なんきんのアドベンチア

 これも、なんというか不思議な感覚、というか、ひたすらヘンテコな感じのゲームでしたね。
 キャラデザになんきん氏を登用したことで、すべてが異次元の方向に向かってしまったと言うか。
 そういう意味では相原コージ氏を起用して異次元すら飛び越えた「摩訶摩訶」ってゲームも後に出ますが、こちらは「摩訶摩訶」に比べれば、比較的安直で簡単。


 タイトル画面からして既にこの脱力具合。



 一応、主人公の「ザビエル」がジパングの国で文明開化に勤しむ、というストーリーがあるにはあるのですが、当初の目的は開始直後からどこへやら。
 選択肢でストーリーが進む方式ですが、とにかく回答を間違えると、有無を言わさず一発死。そして、その場ですぐに復活。

 この軽いノリと低い難易度でも解るように、本作はなんきん氏の四コマ漫画や画風特有の(?)不条理でナンセンスなギャグを楽しむ為のゲームなのです。
 登場するキャラクターは、一癖二癖どころじゃすまないヘンな奴ばっかり。選択肢も大半は意味不明かつ突発的なシロモノで、まともに解こうとするとワケがわかりません。
 挙句の果てに、バカ殿の城に行ってバカ殿のちょんまげを切り、その頭を叩いたら「文明開化の音がした!」というメッセージが出て唐突に終わり(エンディング)。
 ええ? 文明開化ってそんなもん?(笑) いかにざんぎり頭だからって。

 手厳しい言い方をすれば、かなり人気があったバラエティクイズゲーム「ナゾラーランドシリーズ」の尻馬に乗っかる形で発売された本作。なんきん氏のアクの強さとこの不条理なシステムについて来れるか来れないかで、はっきり好き嫌いが分かれちゃいそうですね。


ジャンル:アドベンチャー
メーカー:サンソフト
発売日:1988/12/09
価格:¥3200
KEEF'sPOINT:28
お勧め度:D