを巡る数々の事件が起こります。主人公は、時に疑われ、時に仲間と協力し合いながら、トラブルを熱いギター魂で切り抜け、奪われたHOTEIの新曲を取り返すのだ!

 そして、救出されたHOTEIの言葉。
『曲を盗まれようがギターを折られようが、俺の魂は俺のモノだぜ!』
『俺に言えるのは、魂の無い音楽にパワーは生めないってことさ』

 熱いぜええええええ!!

 確かに、ピックを使った動作には、かなり激しい動きを要求されるし、難しいフレーズも結構あります。しかし、それを乗り越えさせる布袋の熱さが、確かに伝わってくるのです。
 拳を握るならギターをとれ! 口で語るならギターで語れ! 本作は、そんな独特の熱さに満ち溢れた快作なのです。


ジャンル:音楽アクション
メーカー:SCE
発売日:1998/05/21
価格:¥6800
KEEF'sPOINT:80
お勧め度:B